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★2011年5月31日(火)「川崎市郊外の寺社散歩・たちばなの散歩道(武蔵新城駅〜梶ヶ谷駅)」

 梅雨の晴れ間となったJR南武線・武蔵新城駅に集合したのは、滝澤・百石・田幸・村谷の4名。

 南口バス停から 川63番・井田営業所前行き に乗車した。
車窓から我ら同様につかの間の好天を利して遠足中の小学生の一団が右手の歩道を進む。左手の細い流れに沿って桜並木が続く
江川遊歩道は狭いながらも快適な散歩道のようだ。
   
 一旦
中原街道に出て、すぐに千年(ちとせ)交差点を右折して子母口(しぼぐち)バス停で下車。目の前のコンビニで昼食の買い足しを行う。

 坂道を登りつめると梶ケ谷駅まで5キロの「
たちばなの散歩道」が始まる。
先ずは閑静な住宅街の一番高い場所にある
子母口貝塚まで結構な坂道をひと登り。
多摩丘陵で発見された最古の貝塚で、約8,000年前の先人が食した マガキ・ヤマトシジミ・ハマグリなどの貝殻や スズキ・クロダイ・真鯛などの骨が多数発見されていて、縄文期には 先ほど降りたバス停あたりまで海だったことを学ぶ。
   
 坂道を下り返して
富士見台古墳へ。近接する橘樹(たちばな)神社とともに、日本武尊が荒海を鎮めるために海中に身を投じた弟橘姫の衣と冠がこの地に漂着して、それをを祀った場所だという。
現在は四方を住宅に囲まれて、往時を偲ぶ面影はなく、古墳の上からは武蔵小杉の高層ビルが数棟望めるだけだった。

 橘樹神社先の
伊藤家の長屋門を見学してから、橘樹神社下の公園で昼食休憩とする。
日差しを避けて木陰にシートを拡げて、例によってヘルシーなツマミ群を並べてから、缶ビールで乾杯。
 何度か坂を上り下りして、かいた汗がすっと引いてゆく。村谷が久々に持参のバーナーでウインナーを暖めて提供。
明日からは6月、この時期恒例の「谷川岳を登る会」の尾瀬ヶ原行き、村谷の南北アルプス行きなど話題は尽きない。

 ワインも空けたので出発。真言宗智山派
蓮乗院前から折り返して、中原街道に出る。
信号を横断し、能満寺に続く坂道を探していたら、こちらですよと教えてくれた女性に従って進むとショートカットしたらしく次の
影向寺(ようごうじ)の門前に来ていた。
その間、
ホタルの里のある、たちばなふれあいの森にも惹かれたが坂道を往復する気もなく、通過し、山門を潜る。天平11年(739)に聖武天皇勅命により伽藍が建立されたというまさに古刹で、火災で焼失し江戸期に再建されたという薬師堂や徳太子堂などが林立する広大なお寺だった。
 
 続く
野川神明社にも参拝して、第三京浜を跨ぎ越え、紅白の煙突が目立つ橘資源化処理事業所に隣接する川崎市民プラザに入館する。
余熱利用の温水プール、500席のふるさと劇場、日本庭園、レストランなど充実した設備に驚く。各種サークル活動も行われているようで、平日の今日の利用者は我らと同年輩の方々が殆どだったが、恵まれた環境がうらやましい。

 休息後、再び たちばなの散歩道を辿り、
梶ヶ谷第三公園へ。矢上川左岸に聳え立つ6世紀に建造された西福寺古墳が直径35メートルの原型をほぼ残している。
   
 広々した梶ヶ谷第一公園は省略して、東急田園都市線・
梶ヶ谷駅前にゴールイン。
東急ストアのまん前の2階で営業中の「
らーめん 翔太」に入り、生ビール&グラスワインと餃子&カラネギ等で軽く締めました。
   
 好天と微風、小刻みなアップダウンに恵まれた高台散歩でした。(村谷 記)


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 コース
  JR南武線・武蔵新城駅=(バス5分)=子母口バス停〜子母口貝塚〜蓮乗寺〜橘樹神社〜富士見台古墳〜影向寺〜影向古墳〜安全地蔵尊〜梶ヶ谷第3公園〜東急田園都市線・梶ヶ谷駅
      <歩行距離9Km,歩行時間3時間>


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 【管理人付記】
  本日、管理人宅のうさぎ「ジョー」が逝去しました。ありがとうでした。

  

さんぽ

※川崎市役所作成「たちばなの散歩道」の地図付き案内ページへ