夏休みが始まり奥多摩方面に向かう大勢のハイカーと別れて、JR線・青梅駅に下車したのは、滝澤・左近・酒井・田幸・山岡・村谷の6名。
駅前のセブンイレブンで昼食の買い 足しを行い、線路に並行して奥多摩方面に進む。
道沿いにある長年愛用していた天麩羅の老舗「天徳」は、昨年 後継者不在で閉店したが、店舗の入り口が開いていたので中をのぞくとご主人夫婦が並んで座っていた。店は閉めたが愛用した食器や壇一雄など文人の書はそのまま保存しているという。
上天丼定食850円のおいしさを回顧しながら、枝垂桜の梅岩寺へ。参拝ののち、踏切を渡って小曽木街道に出る。ほとんど車の往来がない青梅坂を上り、お馴染みの青梅丘陵をトンネルで潜り抜けた。
黒沢川に雁行しながら山里の風景や満開の山百合やノウゼンカズラ、早くも咲き始めたハギやキキョウなどを鑑賞する。
左手にある小ぶりな村社・大熊神社に参拝、本日の天候と無事をお祈りする。
平成14年に葺き替えたわら屋根の神楽殿が目立つ。
続いて多摩青梅七福神の一つ・聞修院に水飲み休憩を兼ねて立ち寄った。
寺の名前には同じものが少なくないが、当院は全国でも唯一とは珍しい。
桧皮葺きの本堂にお参りし、錦鯉が悠々と泳ぐ池の脇にあるベンチで一息入れる。
背が高い木々に囲まれた境内には爽やかな風がそよぎ、トイレも整備されていた。
大いに生気を取り戻して、中山通りへと右折する。なかなかの急坂が続くが、登りつめた地点に広い多摩団地があった。
再び急坂を下りはじめると、買い物カートに野菜を満載したおば(あ)さんが登ってくる。
成木街道に出た所に青梅駅や河辺駅行きのバス停があったが、団地住民の毎日の通勤、買い物のご苦労が偲ばれる。
少し成木街道を下り、左手の広大な森に囲まれた虎柏神社へ入る。
時間の頃合も良いので、左近が見つけた広い大樹に囲まれた駐車場の一角にシートを広げて昼食大休憩。
左近家定番の烏賊煮、山岡が入手した松前漬け、酒井手作りのゴーヤの佃煮などなど、いつもにも増して豪華なおかず&ツマミが勢ぞろいした。
先ずは缶ビールで乾杯。そよ風が通り抜けて心地よい。ウグイスや 今年初めて聞くミンミンゼミの鳴き声をバックグラウンドミュージックに、お互いの近況、高校野球地区予選状況や、夏の旅行計画などを情報交換した。
締めのデザートとお土産用にと、わざわざ酒井が1.5kgほど摘んできてくれたブルーベリーの一部を味わって、お開きとした。
山百合が咲き乱れる小道を抜けて、霞川の源流・霞池がある天寧寺の見事な山門をくぐる。
醤油の老舗・山崎醤油で溜り漬けを購入するつもりだったが、セブンイレブン(裏側は確認していないが)に変身?していた。
青梅街道に突き当たると、左手が東青梅駅。踏み切りを渡り、来々軒に入り、生ビール・焼酎に、餃子などで閉めました。
花々に囲まれた里の散歩ができました。(村谷 記)
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コース
JR青梅線・青梅駅〜梅岩寺〜小曽木街道・青梅坂〜聞修院〜中山通り〜多摩団地〜虎柏神社〜天寧寺〜成木街道〜JR青梅線・東青梅駅
<歩行距離7Km、歩行時間3時間>
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