<旧日光街道宿場町草加と綾瀬川散策>
曇天・微風の東武伊勢崎線・
草加駅改札口に集合したのは、百石・田幸・村谷・山内の4名。
先ずは、東口からイトーヨーカドーとMARUIの間の広いバス道路を進む。
旧日光街道(「人力」さんのページ)」と現
日光街道との間にある
八幡神社にお参りして、本日の無事と曇天継続を祈る。
草加団地の向かい側にあるコンビニで昼食用の飲料と食料を買い足す。
伝右川を越えてすぐに
綾瀬川。手代新橋から右岸を上流に進む。
YSCさんぽではお馴染みの見沼代用水の下流に当たり、緩やかな流れは変わらない。
何台かの車とすれ違いながら
八条大橋を渡ると程なく遊歩道になる。
江戸時代には、上流の米穀などの物資を運ぶ船が盛んに行き交ったという
札場河岸が出現。
左手脇には、明治中期に築造されたレンガ造りの
甚左衛門堰が健在だった。
自然木のベンチで飲み物休憩。いつの間にか日差しが出てきた。
川沿いの桜並木を
早咲きのツツジを見ながらのんびりと歩き旧日光街道との合流点付近にたどり着くと、
五角形の木造製の望楼があった。田幸&村谷が登ってみたが、現在は建造物に遮られそれほど展望はない。
草加宿は千住に次いで日光街道2番目の宿場。江戸深川から船で下り、千住大橋で船から上がって街道を歩き出した姿を描いた
松尾芭蕉像の前では、新俳句を愉しむ会・埼玉支部の会員20名近くの高齢者集団が記念撮影中。
正岡子規の梅を詠んだ句碑「梅を見て野を見て行きぬ草加迄」もあり、絶好の吟行ポイントらしい。
草加松原遊歩道 に架かる歩行者専用の、タイル製の草加宿の浮世絵がはめ込まれた太鼓橋・
矢立橋を横断。
この先は。日光街道でも有数の
千本松原が1キロ半ほど続く。
足元の優しい砂地の遊歩道を進み、
ハープ橋で対岸に渡り、芝桜が植えられたばかりの草むらで昼食休憩。
半月以上ブランクがあったため、情報交換が尽きないが、ビール・日本酒・ワインも1時間ほどでなくなったので御輿を上げた。
街道沿いの宿場に相応しい伝統産業を見学しようと
草加市文化会館に立ち寄るが、あいにく臨時休館日だった。
松原大橋たもとのトイレを使い、その北側、『おくのほそ道』の
「今年元禄二年にや、奥羽長途の行脚、ただかりそめに思ひたちえ、呉天に白髪の恨みを 重ぬといへども、耳にふれていまだに見ぬさかひ、もし生きて帰らばと定めなき頼みの末
をかけ、その日やうやう草加といふ宿にたどり着きにけり」の条が刻まれている松
尾芭蕉文学碑で学習してから折り返す。
此処も太鼓橋で、奥の細道に因んで
百代橋と呼ばれる。
先ほど渡った矢立橋をもう一度越えて、
芭蕉翁像から
旧日光街道へ入る。
草加せんべい発祥の地石碑脇から今も煎餅屋が多い通りを南下し、右手奥の
東福寺へ参拝し、本日の無事と天候に感謝。
草加せんべいを作り始めたおせんさん を記念した茶屋脇を右折し、大正15年建設の、埼玉県初の鉄筋コンクリートづくりの草加小学校の建物を保存した国指定文化財にもなっている
歴史民俗資料館(入場無料) に入り、草加宿の歴史と文化を勉強した。
午後2時、
草加駅前に帰着。昭和3年創業!着席すると、すぐに ゆで玉子が出てくる
ラーメン店・珍来 総本店 草加駅前店 に入店し、衣にたっぷりと下味がついた餃子などをツマミに、生ビール&老酒で締めました。
本日も雨なし、強い日差しなし、微風のさわやかな春散歩になりました。(村谷 記)
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コース
東武伊勢崎線・草加駅〜手代新橋〜札場河岸公園〜草加市文化会館〜草加松原遊歩道(千本松原)〜草加せんべい発祥の地〜おせん茶屋〜東福寺〜市立歴史民俗資料館(草加小学校隣接)〜草加駅
<歩行距離:約6Km,歩行時間:1時間半+見学時間>
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