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★2008年8月26日(火)「YRP野比駅から、三浦の里山と海岸」

 朝方の東京地方は雨だったが、滝澤・山岡・田幸・村谷の4名が集合した京浜急行線・YRP野比駅改札口付近では、雨が降った形跡もなく、薄曇りの絶好のハイキング日和だ。

 この駅を起点とするYSC散歩は初めてだが、変わった駅名の由来は、「横須賀リサーチパーク」の略称で、丘陵地帯には電波情報通信技術に特化した研究開発拠点が60社以上進出しており、その合計昼間人口は1万人に近いという。
 駅前の停留所を発車するバスの乗客の大半が背広姿の若い男性というのも、日中の郊外駅の風景としては珍しい。
 米軍基地に居住するらしい外人の子ども達3名が、英語でおしゃべりしながら改札口を通り抜けていったのも横須賀ならではだろう。
 駅前のコンビにで、昼食の仕入れを行ったが、後を考えて軽めに控える。

 先ずは、バス通りの緩やかな坂を二列縦隊で登って行く。里山道入口までの800m程度の距離の間に、4軒もコンビニが出店していた。
 まだ夏休み中らしい
野比幼稚園の右脇から里山道に入ると、一気に田園風景が目の前に広がった。
野比川
を利用した棚田が出てきたが、既に水を落としているのに稲穂が小さいので、動物の飼料用では?と滝澤が推定し、流石に専門家だと一同感心する。
 畑の間の市道脇には、
萩の花が咲き出していた。

 丘の上に上り詰めると海がパノラマ状に展開していて、汗も引っ込んでしまう。
一段高いところにNECのビルが見えたので、一旦丘を下って再び登りかえす。
汗も再び出てきた。
 YRPの中心部を東西に走る
バラ街道に辿り着くと、本日の昼食予定地点はもう近い。
散歩中の老人に確認して
光の丘水辺公園に入ったのは、11時過ぎだった。元は、深い谷間だったところに、土砂を投入して、湿地帯と公園などに造成したものらしい。
野鳥観察所があり、念のため覗き窓から見たが、鳥さんはやはりお留守だった。

 園内には我らと同年輩の男女が、池の周りを散策しているだけで、池に咲く黄色い花の絨毯がよく見える草むらにシートを広げて軽昼食タイムとした。
 近代的な研究施設の建物が、
竹林の間から顔を出しているのもなかなか見られない光景だ。
 夫々大小のビールやカップ酒で乾杯し、ヘルシーなツマミを味わいながら、お盆をどう過ごしたかや、秋の登山・ハイキング計画についての情報交換を行った。

 いつもよりは短い中休憩を済ませて、下山?に取り掛かる。
時刻は12時少し前で、先ほどまで静まり返っていたYRPセンター前の路上に10台以上も弁当屋のライトバンが駐車しており、昼食を買い求める若手男女で溢れている。

 メニューと値段を調査したが、手作りトンカツ、イタリアンパスタ、地魚丼など内容の割には、お茶つきで600〜700円程度で、人気の理由が推察できた。
 
バラ街道を左折し、元の場所から移転したらしい四ツ田稲荷明神の先から、再び里山道を下り、YRP野比駅に着いたのはまだ1時前だった。
 そのまま
国道134号線を尻こすり坂交差点で横断し、野比海岸公園に出る。
海風に吹かれながら 広々した遊歩道を南下し、
野比川を越える。
橋の上から見下ろすと草フグの群れが水面を真ッ黒に染めていた。

 
長沢川の袂には、地元・長沢を愛した若山牧水夫婦の歌碑があり、 有名な「しらとりは 悲しからずや 海の青 空の青にも 染まず漂う」が刻まれていた。

 
長沢川沿いの遊歩道を辿って行き、京急長沢駅にゴールイン。下り電車に乗り込んで二駅先の三浦海岸駅で下車し、お目当ての回転すし屋・海鮮に入店すると、ボックス席が空いていてラッキー。
生ビール・吟醸冷酒で、地魚を心行くまで堪能した。(村谷 記)


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 コース
  京急久里浜線・YRP野比駅〜(25分)〜里山道A入口〜(20分)〜四ツ田稲荷〜(15分)〜光が丘水辺公園〜(15分)〜里山道B入口〜(25分)〜天照大神社〜(25分)〜野比海岸〜長沢海岸〜京急長沢駅=三浦海岸駅
    <合計歩行距離 7Km+海岸散歩、歩行約2時間+α>

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