快晴の東海道線・二宮駅改札口に集合したのは、菅野・田幸・清水・村谷の4名。
そこに、地元の小岡(英)兄がベルギー産の高級チョコレート・JACQUESをお持ちいただき激励に来られ、一同大いに感謝申し上げる。
北口駅前のコンビニで昼食の補給を行い、いざ出発。
線路沿いに東に向かい県道に出る。明治39年から昭和10年までの間、二宮〜秦野間を繋ぐ軽便鉄道が大山詣りの人々を運んで走っていた場所らしいが、今や忙しく車が行き来する幹線道路に変貌している。
住宅街を抜け、 徳富蘇峰記念館 に到着。
本館は休館日だったが、お目当ての梅林は丁度満開だった。蘇峰の晩年の17年間秘書として尽くした塩崎彦市氏が自宅に遺産を管理していて、梅園は休みがなく入場料100円で古木の香りが満喫できる。
続いて県道に戻り、八幡神社+八坂神社+天満宮の3社が一箇所に集まっているめでたい神社を参詣した。元来は八幡神社だけだったが、地元にある4地区が夫々祭礼の神輿を求めたため残り2社を造営したらしい。
県道を横断して知足寺へ入る。曽我兄弟の墓と伝えられる墓碑に参拝する。傍らに浩宮皇太子が参拝されたという記念碑があった。
ここからは山道になる。竹林の快適な道だが、角度が急で大いに汗をかく。
吾妻山の尾根道に出た途端、眺望が広がって、江ノ島、三浦半島、房総半島から大島、伊豆半島まで一望できる。
ツツジの丘を通り抜けると、浅間神社に着く。800年前、源頼朝の富士の巻狩で父の仇・工藤祐経を討ち果たした曽我兄弟を称えて、地元二宮の花月尼が創建したらしい。
ここでもお参りし、更に坂道を進むと、どこからか水仙と菜の花の芳香が漂ってきて、標高136mの吾妻山頂上に到着した。
ちょうど満開の菜の花と、富士山を頂点に大山から明神岳までの連山がお出迎えで、一同思わず見とれてしまった。
時刻も丁度良く、山頂(136.2m)の石積の展望台の北風が避けられる一角で昼食休憩とする。先ずはビールで乾杯。急坂で掻いた汗が一度に収まってしまう。近況を交換しながら、次回以降の散歩の話題で盛り上がるのもいつもの通り。
菜の花畑と富士山のツーショットを心ゆくまで堪能した後、下山を開始する。
吾妻神社の本殿脇の河津桜を鑑賞した後、参道を下って下山する。
東海道線、国道一号線を横断して梅沢海岸に出ると、我ら同様、時間を持余した太公望たちが、キャスティングを行っていたが、いずれも釣果には与っていないようだった。
再び国道に戻り、二宮駅に向かい、清水が地元観光協会で下調べしておいた、食事処・弁当・地魚・干物の 魚光・味さいに入店する。
鯵とホウボウの刺身、烏賊入りのかき揚げ、鯵の干物鰯のみりん乾しなどを、ビールと菊正宗で堪能し、自家製の干物を土産に帰途についた。
4月中旬のツツジの時期の再訪(予定)を楽しみに散会した次第。(村谷 記)
※管理人追記:昨日、2月16日のNHK「おはよう日本」で、ヘリコプターから吾妻山頂上の菜の花畑を写した実況中継が放映されました。
清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
好天に恵まれ、素晴らしい眺望に感激です。
◆二宮駅の近くに徳富蘇峰記念館がありました。
「二宮の 蘇峰記念に 梅の庭」
◆花の吾妻山がこんなに美しいとは・・・色栄え!
「吾妻山 冨士に菜の花 大島も」
「菜の花の 先に輝く 白き富士」
◆帰りは梅沢海岸でゆったりと
「釣り人の 横に座って 春うらら」
◆反省会もやりましたヨ
「地魚の 看板見つけ 汗拭う」
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コース
JR東海道線・二宮駅〜徳富蘇峰記念館の梅園〜曽我兄弟の墓〜吾妻山公園(標高:136m)〜吾妻神社〜梅沢の梅〜梅沢海岸〜二宮駅
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※ 二宮町観光協会のホームページ
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★2009年2月17日(火) 「二宮、吾妻山」