★2007年12月5日(水)「八国山」
快晴・無風の絶好のウォーキング日和になった西武新宿線・東村山駅改札口に集合したのは、吉田・滝澤・田幸・池田・村谷の5名。
先ずは、東口傍にあるファミリーマートで、昼食の買出しを行った。
再び駅舎に戻り、西口から出発する。
駅前は、大規模な再開発工事中で、明治28年に東村山駅が開設された時に設置された記念碑は、一時的に撤去されていて見られなかったが、我らは東村山ふるさと記念館を目指す。
諏訪神社の直ぐ先にあった東村山ふるさと記念館は、平成8年に開館し、市の歴史や民俗・自然が要領よく解説されていた。
都内で唯一国宝に指定されている正福寺地蔵堂に関する特別展が12月16日まで開催されていた。
少し戻り、化成小学校前から踏み切りを渡って府中街道方面に出た。
静かな住宅地を、新田義貞や日蓮上人も通行した鎌倉古街道を北上する。
道端の白山神社で、石造丸彫坐像の牛頭天王像を参拝する。
両側の家々には、よく手入れされた庭木や花々が続き、かきいれ入れ時でご多忙の筈の本橋兄に話題が移った。
広大な境内を持つ熊野神社で休息する。明治期に深く信仰された富士塚があり、村谷が頂上に登って周囲を一望したが、本日は富士山は見えなかった。
次に訪れたのは、府中街道に接した梅岩寺だ。途中の直売所で、同行者数名が柚子7個入り¥100を買う。
武蔵&狭山の札所になっていて、樹齢700年のケヤキと同じく600年のカヤが山門の左右にある。
徳川家と縁があるため、葵の紋が本堂の正面に飾られている。
ちょうど11時の鐘を撞いていた檀家の人から、本堂は火災で焼失したが、境内が広いため木には燃え移らなかったというお話をしていただいた。
また、四国霊場めぐりと同じ功徳が得られるという88体の新四国石仏が置かれていた。
再び線路を渡り南下し、徳蔵寺へ。重文に指定されている元弘の板碑が保存されていて、お寺には珍しく、コンクリート造りの保存館があった(入場料200円)。
続いて、住宅街を、橋2本を渡り、抜けて、八国山(標高85m)に向う。
駿河・甲斐・伊豆・相模・上野・下野・常陸・信濃の八つの国の山が望めたのが名の由来だそうだ。
頂上にある新田義貞が久米川の戦いで指揮をとった将軍塚に参拝、時刻も良いので、ここで昼食とする。
日があたり、この尾根筋で唯一開放的な場所だ。先ずは思い思いのお酒で乾杯する。
ツマミも五人五様で、目移りがする。
例によってあっという間に時間が経ってしまった。
後半は、道標に従い、尾根道から一旦松ヶ丘の住宅街に降りる。
鮮やかな紅葉に浮かび上がる高級住宅が立ち並ぶ。
続いて、トトロの森・2号地に登りかえす。
久米水天宮、鳩峰八幡神社に参拝し、鳩峰公園を散策する。
道の両側に家並みが迫ってきているが、快適な散歩道だ。
尾根道が終わり、再び松ヶ丘の住宅街に降りる。
松ヶ丘西交差点からは車道歩きだ。西武園駅は、競輪場が休場のため静かだった。
まだ歩き足りないので、西武遊園地駅まで足を伸ばす。ここも休園日で、人影がない。
電車で小平駅まで戻り、駅前の「香港屋」で、生ビールと紹興酒で軽く打ち上げとした。オーダーした餃子や野菜炒めなど、ボリューム満点、値段もお安く、お値打ちでした。(村谷 記)
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コース
西武新宿線・東村山駅〜(東村山停車場の碑)〜東村山ふるさと歴史館〜白山神社・鎌倉古街道〜熊野神社〜梅岩寺〜徳蔵寺〜久米川古戦場跡〜将軍塚〜八国山〜松ヶ丘住宅〜久米水天宮〜鳩峰八幡神社(トトロの森2号地)〜松ヶ丘住宅〜西武園駅〜西武園遊園地駅
<合計歩行距離 8Km,3時間>
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