<2月8日(火)文京区の史跡散歩(水道橋駅~水道橋駅)>
東京ドームのイベントに向かう女性たちの大群に押されながら、JR総武線・水道橋駅西口改札前に集合したのは、滝澤・左近・江湖・田幸・百石・村谷の6名。
外堀通に沿って西へ進み、先ずは小石川後楽園に入る(65歳以上は若者の半額、150円)。
水戸徳川家の上屋敷跡で、二代目藩主光圀公が丹精込めて整備したという中国様式を取り入れた庭園では、丁度梅が咲き始めたところ。
偕楽園へ行く手間を省いて、つかの間の梅香を堪能する。
池ではコサギが今や獲物を捕らえんとばかり、われらなど無視して水面を凝視していた。
三脚を持参したり、スケッチブックを開いている本格鑑賞派のお邪魔をしないように庭園を一周して、門外に出る。
続いて、牛天神・北野神社へ。今や、マンションに囲まれて在り処が定かでない場所になってしまったが、江戸時代には高台に聳え立つ「撫で(牛)石」発祥の地として信仰を集めた場所だった。
古くは鎌倉期に源頼朝が奥州征伐の途中に当地で休息した際、夢の中で菅原道真公が牛に乗って現れたということから牛天神として信仰されている。
特に受験生の孫もいない我らだったが天下泰平を祈願して、旧神田上水に沿って緩やかな坂道を上る。
金富小学校先を右折し、急な今井坂を上り、坂の途中、今は国際仏教学大学院大学の敷地になっている徳川慶喜終焉の地に立ち寄り、春日通りに出て、茗荷谷駅方向へ進む。
小石川5丁目交差点で桜並木の播磨坂へ右折する。並木の中に1本、河津桜があり1分咲き程度だが濃いピンクの花を咲かせていた。
千川通りを右折して、12時丁度に、セブンイレブンに入店し、各々昼食の買い増しを行う。
入園料330円を支払って小石川植物園に入る。入り口でたった今、セブンイレブンで購入してきたワインと日本酒を取り上げられた。本園内は禁酒・禁煙と。
曇り空を破るように日差しが差してきた。広々とした園内を散歩。巨大な満開の寒桜の下で、甘い香りを満喫する。
植物園に相応しく1本1本の種類が違う梅の木々を鑑賞した。
植物園内での昼食をあきらめ、地図で適当な場所を探すと、東洋大学南門と白山神社の間に白山公園があるので、ここを目指すことにした。
またまた、本日何番目かの登り坂・御殿坂を上りきって白山通りへ。
京華学園脇から白山神社横の、明治24年開園という由緒ある?白山公園に入り、やや遅めの昼食とする。誰もいない公園で、持参のシートを広げあって先ずは乾杯。
山岡から差し入れいただいた まぐろ酒盗や 持ち寄ったツマミで話が弾むのはいつもの通り。村谷持参のバーナーで沸かした湯で作ったホットウイスキーが売れました。
「東京十社(日枝神社・根津神社・芝大神宮・神田神社・白山神社・亀戸天神社・品川神社・富岡八幡宮・王子神社・赤坂氷川神社) 巡り」の一社、白山神社を詣で、参道に沿って白山通りに戻り、樋口一葉終焉の地を訪ねた。
次は、こんにゃくゑんま・源覚寺で本日の無事を謝し、眼病平癒をお願い。
1937年に当寺を出発し サイパンへ、その後テキサスを経て1974年に帰寺した 汎太平洋の鐘 を感慨深く眺めました。
春日通を渡って、文京シビックセンターへ入館。25階の展望台から、本日の行程を鳥瞰して、東にスカイツリーを眺め、西に新宿新都心を望み、改めて首都東京の奥深さを再確認しました。(村谷 記)
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コース
JR総武線・水道橋駅~後楽橋~小石川後楽園~牛天神・北野神社~徳川慶喜終焉の地~今井坂~春日通~播磨坂~小石川植物園~白山神社~樋口一葉終焉の地~こんにゃくゑんま・源覚寺~文京シビックセンター展望ラウンジ~水道橋駅
<歩行時間、植物園内散策を含み、 約2時間半>
※西武グループ・温故知新東京歩き「春日コース」 の一部+αを歩きました。⇒リンクが切れたようです。
※ 小石川後楽園紹介のページへ
※ 小石川植物園のホームページへ
※ こんにゃく閻魔・源覚寺…wikipediaのページへ
★2011年2月8日(火)「春日(徳川家ゆかりの地を巡るコース)」
白山公園にて