★2008年9月4日(木)「関東ふれあいの道、埼玉県11番 : 義経伝説と滝のある道 」
曇り空の越生駅改札口に集合したのは、JR八高線利用の山岡と、東武東上線利用の村谷の2名。
停車中の9時22分発「黒山」行き川越観光自動車の路線バスに乗り込むと、我ら同様に時間に余裕があり出かける気力と体力がまだまだ残っている高年男女の先客が4名。
オフシーズンで人気がない越生梅林を通過し、トロン温泉が売り物らしいウエルサンピア埼玉おごせ(埼玉厚生年金休暇センター)で先客が全員下車し、終点の黒山バス停に降り立ったのは、我ら2名。
昨日来の雨で水量が増した越辺川に沿って、黒山三滝を目指す。
本日のコースは、関東ふれあいの道・埼玉県11番「義経伝説と滝のある道」(全長8キロ)を越生から吾野に辿ってみる。
渓流沿いに建つ東上閣や黒山鉱泉館には全く人影がない。
道端に「行きに予約すれば帰りに焼いた岩魚が食べられます」との看板が出ていたが、残念ながら山越えの我らは利用できないので通過する。
男の子2人と散歩中の若い母親を追い抜き、越辺川の支流三滝川に流れ落ちる男滝・女滝・天狗滝を足元に気をつけながらじっくりと鑑賞した。
10月26日(日)に開催される第10回記念大会「武蔵おごせハイキング大会」の標識が随所に設置されていて、格好の道案内になっている。
バス停から本日の最高地点・傘杉峠(標高:683m)までは、高い杉木立の間の山道をひたすら登るダイエットには最適のコースだが、ここ2ヶ月ほどは海岸やら街中散歩ばかりの我らには、標高差400mはなかなか手ごわい。
まだ色鮮やかに咲き残った山あじさいに励まされながら、傘杉峠に登りつめたときには汗びっしょりだった。
ここから昼食予定場所にしていた顔振峠(標高:500m)までは、舗装された車道歩きで、われらの横を何台も通過して行く。
源義経と弁慶の主従が東国に落ち延びる祭に、この峠からの眺めがあまりにも素晴しいので思わず振返ったという伝説に因んだ顔振峠には、3軒の茶屋があるが、広々したテラスがある七子茶屋を選び、持参の弁当を広げる。
先ずは缶ビールで乾杯、いつもながら旨い。
山岡持参の本わさび付・板わさや、村谷が築地で仕入れたくるみ小女子などをつまみながら、囲碁や10月に予定している尾瀬・(燧ケ岳 &) 尾瀬ヶ原の草もみじ散歩に話題が花咲く。
正面に見える伊豆ヶ岳とその奥の武川岳がくっきりと浮かぶ。
場所代代わりに注文した秩父錦のコップ酒を飲み干したところで、神輿を上げ、山道を下る。
少し雨がぱらついてきたが、幸い深い木立の間なので傘なしで済ませる。
舗装道路に降り立ったところで、これから登る40代と思しき男性から、「顔振峠の天候はどうでしたか」と尋ねられ、「今からでも大丈夫でしょう」と答える。
推理好きな両名で、木曜日午後休診の医者ではないかと憶測する。
吾野駅前にある武蔵野31番札所:法光寺に参拝し、本日の無事に感謝した。
あじさい館行きバスが30分後にあるが、次回の楽しみとして、飯能行き西武電車に乗車、一旦飯能の市街に出て、丸広百貨店7階の食堂に入店して、瓶ビールと地酒天覧山で本日の締めを行ってから散会した。(村谷 記)
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コース
東武東上線、JR八高線・越生駅〜(バス約25分)〜黒山バス停〜(15分)〜黒山三滝〜(15分)〜黒山・傘杉峠〜(15分)〜笹郷〜(45分)〜顔振峠、標高:500m)〜(50分)〜西武線・吾野駅、標高:約170m)
<歩行時間、約2時間半>
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