★2008年5月20日(火)「浦和、田島ヶ原〜別所沼公園」
早朝から台風並みの雨風が吹き荒れ、東海道線の東京〜小田原間が運休するなど通勤の足を直撃した日の朝、集合時刻にJR武蔵野線・西浦和駅改札口に辿りついたのは村谷一名。
強風下の川歩きを避けて、「新・花の埼玉散歩37コース」の第一番・「田島ヶ原から秋ヶ瀬、別所沼公園、花と緑の散歩道」に変更した。
改札口を出ると雨は小降りで、風は止んでいる。
新大宮バイパスに沿って田島の交差点まで来ると、西側の空に青い部分が見える。
志木街道を左折し南下すると、右手にコンビニがあったので昼食の買出しを行う。
外に出るとすっかり雨が上がっており、傘は杖に早代わりした。
鴨川に架かった桜橋の上からは、秩父の山並みがくっきりと浮かぶ。
誰も居ないパイロット万年筆グラウンドに沿って坂を下り、駐車場脇から田島ヶ原さくら草公園に入った。
100万株のサクラソウが自生し、開花期の4月1日から5月10日の間は大変な人出になるそうだ。
この地域では、たびたび荒川が氾濫し、上流から流されてきた種子が定着したためだそうだが、天然記念物の背景には地元の苦難が隠れていた。
ノウルシ・チョウジソウ・タンポポと一緒に咲くサクラソウだが、時期外れで雨に打たれた後とあって、老境を迎えた往年の美人女優といった風情だった。また、ナルコユリが咲き始めていた。
浦和ゴルフ倶楽部練習場に沿って志木街道を潜ると、秋ヶ瀬公園になる。
まだ濡れている草を踏みしめながら、新緑の遊歩道を一人進む。スイセンが群生していた。
水棲植物園・野鳥園を通過、小さな池がある西洋庭園に着いたときには、すっかり青空になっていた。
誰もプレイしていないテニスコートの先から鴨川の土手に上がると、汗が出てきて上着を脱ぐ。
中土手橋で対岸に渡り公園管理事務所脇から、鴨川堤桜通り公園に入ったところで丁度12時、乾いたベンチがあったので昼食休憩とした。
靴を脱いで胡坐をかき、缶ビールを開ける。
一人のため、つまみは乾き物・チーズ・稲荷寿司しか仕入れなかったが、桜並木の下で広々とした畑を眺めながらの1杯はたまらない。
散歩中の老人男女が各1名ずつ傍を通っていったので、挨拶を交わす。
河原にはテレビ埼玉の巨大なテレビ塔が立っていて、少し場違いな雰囲気だ。
30分ほどで切り上げてサクラ並木に沿って進むと霧敷川の土手に出る。流れは名前負けして濁っていたが、右岸が整備された秋ヶ瀬緑道なので、食後の運動を兼ねてどんどん北上する。
新大宮バイパスを跨ぎ越えて暫く行くと、山茶花と獅子舞で知られた氷川神社に到着、本日のコンディションに感謝の参拝をした。
再び川沿いの緑道を北上し、東北・上越新幹線の高架が見えてきたところで、志木街道に出る。武蔵野線・埼京線を潜り抜けると、左手に創業100年の鰻の老舗・萬店(まんだな)の立派な店舗があるがそのまま通過し別所沼公園に入った。
広大な沼を周遊する700mの遊歩道は、雨でも歩ける柔らかなタータン製で、ジョギングする中高年男女と引っ切り無しにすれ違う。
入り口傍の池には,ハスやスイセンが咲きそろっていた。
志木街道を跨ぐ歩道橋を渡ると武蔵浦和駅まで続くサクラ並木と紫陽花の緑道・花と緑の散歩道になる。こちらも散歩する中高年で一杯。
早咲きのアジサイがチラホラ、そうしているうちに武蔵浦和駅に到着、時刻は午後1時50分でした。
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当初予定のコース
JR武蔵野線・西浦和駅〜(新大宮バイパス)〜(彩湖)〜道満グリーンパーク〜彩湖自然学習センター〜管理橋〜幸魂大橋(外環道)〜荒川第一調節池排水門〜笹目橋(首都高5号線)〜笹目水門〜(せせらぎ水路)〜戸田公園〜(埼京線・上越新幹線)〜浮間公園〜JR埼京線線・浮間舟渡駅
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