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★2008年9月24日(水) 「巾着田の曼珠沙華」

 湿度30% さわやかな秋空、西武秩父線・高麗駅前広場の「地下女将軍」柱前で、田幸&村谷の2名が集合した。
平常の倍の1時間に4本のペースで到着する電車から、次々に中高年 男女のグループとカップル が降りてきて、駅前広場は大混雑、新装成ったトイレも長蛇の列だ。

 改札前にの掲示板に巾着田の開花状況を張り出していた駅員から 「本日から手前だけではなく奥のほうも見ごろになりました。あと数日間が、まさに見ごろです」 とのご託宣をもらい、勇んで出発する。

 普段ならば歩いている人にも滅多にお目にかからない道筋に、地元産の野菜や栗、ハナナスや加工品を売る店が列を成しており、慣れない様子で呼び込みを行っている。

 田に向う道の両側に咲く
赤いマンジュシャゲの 花々の数が一段と増えていて、地元の努力の跡が窺われた。

 一昨日の雨で水嵩を増した
高麗川の堰堤に、大きなアオサギがじっと停まっており、望遠レンズを構えたカメラマンが、撮影に余念がない。

 川沿いの遊歩道を進み、1番入場口から 200円を支払い入場する。
目の前には、西武鉄道の駅員の言葉どおり、例年にも増して厚い
真っ赤な絨毯が広がっていて、あちらこちらから感嘆の声が届く。

 手前のAゾーンを堪能し、奥のBゾーンに移ったが、こちらも九分咲きの状態でまさに見ごろだった。
 
あいあい橋の上から見た、赤い彼岸花と濃い緑の林、そして高麗川のせせらぎの三重奏は、今年のYSC散歩の中でも抜群のレベルだ。

 続いて
高麗小学校を半周し、養鶏場の先から高麗峠へと向う。
飯能方面から巾着田に向うハイカーと引っ切り無しにすれ違うが、若者が誰も居らず、今日はウイークデーだったと思い出す。

 
高麗峠(標高177m)で一息入れていると、木の枝を杖代わりにした面々と、「彼岸花の咲き具合はどうですか」⇒「絶好の見ごろですよ」との会話を交わす。
  
 遊歩道に沿った
武蔵丘ゴルフコースとお別れして、国道299号線を横断し、カンカン照りのコンクリートの道を天覧山方面に向う。
涼しい林間コースに入りほっとする。
両側に木の名札が続き、
杉と檜、クヌギとコナラの違いなどを勉強しながら進むと、12時のチャイムが聞こえてきたので、頂上直下のいつもの広場で昼食とした。

 先ずはビールで乾杯、持ち寄ったヘルシーなツマミを肴に、村谷が昨日 吉田兄主催の
大山街道歩きに、清水兄と参加、愛甲石田駅から大山ケーブルの駅まで、寺社めぐりをしながら歩いた道中記や 10月の尾瀬行きなどの打ち合わせを行った。

 
天覧山頂上(標高195m)ではバードウォッチングの一団が、双眼鏡や望遠鏡、望遠レンズ付きカメラを並べて、猛禽類の渡りを観察中。
富士山こそ見えなかったが、御前山・大岳山など奥多摩の山並みがくっきりと広がり、天覧山の名に相応しい眺めだった。
  
 ここからの下りは両名ともお馴染み、順調に1時過ぎには西武池袋線・
飯能駅
午後・夕刻の予定があるため打ち上げなし、帰途につきました。(村谷 記)


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 コース
  西武線・高麗駅〜(20分)〜巾着田〜(20分+鑑賞時間)〜あいあい橋〜(30分)〜高麗峠、標高177m〜(60分)〜天覧山、標高約195m〜(20分)〜飯能河原〜(20分)〜西武線・飯能駅、標高約120m
  <歩行時間 3時間弱>

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