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★2008年1月31日(木)「世田谷の公園散歩、三軒茶屋〜烏山川〜豪徳寺〜馬事公苑〜砧公園」

 午前10時30分、絶え間なく乗降客が行き交う、東急田園都市線・三軒茶屋駅改札口に集合したのは、初参加の清野に、昨年1月単独でこのコースを踏破した滝澤、それに百石・山岡・田幸・清水・村谷の7名。

 地上に上がり、旧あさひ銀行店舗前にある
大山道標の前で記念撮影。
江戸時代後半から盛んになった大山詣のメインルートが、赤坂〜渋谷〜世田谷〜二子の渡し〜溝の口〜伊勢原〜だったので、茶屋・石橋楼があったこの場所に碑が残る。

 五差路を渡り、
キャロットタワーへ。
展望台に行くらしい小学生の一段と相前後しながら、エスカレーターで3Fへ。
情報プラザに立ち寄り、世田谷区内の史跡案内の資料を求めたが、全て電子情報化されており引き返す。

 東急世田谷線・三軒茶屋駅先の
教学院(目青不動)に参拝し、本日の旅の無事を揃って祈願した。

 
烏山川緑道へ出ると、なんと早咲きの紅梅花が満開だった。

 緑道沿いに南下し、環7を越えて先ずは
松蔭神社へ。
吉田寅次郎の高弟たちが、小塚原の回向院に葬られていた遺骨を移して墓碑を立てたもので、毛利公爵はじめ、明治政府の高官たちが寄進した灯篭が立ち並ぶ。松下村塾を模した建物もあった。

 再び
緑道へ戻り、新装成った国士館大学の先を右折し、豪徳寺へ。
表参道の両側の松並木は、旧東海道よりも立派で、かっては時代劇のロケによく利用されていたと事情通のお姉さまから教えてもらう。
世田谷一帯は彦根藩井伊家の飛び地であったため、安政の大獄を押し進め、桜田門外で暗殺された
井伊直弼の墓もある。
招き猫の寺としても有名で、広壮な建物が何棟もあって驚かされる。
場所柄、土地の評価額はいかほどかしら、と下衆な想像を働かされてしまった。

 寺のトイレがイベント時専用だったので、表に出て隣接する
世田谷城址公園にて休憩。
清水夫人差し入れの伊豆・修善寺の饅頭で一息いれた。
北条氏の末城だったため、現在は濠の跡しかない静かな散歩道だ。

 いつの間にか12時を回っていたので、昼食場所を探しながら世田谷線・
上町駅方面に進む。
テレビにも紹介されたという、海老5本で1,050円の天丼屋もあったが敬遠し、昼定食オール700円の
中華料理・信華に入った。
7人中5人がレバニラ炒めセットを頼んだので、売り切れになる。

 母校千葉県・安房高が開校107年目で初の甲子園出場を喜ぶ人、月例コンペ優勝を喜ぶ人、初孫誕生を喜ぶ人、纏めて祝してビールで乾杯した。
セットメニューには、
餃子2個と小鉢2皿、スープまでついていたのですっかり堪能し、店を出る。
 
管理人より:昨日発覚した 中国・河北省・天洋食品製 冷凍餃子の有機燐系農薬 メタミドホス中毒事件との関連で、念のため申し添えますが、餃子は美味しく、異常はありませんでした。美味しい餃子を食べ控えなどなさりませぬようお願い申し上げます。

 踏み切りを横断し、
世田谷通りを横断し、ボロ市通りへ。
井伊家の代官だった大場家の“
代官屋敷跡”(敷地内に世田谷郷土資料館あり)は国指定の重文だが、入場は無料で、流石に世田谷区は太っ腹だと感心する。
 お仕置き場ヶあったので、悪人が罪人の身代わりに扮して記念?撮影した。

 少し風が出てきたが、元気よくバス通りを南下する。道端の公衆トイレも世田谷らしく、お洒落だった。

 昔子どもを連れてきた人も多い、
馬事公苑に到着。JRAの所有で、東京オリンピックには馬術競技の会場だった。
今も、子供づれや中高年の散歩には絶好(ここも入場無料)。

 ついでに
砧公園に立ち寄る。丸子川散策時には西半分を通過したが、本日は残る東側を散策した。
園内の休憩所兼売店・パークスで休憩し、持参のみかんを食し、売り上げには貢献しない。

 水路沿いの遊歩道に百人一首が刻まれた
用賀プロムナードに沿って歩いているうちに、用賀駅ビル・世田谷ビジネススクエアに到着。
地下にある
そじ坊 で、ビール & 蕎麦焼酎そじ坊 を堪能し、散会した。(村谷 記)

清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
 ◆今日は私たちの入社した時の上司であり、恩師である清野さんが参加されました。
  「恩師との 街歩きして 時戻る」


 ◆五色不動の一つである目青不動に寄りました。
  「江戸の中 目黒に目白 目青知る」


(参考)江戸の鎮護と天下泰平を祈願して、江戸市中の周囲五つの方角の不動尊を選んで割り当てた
     ※江戸五色不動(「Sanpoing-World」さんのページ)へ
       ・目黒不動 - 瀧泉寺(東京都目黒区下目黒)
       ・目白不動 - 金乗院(東京都豊島区高田)
       ・目赤不動 - 南谷寺(東京都文京区本駒込)
       ・目青不動 - 教学院(東京都世田谷区太子堂)
       ・目黄不動 - 永久寺(東京都台東区三ノ輪)
       ・目黄不動 - 最勝寺(東京都江戸川区平井)

 ◆松蔭神社のお墓で吉田松陰の本名は吉田寅次郎だと判りました。
  「安政の 寅さん立派 人残す」

 ◆駅名で知る豪徳寺は時代劇の撮影にも使えそうでした。
  「ロケ班が 参道映す 豪徳寺」

 ◆馬事公苑は日だまりでのんびりできる所です。
  「寒空も 馬に蹴られて 日を照らす」

 ◆コースの最後は砧公園から用賀駅。
  「世田谷の 自然を感じ 用賀道」

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 コース
  東急田園都市線・三軒茶屋駅〜目青不動尊〜烏山川緑道〜松蔭神社〜豪徳寺〜世田谷城址公園〜世田谷代官屋敷・世田谷郷土資料館〜馬事公苑〜砧公園〜東急田園都市線・用賀駅
      <合計歩行距離 11Km, 3時間半+見学>


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