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 国府津駅のホームに降り立った人々のほとんどが中央の御殿場線への乗り換え階段を登って行く。
ここ数日、テレビなどで何度も紹介されている曽我梅林観光へ向う人が多いのでは?

 最 熱海寄りにある駅改札口に、松戸・滝澤・田幸・古澤・初参加の小岡(英)・清水・村谷が集まった。
今朝、6時半頃 吾妻山に登って来た小岡から 「きれいに咲きそろった菜の花の上に富士山、その頂上に大きな満月が沈んで行った」との報告に接したが、気温が上がってきて、 かつ無風、もやってきている。われらが登るころフジヤマは…

 駅前から国道1号線へ出て、小田原方向にちょっと進み、
 「国府津・曽我丘陵ウォーキングコース】 の指導標に従い、県道72号線へと右折し、東海道線をくぐると、菅原神社がある。
境内には
紅梅が咲き、曽我兄弟が隠れたという岩、ムクノキの古木などがあり、鑑賞。本殿で本日の無事と、吾妻山から富士山が拝めるよう、また関係者に受験生のいる者はその合格祈願をした。

 菅原神社から
光明寺前へと北上し、指導標に従い、左折、坂道を上って行くと、ミカン畑の前でミカン売りのおばさんから各小1個の蜜柑を頂く。ちょっと酸っぱめなのが美味しい。
良型8個入り一袋¥100とのことで、購入。

 傾斜が緩くなって、
ミカン畑の下に 国府津駅や相模湾も見えて、一休み。
家族連れのさんぽ人がそぞろ登って来る。

 
無線中継アンテナ横を通り過ぎ、「国府津・曽我丘陵ウォーキングコース」 から離脱し右折、 幅の広い農道をゆっくりと下って行くと大山〜三ノ塔〜丹沢の山並みが現れる。

 眼下に東海道新幹線の線路が見下ろせる
ミカン畑の平らなところをお借りし、新幹線の行き交うのを眺めながら昼食にすることとした。

 まず新人歓迎の乾杯!やわらかい日差しの下、コンロで松戸がオデンを暖め、滝澤はホットウィスキーづくり、村谷が焼きソバを、などなど持ち寄りの豊富なオカズをつまみ、飲みながら、初参加の小岡から二宮地方の情報をいただき、各人の新年1ヶ月間の行動状況交換をして、1時間ほど歓談。

 みかん畑の中の農道を下り、
新幹線の線路の道へ出て、行き交う新幹線と併走いや併歩。
タマネギや梅畑の間を通って、スイセンや紅梅が庭先に咲く民家が並ぶようになり、シジュウカラの「ツーピーツーピー…」と鳴く姿やセグロセキレイのせわしなく尾っぽを振る姿を観察しながら、モズたちのうるさい鳴き声を聞き「百舌鳥」の命名を納得する。

 廣宣寺前、
上町公民館前を過ぎ、右折して東海道新幹線のガード下をくぐって、バス通りに出て、北条早雲の位牌と「鐘薮民話」にまつわる広済寺入口前に建つ説明板でいにしえを偲んだ。

 
鐘薮バス停前の信号で左の路地に入り、中村川に架かる下原橋で下を覗くと、黒鯉が数十匹と緋鯉1匹がこちらを見上げ餌をねだっている。 が、彼らの肥満を防ぐため、そのまま通過する。
橋を渡った右側に牛舎があり、覗くと数十匹の牝ウシが巨乳を競って並んでいました。

 民家が点在する道を進むと「
川匂の湯場」跡。池に浮いているのは熱帯植物のホテイアオイ、布袋葵、ホテイ草、厳冬期にもかかわらず、緑色だ。黒い金魚が見える。
「明治時代には湯宿が建ちたいそうにぎわいましたが、関東大震災の影響で湯が出なくなったが、今でも僅かに湯が染みだしている」とのことで、納得。

 
二宮西中学校を見ながら進むと、相模国二之宮、 川匂神社 に到着。
 最下段の鳥居横にザックを置き、階段を登り茅葺きの神門をくぐると、
夫婦杉や、品格ある社殿が目に入る。
参道の右側は節分祭の準備がされている。
よくばって夫婦&家族和合と縁結びをお願いする。
 なお、関八州総鎮護にして相模国一之宮が寒川神社、三之宮が比々多神社、四之宮が前鳥神社、一国一社の平塚八幡宮、相模国の総社が六所神社。
この六社が毎年5月5日に大磯に集まり「相模国府祭」
が開かれるとのこと。

 階段を下り、まっすぐに進み、突き当りを左折して、カラオケ演歌の歌声がもれてくる地域の集会所の前を歩き、吾妻山が近づいてきて協議 ⇒ 梅沢登り口から山頂まで同じ階段道を往復するのはつまらない。∴釜野登り口から登って梅沢登り口へ下りようと。


 
西野小学校方向へと左折、釜野隧道をくぐったところ左に「吾妻山公園釜野登り口」の案内があり、登り始める。
上からおじさん、おばさん、若者、親子がひっきりなしに下ってくる。
「富士山はお隠れなされた」との残念なお言葉をいただくが、菜の花目指してえっちらおっちら登る。

 登りきると、人々人、芝生の
頂上広場、二宮町設置の眺望案内プレートで方角を確認、富士山や大島をこころの目で眺め、黄花と馥郁たる香り漂う菜の花畑を楽しむ。

 頂上広場の東端から階段を下りはじめ、河津桜はまだ咲き始めていない
吾妻神社で下山の無事と縁結びをお願いし、階段みちを東海道線の線路脇まで下り、歩道橋で線路をまたぎ超え、
日本橋から74kmの国道1号線へ出る。

 お江戸方向へ 「食事処・弁当・地魚・干物の 魚光・味さい」目指す。が、残念!“日曜日・定休”だ。
二宮駅南口駅前には適当な店が見当たらないので、改札口前を通り北口へ。

 駅前右、
中華・焼肉 宝亭の店頭にいた親父から、隣の和食「小松や」と同一経営につき“刺身の盛り合わせ”も出せるよ。とお誘いがあったが一応、視察の上と一旦お断りする。
が、数軒の飲み屋は日曜休業か開店時間前につき、
「宝亭」入店。

 いいちこのボトルを頼み、ナマビールで乾杯。突き出しはホタルイカの醤油漬だ。
地魚の“刺身の盛り合わせ”には、地元産のイカ、サザエやカマスも。
中華屋なので餃子を頼むと、これがバカウマ。

 話があちこち飛びながら、酔いが程よく回ってお開きとしました。


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コース
 JR東海道線・国府津駅〜菅原神社〜国府津・曽我丘陵ハイキングコースの一部〜無線中継局〜ミカン畑の道〜廣宣寺〜上町公民館〜診療所バス停交差点〜下原橋〜川匂の湯場〜川匂神社〜吾妻山公園釜野登り口〜吾妻山公園(標高:136m)〜吾妻神社〜梅沢登り口〜JR東海道線・二宮駅
    <合計歩行距離  約8Km 歩行時間約2時間半>


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   ※きまぐれハイキングさんの「国府津駅から二宮駅へ」のページへ。 準拠して歩きました。

   ※
二宮町観光協会のホームページ 

★2010年1月31日(日)「二宮、吾妻山」

さんぽ

国府津駅開業100周年記念碑

 昨年2月17日には富士山が綺麗に望めました。クリックしてご覧ください。

金魚↓

温泉の湯で枯れないホテイ草

みかん畑の向こうに国府津駅と相模湾

みかん畑で新幹線を待つ

新幹線

新幹線

梅花・梅香の菅原神社

節分祭の準備がすすむ川匂神社

↓ グレープフルーツ?

二宮駅の吾妻山 菜の花 PR看板