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★2009年9月26日(土)「奥多摩・日原、巨樹と鍾乳洞巡り」

 週末の好天予報に誘われて、JR青梅線・奥多摩駅前バス停9時25分発・臨時東日原行きは、山行き姿の若者と中高年で満員。

 古澤&村谷が、車窓から早くも色づき始めた山々を眺めているうちに、川乗橋で新装成った百尋の滝経由・川乗山を目指す一団が下車。
 終点の
東日原バス停に9時45分到着。天祖山、鷹巣山、酉谷山、雲取山を目指す若者たちと、我らお手軽ハイカーが下車。

 先ずは、緩やかな坂道をのんびりと登って行く。予報どおりまだ曇り空なので、汗もかかず気持ちがよい。古びた店が並ぶが、シーズンオフとあってまったく人影がない。
 奇妙な形をした巨大な岩を鑑賞しているうちに、日原川の支流・小川谷にかかった
小川谷橋を渡った。左手へ5〜6時間行くと雲取山だが、我らは右折し、一石山神社へ参拝、いつものように本日の行程の無事を祈願した。

 石段を降りると、眼下の河原に日原鍾乳洞の入り口があった。600円の入場料と引き換えに洞窟内の地図をもらって内部へ入る。
 年中11度というひんやりした空気がお出迎え、天井が思ったより低く、足元も濡れているので慎重に進むが、それでも頭をぶっつけてしまった。
 洞内は一歩通行になっているので、標識に従って先ずは旧道から見学開始。修験者が開拓した?という経緯に相応しく、仏教にちなんだ名前が多かったが、鳩胸という名の岩もあった。
 弘法大師学問所もあるが、とても座るスペースが少ない。有名な水琴窟はきちんと澄んだ音が聞こえてきて看板に偽りがなかった。
 何度も階段を上下するので結構いい運動になる。
 昭和37年に発見されたという新洞はかなりの急階段を連続して登るため、入り口に 「老人と身体の弱い人お断り」との警告文があったが、当然われらは挑戦する。
 何とかたどり着いたが、旧洞ではほとんど見られなかった石筍があって苦労が報われる。

 初体験に満足して外に出ると、標高700mの冷気が暖かく感じられた。11時を回ったので昼食とし、有料駐車場(3時間500円)の先の河原で店開き。
 大いに汗をかいたので冷たいビールの味は格別だ。古澤が昨夜から仕込んでくれた牛肉の時雨煮は、よく味が浸み込んでいて絶好のツマミだ。お互いに2本目に進み、村谷持参のウインナーも煮汁で味あうとこれまた結構。盛秋の森林浴を満喫し、1時間の大休憩を終了するころには、すっかりと青空になっていた。

 帰りものんびりと下り、バス停脇の森林館(入場料200円)に立ち寄る。ビデオで巨木の勉強をした後、常駐していた高橋巨樹調査員さんに話を伺い、HPの交歓をしてからバス停に到着。
六つ石山の稜線が朝方とは比べものにならないほどくっきり。

 遅刻して別ルートで巨樹の一部と鍾乳洞を回った田幸と13時30分発のバスで合流、早々に
奥多摩駅にゴールインし、ついでに都の天然記念物・奥氷川神社の樹齢約700年、高さ約50mの巨樹・三本杉を鑑賞した。(村谷 記)

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 当初予定のコース
  JR・奥多摩駅〜(バス約35分)〜東日原バス停〜森林館〜巨樹ギャラリー〜日原ふるさと美術館〜巨樹コース〜一石山神社〜日原鍾乳洞〜東日原バス停〜(バス約35分)〜奥多摩駅
   <合計歩行時間 約3時間>
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   ※当初は、タチオンウオーキングさんの 「奥多摩・日原、巨樹と鍾乳洞めぐり」 に準拠しようとしました。
   ※奥多摩町観光協会ホームページへ 
    ※日原保勝会のホームページへ 


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