★2011年8月1日(月)「加須」
<8月1日(月)加須の夏散歩>
東武伊勢崎線・加須駅改札口に集合したのは、江湖・田幸・村谷・山内の4名。
駅ビル1階の東武ストアで昼食の買い足しを行い、北口から外へ出る。
先ずは千方神社へ参拝。平安期に平将門の乱を治めた藤原秀郷の六男、鎮守府将軍修理太夫千方を祀るというから、由緒は充分あるので、本日の曇天継続を祈った。
境内には、悪魔が夜中に彷徨する際、直接家に来ないようにガードしたという石敢当(いしがんとう,せきかんとう)という、関東には珍しい石碑が残っていた。本来は中国の慣わしらしいが、なぜ当地にあるのかは不明。
続いて、やはり立派な造りの光明寺に参拝してから、加須幼稚園の元気な園児の声を聴きながら、会の川親水公園に出る。
水路の流れは節電のため空だったが、池には金・紅・青の立派な緋鯉が悠々と泳いでいる。
居合わせた老人男性の言では、市が放流したのではなく、有志?がいつの間にか持ち込んだそうだ。
木道が途切れた先は狭い通路だが、石の橋が続き風情が感じられる。青紫の花々が濁った川面に映える。
突き当たった伝承歩道橋を右折して、龍蔵寺へ。文和4年(1,355年)建立の古刹で、樹齢600年余の大銀杏と徳川将軍の9通の朱印状で有名だ。
いずれも広い寺域のお寺ばかりで、当地の裕福さが偲ばれる。
県道加須幸手線を横断して、こじんまりとしているが、これまた立派な諏訪神社を参拝した後、少し先の諏訪公園に入ったのが、丁度11時半。昼食休憩とする。
江湖が見つけた藤棚の下の草むらでシートを広げる。
空は曇り、風が心地よい。持ち寄ったヘルシーなツマミを並べて、先ずは缶ビール。今日も健康に感謝する。山内が発見・購入してきた凍み豆腐の煮物が我らの年代にぴったりで大好評。打ち上げに備えておにぎりなどの出番はなしとした。
ワインと日本酒も空けて、12時のチャイムが心地よくお腹に響いた。
所用がある田幸と別れて、残る3名は加須警察署前からわき道へ右折する。
埼玉県下屈指の名門、不動岡高校の校舎に沿って南下し、関東三大不動尊の一つ・総願寺(不動ケ岡不動尊)に入る。門前に掲示された「何もかも 失われたと思っても 未来だけは残っている」という文に励まされる。
趣きある境内にある不動堂や黒門を鑑賞した後、再び不動岡高校前を通過して、警察署前にある加須手打ちうどん会加盟の名店・「子亀」に入店する。
昼食時間は過ぎていたのに空き席は少ないが、席を確保して先ずはビール。残る行程は1キロ弱とあって、1人前にしては多すぎる板わさと漬物をツマミに、地酒の冷酒300mlを4本追加。
締めに頼んだざるうどんは、出身が九州・北海道・関西と異なる3人が揃って生涯でもベスト3に入ると激賞した味だった。
ゆるゆると加須駅に戻り、帰途に着きました。
激戦区・埼玉県を勝ち抜いて甲子園に挑む地元加須市所在の花咲徳栄高校の檄文が随所にある夏散歩でした。(村谷 記)
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コース
東武伊勢崎線・加須駅〜千方神社〜光明寺〜龍蔵寺〜不動ヶ岡不動尊・総願寺〜加須駅
<5キロ、1時間半+α>