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★2009年6月24日(水)「野田、亀甲萬野田工場見学〜清水公園」

 昨夜来の雨がいつの間にあがっていた東武野田線・野田市駅改札口に集合したのは、田幸・村谷の晴れ男2名。その脇から、散歩地図を片手にした同年代の晴れ女?4名が街に飛び出していく。

 
 「もの知りしょうゆ館・むらさきの里」 見学を電話予約済みの我らは、徒歩5分の距離にあるキッコーマン野田工場へ向かう。
 広い構内の駐車場には、すでに柏市の小学校からの工場見学のバスが2台停車していた。

 見学開始時間の11時には間があったので、売店横にある喫茶
まめカフェへ入り、醤油味のソフトクリーム(250円)を注文する。甘さの中にきらりと光る一味がなかなかの感触で、市中に出回れば年齢層を問わずに受けそうだ。
また、無料でミニ豆腐を3種類の味の醤油で試食できるのも面白い。

 一緒の見学者は、幼稚園児5名を連れた若い母親3人に、若い二人連れだけと平日らしい。
 要領よく醤油の製造過程を纏めた15分ビデオと、材料や半製品等の現物、実際の製造工程を実感できる合計1時間の見学は、飽きさせない充実した内容だった。

 野田市が畑作地帯に立地し、利根運河に隣接した交通の要衝だったため、主原料の大豆・麦・塩の調達に便利だった上、江戸時代前期に開発された東北地方から江戸への一大輸送ルート大回し(銚子港〜利根川〜利根運河〜江戸川〜新川〜中川〜小名木川〜隅田川〜日本橋)コースに隣接していたことが改めて理解できた次第。

 お土産にもらった特選丸大豆の小瓶に加えて、夫々、「内面から美しく女性の毎日を応援します」との桃とざくろ酢(820円)を購入した。
 雨雲がどこかに行ってしまった正午に、工場を出て江戸川に向かう。
香取神社で本日の天候がこのまま続くように祈るのもいつもの通り。

 
野田橋の脇で、広々した江戸川土手を背景に記念?撮影する。自然が多く残された親しみ深さは、柴又付近と変わらない。
 天気も回復したので河原で昼食の予定だったが、労働金庫前にあるはずのコンビニも、土手近くの5号線脇のコンビニも廃業していて、幹線道路から外れた地方都市の寂しさを感じる。

 やむを得ず店屋物にすることとし、少し駅方面に戻ったところにあった野田橋名物・打ちたてゆでたてつけ汁うどん・
ゆでたて家に入り、熱々のつけ汁うどん(700円)を注文する。最低でも麺重量が400g、店を出たときには汗びっしょりだった。

 続いて
キッコーマン本社前へ。
近代的なビルの脇に、昔ながらの石造り+レンガ造りの建物が保存されていて、歴史の長さを実感する。
 徒歩数分の
 醤油博物館(野田市郷土博物館兼市民会館) に向かう。創業家・茂木家の邸宅と広大な庭園を寄贈したものだが、皇族も宿泊されたという由緒ある建築物だ。
昔の醤油作りの道具や、野口雨情や北原白秋の作品も閲覧できる(入場無料)。雨にぬれたアジサイやユリが片隅に咲いていた。
 続いて
愛宕駅近くにある真言宗豊山派・西光院と野田の総鎮守・愛宕神社に参拝したが、いずれも隆盛を誇った土地柄に相応しい荘重な建物だった。

 主要地方道
結城野田線を横切って、延宝年間(1673−81)に建築された 民家・旧花野井家住宅 に向かう。国の重要文化財に相応しい均斉のとれた屋根が美しい。
先ほどの醤油博物館と同様に月曜/火曜ともに休館とのことで、本日は水曜日、見学できてラッキーだった。

 赤い山門の真言宗豊山派・
金乗院も立派な建物で、参拝後、隣接する 清水公園 に入る。ザリガニ釣りの親子や、孤独な散歩を楽しむ老人また老人とすれ違う。

 青空が出てきて蒸し暑くなったので、広々したフィールドアスレチック場横のベンチでビール休憩を取る。今月から来月にかけての散歩日程などをツマミにミニ休憩。
 すっかり軽くなった足取りで、東武野田線・
清水公園駅にゴールイン。
柏・北千住経由で帰途に着きました。

 野田方面の天気予報では、昼ごろまで雨とのことでしたが、本日も、傘は杖代わりでした。(村谷 記)


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 コース
  東武野田線・野田市駅〜もの知り醤油館、キッコーマン醤油工場見学〜江戸川土手〜野田市郷土博物館、旧茂木家住宅〜須賀神社〜愛宕神社〜旧花野井家住宅〜清水公園〜東武野田線・清水公園駅
  <合計歩行時間 約2時間半+見学・鑑賞、散歩時間1時間半ほど>

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