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【おすすめポイント】
 「区民の森」をテーマに整備した、延長3.7km、面積10.4ha、都内最大の親水公園です。ふれあいの森、果実の森、科学の森、親子の森などの特色ある7つの森や、桜並木が続き、春の桜や新緑、夏から秋の果実や紅葉など、四季折々に目を楽しませてくれます。
 その他にも、釣堀、池、川遊びの出来る親水施設、陶壁や彫像などの芸術作品もあり、豊かな自然と文化の香りがとけあい、緑の下での散策には最適な公園です。 (以上、江東区の解説です)


【難易度】
 
水辺の遊歩道、江戸下町散策で、どこで終了しても交通至便!

★2007年10月30日(火)「仙台堀川」

 荒川沿いに内堀のように取り残された旧中川を跨ぐという珍しい造りの、都営新宿線・東大島駅のホームに集合したのは、滝澤・百石・山岡・田幸・村谷の5名。

 東側の小松川口に降り立つと、広い
大島小松川公園内は、四方がマンション群だった。木々は少しずつ色づき始めており、ようやく秋の気配が感じられる。

 駅前のコンビにで昼食を調達し、先ずは
荒川土手に上る。
隅田川との分岐点である赤羽岩淵水門から18キロの標識があり、わがYSCの“荒川下流域散歩”が千住大橋までで中断しているのを思い出す。

 水位が3mも違う
荒川旧中川を隔てた荒川ロックゲートから左右を比較すると、江東ゼロメートル地帯が実感できた。
そこに閘門を通過する
東京水辺ラインの船が出現し、見学タイムとする。
通常は開閉しないが、小中学生のための特別行事らしい。

 田幸&村谷はカメラ片手に正面へ回りこむ。わずか10分程度で水量の調整が完了し、船上の子供たちと手を振って交歓した。

 
平成橋旧中川を渡り河原に下りると、あちらこちらに釣人がいる。
みな、我ら同様に時間の束縛から解放され、ウィークデーに行き場所が無い?高年男性ばかりだ。
ハゼ釣りには勿体ないような立派な竹竿もあり、釣果もまずまずのようだ。
魚篭を持たない釣人がいたので、理由を尋ねてみたところ「魚に遊んでもらっているだけでいいんだ」という太公望並み?の回答には苦笑する。

 
番所橋から、それほど大きな橋ではない中川大橋の、たもとに平成15年に新築された中川船番所資料館へ回ると、臨時休館日だった。
江戸の中心部に直結する
小名木川の入口で、運び込まれる物資の検査、特に鉄砲などの武器を防ぐためだったという。

 
小名木川に沿って西進する。真新しい遊歩道に降り立つと、何故かハゼが一匹、釣人もいない・水も無いところに横たわっている。田幸が救い上げ水面に戻してやると元気に泳ぎだした。
このまま西へ進むと3kmで門前仲町へ着いてしまうので、われらは
仙台堀川公園を南下する。

 広い川幅の大半が公園や遊歩道になっていて、行き交う人が多い。
丁度12時になったので、小高い丘の上にあるベンチで昼食とする。
空は適度に曇っていて、風も心地よい。
先ずは久々の再会を祝して乾杯する。安房高校の関東大会初出場などを話題に、大いに盛り上がる。

 腹もクチクなったので、散歩を再開する。ここでも ハゼ釣りを楽しむ中高年が多い。
タバコ箱(10cmちょい)よりも大きなサイズを釣り上げたので、釣り師・田幸が撮影した。

 釣人が大勢集っている、無料で ヘラブナ釣りが楽しめる砂町魚釣場で、しばし釣り人を観察。
黄色いうどんやみどり色の練り団子など、餌にもそれぞれこだわりがありそうだ。

 葛西橋通りが近づいてきて、ジャスコが見えてくると流れが直角に右折する。足元に優しい土の道が並行する。

 
豊砂橋横十間川と合流する。以前、同じメンバーで、浅草から長躯遠征してきた場所だ。野鳥紹介看板にあるカワセミの姿は見当たらなかった。

 丸八通りを跨ぐ橋が工事中だったため、一旦
葛西橋通りに上がる。明治通りの手前か再び親水公園に戻りほっとする。レトロなトイレの前で休憩。木に縁が深いカナダから送られたトーテムポールの前で、長身の滝澤に立ってもらう。
 豊住魚釣場にも太公望たちが並んでいる。

 仙台堀川で桜海老を餌に ハゼ釣りをしている男性を発見。釣師・田幸も初めて見たそうだ。
訊いてみると、餌持ちは悪いが、青イソメやゴカイなどの活餌と違い、干物の桜海老なので冷凍庫に入れ、シーズン中使い続けていて、釣れたハゼは荒川でエイ釣りの餌にしているとのことでした。

 【管理人追記】
  @ 荒川でエイ釣り ??
     半信半疑で、ネットで調べてみると、“ハゼを餌にして4枚のエイを釣り上げたり、鯉狙いの私もエビ餌で1枚釣り上げています。”の記事がありました。(鯉師 “荒川の釣りと自然”さん のページより、現在は閉鎖されているようです。)

  A荒川で釣り上げたアカエイやウナギ、はたまたタヌキの写真がある、「ヘミングウェイを独りきどって」さんのHPを見つけましたが、現在は閉鎖されているようです。

  Bハゼ釣りのエサはアオイソメ、ゴカイ、サクラエビ、ホタテのヒモが使われていました。

 
木場公園で休憩した後、仙台堀川親水公園とはお別れして、東京都現代美術館横から、深川江戸資料館前を通過し、清澄通りに出る。
目指すは芭蕉記念館だ。
 清澄庭園横、都営大江戸線・清澄白河駅を通過し、
小名木川を高橋で渡る。ここで山岡が目敏く魚三酒場・支店を発見。
営業開始時間やメニューも本店と同じため、ここをゴールと一同一致。安心して
芭蕉記念館に向かう。

 直筆の資料や、江戸の古地図をじっくり鑑賞し、午後4時前に店に戻る。
本店と違い行列がなく、ゆっくりと入店、コの字に席を確保して、生ビールで乾杯。
本日の反省をしながら、それぞれ好みの品々を値段を心配せずに思い切り堪能した。
本店と変わらぬ味が、同じ値段とゆったりした雰囲気で体験できるので、再度来店しようと意見が一致した。

 5時を回ると、だんだんと混みだしたので、5時半にお開きとする。
森下駅と門前仲町駅方面へと別れて帰宅の途についた。(村谷 記)

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 コース
  都営新宿線・東大島駅・小松川口〜大島小松川公園〜平成橋〜番所橋〜亀高公園〜城東公園〜区民の森〜豊住橋〜木場公園〜芭蕉記念館〜東京メトロ東西線・門前仲町駅
  〈歩行距離 約8km〉

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   ※参考:「江東区観光イラストマップ」

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