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★2008年12月9日(火)「亀戸と両国周辺の寺社、公園、水辺」

<亀戸〜両国>
 仕事で忙しいサラリーマンや冬休み前の追い込みで授業に向かう学生に混じって、JR総武中央線・
亀戸駅北口改札前に集合したのは、田幸・山岡・酒井・村谷の4名。
 北口ロータリーを半周して、
明治通りを北上する。
 
蔵前橋通りを左折し、広重の名所江戸百景にも描かれた梅と藤の名所・亀戸天神に到着した。
花の盛りには押すな押すなの人出だが、広い境内には信心深い老人数名と我らだけ。
藤の葉の紅葉もなかなか乙な風景だった。
受験シーズン近しとあって、学問の神菅原道真公に志望校合格を祈願した札が鈴成りだ。

 打ち上げまでの本日の天候を祈願した後、東門から出て
香取神社へ。
江戸時代の名物だった亀戸大根の由来が記されており、平均30cmでは随分小ぶりだと専門家の酒井が診断する。
境内には亀戸の地名の起源が井戸からとの説明もあり、我らと同様に時間と体力に余裕があり好奇心旺盛な老人グループが勉強していた。

 おしゃもじ稲荷との異名をもつ
亀戸石井神社は小さいながら火除けの神様だったそうだ。

 
亀戸水神の境内で飲み物休憩とする。気温は低いが風がないので上着を脱いだ。

 
東武亀戸線の踏み切りを渡り、亀戸中央公園に入る。日立製作所亀戸工場の跡地を東京都が買収して公園として整備し、さざんかの花で知られる。
花がよく見える草地にシートを広げて昼食休憩とした。
 先ずはビールなどで乾杯した途端、12時のチャイムがどこからか聞こえてきた。酒井家手作りの大根の甘酢付け・山岡定番の板わさに、亀戸名物・銘柄牛の佐藤特製のカツサンドなども加わり、思わず知らず1時間の大休憩になってしまった。

 当初の予定では、大島緑道公園→砂町銀座→木場公園→仙台堀川公園→江戸深川資料館→清澄庭園を回ることになっていたが、下り坂の天気模様につき、山岡から
旧安田庭園の紅葉観賞の提案があり衆議一決、亀戸駅から電車で移動し、両国駅に下車したのが大正解だった。
ちょうど
紅葉真っ盛りで、池に映える赤や緑がまさに絶景だった。
 水辺では若い外人親子が、鯉に餌を与える姿が様になっている。

 
両国国技館前で、K.U君と久々の交歓を温めた後、横網町公園へ入り慰霊堂で大災害の犠牲者に鎮魂の意を表し、安田学園横を通り、蔵前橋から、隅田川テラスへ降りた。

 雨がぱらついてきたが、大きな庇が張り出しているので傘を差す必要がないのもラッキー。
以前、YSC散歩で隅田川15橋巡りをした時にあった青テント群は蔭も形もなく、見違えるほどに整備された遊歩道に生まれ変わっていた。
壁面には北斎と広重の手になる江戸の風景が次々に迎えてくれていて、一同吃驚する。
 特に、
北斎の手になる中国全土の絵図には万里の長城まで描かれていて、その該博な知識にまたまた驚かされた。

 
両国橋から京葉道路に上がり、大相撲の発祥の地・回向院にお参りしてから再び両国駅へ戻る。

 どうしても「
魚三」で“クサヤ”を肴に打ち上げがしたい山岡・田幸と、5合徳利を空けたい村谷の3名は酒井を見送った足で、都営大江戸線に乗車し門前仲町駅で下車、4時10分前に、お目当ての魚三酒場の行列に並ぶ。
雨が上がったばかりの寒い夕方だというのに、4時の開店時刻には、前に25名・後ろにも20名の行列ができていた。

 3名は2階へ、とのご指示に従い、階段を上がり、先ずはビールで乾杯、新鮮な刺身に箸をつけたのが午後4時1分と、健康に感謝して幸せをかみ締めた次第。(村谷 記)


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 コース
  JR総武線・亀戸駅〜亀戸天神〜香取神社〜亀戸水神〜亀戸中央公園〜亀戸駅=(電車)=両国駅〜旧安田庭園〜横網町公園〜隅田川テラス〜回向院〜JR総武線・両国駅
    <合計歩行距離 9Km、歩行約2時間半>


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