★2008年4月1日(火)「相模川、中流部(下溝〜社家)」
YSC 7年目の第一回散歩は、神奈川県の主要水道の水源である相模川中流部を逍遙した。
午前9時30分、JR相模線下溝駅改札口に集合したのは、清水・村谷の両名。県道46号線に沿って南下し、最初の信号を渡って川原に向う。
「三段の滝広場」の標識に従って木製の回廊を下っていくと、眼下に広々した相模川の流れが、その先には新緑の気配漂う大山と雪化粧が残った蛭が岳が全容を現している。
右手には特徴ある山頂の大岳山など奥多摩の嶺も浮かんでいた。
滝は、相模川に流れ込む鳩川分水路の落差を利用したもので、名物の大凧や流れを遡る鯉の絵が描かれている。
川沿いの遊歩道を進むが、きらきらした日差しは初夏のようだ。
入江のように川の水が入り込んだ場所では、われらと同様に、時間には不足がない男性たちが太公望を決め込んでいた。耳に入ってきた会話では、3時間ほど当たりがないのが普通だそうだ。
両岸ともに川原まで車で下りられるため、結構な荷物を持参していて、終日過ごすことができるのだろう。
所々に小屋まで設置されていて、日差しを避けながらおしゃべりしているグループもいた。
毎年5月の連休(4日・5日)に行われるの日本一の大凧揚げに使われる骨組みがあったので近寄ってみる。高さが大人の背丈ほどあり、長さは10m以上と巨大だった。
厚木地区の畑の灌漑用水を取水している磯部取水門に到着した。
川の中央には水を堰きとめる頭首工があり、岸寄りには鮎が遡上できるようにスロープが設けられている。橋が架かっていなかった頃は、この付近に磯部の渡しがあったという。
数百m先に、取水した用水を送る相模川伏越の巨大なコンクリートの橋が見えてきた。
さがみグリーンラインに入る。桜並木の遊歩道の川原側に、平成16年から植えられた芝桜の帯が広がる。現在も拡張中で、偶々作業中の一団にあったが、やはり?高齢男性だけだった。
ベンチで水のみ休憩とする。
大山と蛭が岳が競うように睥睨している。
後方の畑の菜の花も見ごろで、その先の相模線沿いには、桜並木が続いている。
遊歩道から川原に降りると、地元の老夫婦や老女グループが、散歩中。われらは足早に進み、1kmほどで芝桜とはお別れした。
座架依橋を潜る。
都会と違い食料調達が難しいためなのか、お馴染みの青テントがない。
国道246号線が走る新相模大橋を通過すると、県立相模三川公園だ。
中津川と小鮎川が合流している地点を整備したもので、スホ゜ーツ広場、各種健康遊具、芝生広場などがある。
時間もちょうどよいので、夕焼けの岡の下にある芝生で昼食とする。
鳩川沿いの桜が見ごろとあって、幼児を連れた母親グループで満員だったが、何とかスペースを確保し、シートを広げる。
先ずは冷やした缶ビールで、YSCさんぽ 7年目の順調なスタートを祝して第一回目の乾杯をする。日差しが強く喉越しが気持ちよい。
小一時間の休憩の後、先へ進む。
横須賀市まで水を運ぶ横須賀水道橋の脇に、相模最古の有鹿神社が有ったので、参拝した。
天正年間から「水もらい」神事が毎年行われているそうだ。
中央道と東名道を結ぶ海老名ジャンクション&インターの工事が進んでいて、川沿いの巨大なコンクリート柱が目に付き始めた。
あゆみ橋と相模大橋の先の小田急線の鉄橋は跨ぎ越える計画のようだった。
大山の陰から富士山が見えたのはラッキー。
大山街道を横断すると、すぐ左手は厚木駅だ。
われらは再び川原に降りたが、工事のため遊歩道は行けず、已む無く海老名運動公園に方向転換する。やはり桜が見ごろだった。
東名高速を潜り社家駅方面へ向う。
駅近くの相模川水道記念館は民営化されていた。
パンフレットをもらい、相模川が神奈川南東部の巨大な水がめだったことを確認することができた。
社家駅に着くと1分後に橋本駅行き電車が到着し、これも有鹿神社のご利益と感謝する。
午後3時30分、海老名駅前OIOIビルにある人気店 えぼし に開店と同時に入店し、生ビールで第二回目の乾杯。
茅ヶ崎直送の生シラスや鰺の刺身、蛍烏賊を追加の芋焼酎で平らげ、新宿で行われる会合に移動した。(村谷 記)
清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
◆相模川は広くて丹沢の山並みが見事でした!
「相模川 バックに控える 丹沢美」
◆5月の連休には相模川に大凧が上がります。
「相模川 大凧舞って 天下知る」
◆河川の堤防には芝桜が美しく咲いていました。
「桜咲きに 零れるは 芝桜」
◆海老名にこんな立派な三川公園があるとは・・・
「三川の 集まる広場 家族愛」
◆圏央道の工事が進んでいました。もっと早く!
「圏央道 特定財源 早く来い」
◆神奈川県民の水源がここだとは・・・
「神奈川の 水源見たり 社家に在り」
◆反省会は海老名マルイの「えぼし」で生しらすを食べました。
「海老名にて 茅ヶ崎えぼし 生しらす」
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コース
JR相模線・下溝駅〜三段の滝広場〜磯部取水門〜さがみグリーンライン〜新戸河原スポーツ広場〜座架依橋〜新相模大橋(国道246号線を潜る)〜上郷スポーツ広場〜横須賀水道橋〜有鹿神社〜相模大橋〜小田急線・厚木駅〜+〜JR相模線・社家駅
《歩行距離 10.5km+α》
※管理人注記
YSCの主催者、村谷が2002年3月31日に山(散)歩をはじめて、6年が経過し、7年目に入りました(*^。^*)
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