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★2007年10月24日(水)「鶴見川・中流部 (市ヶ尾〜小机)

 田園都市線・市ヶ尾駅改札口に集まったのは、滝澤と村谷。

 バス乗り場に急ぐ学生、ベビーカー片手に買い物に行くらしい主婦、われら同様にハイキング姿の中高年が、ひっきりなしに行き交う中、先ずは改札口まん前の東急ストアで昼食の買出しを行う。
ツマミにも良い蕎麦の盛り合わせに、カップ酒各2本と沢庵にミニメンチカツと意見が一致した。

 しばらくは線路に沿って商店街を下っていく。土地勘のある滝澤が先にたち、
東名高速のインターを見上げながら、緑税務署の横から鶴見川の川べりに出る。
水源は町田市の小山田緑地だが、多摩丘陵〜鶴見区生麦を経て京浜港に注いでいる。

 想像していたより川幅が広く水量が多い。
水藻も豊富で、白鷺などの水鳥や大きな鯉があちらこちらに目についた。

 延々と続く
青少年サイクリングロードが本日の案内役だ。古いが確り整備されており、信号を渡ることなく、橋の下がすべて通過できるのは便利だ。

 道の左手は、広大な畠がずっと続いている。滝澤と
ヤーコンを収穫中の娘さんは、栽培の苦労話で意気投合。水田もかなり広い。

 精進橋の手前で、大きなクレーンが河岸を整備中。その真横には、丸々と太ったが数十頭も飼育されていた。

 橋が道路と交差する地点で、真新しい鉄道線路を見つける。横浜市営地下鉄のセンター南駅からの延長線とその車庫だった。新型車両が整然と並んでいて、この周辺に建売住宅が目立つ理由に合点が行く。

 千代橋の先で
恩田川と合流し、一段と川幅が広がった。
日差しが強まってきたところで、水処理場の上に作られた
佐江戸落合公園を発見、昼食休憩とする。
空いていたベンチで店を広げた。汗を拭って、カップ酒で乾杯。
蕎麦つゆ煮付けたメンチカツがぴったり。ちょうど12時のチャイムが聞こえた。

 真新しい遊具の傍には、若い母と子供連れが何組もいた。
昼休みに練習するために、近くの会社の野球部所属らしい二人連れが、眼前のグラウンドに登場し、キャッチボールで肩慣らし。続く外野への二人ノックの正確さに、滝澤がかなりの腕前と判定する。

 堪能したわれら二人は、再び歩き出す。河原に降りてに餌をやる老女、夫婦連れで休憩中のハイカー、本格的な衣装で吹っ飛ばす自転車乗りなど。
 右手にJR横浜線が近づいてくると、急にマンション群が目立つ。左手にパナソニックの工場が出現、鴨居駅が近い。
平成15年にできたばかりの
鴨池大橋を渡って、駅の方からスーツ姿の若い男女が忙しそうに歩いてきた。午後から研修でもあるのかもしれないと推測し、遠い昔のサラリーマン時代を少し思い出した。

 時間と足に余裕があるので、
小机駅まで延長とする。広々とした河川敷は、一面に外来種らしい黄色の花々がススキをすっかり圧倒していて、国際化の波が植物の世界まで来ているようだ。

 第三京浜を潜り、小机城址市民の森を横目に、午後2時前、ゴールイン。駅付近には打ち上げの場所が見当たらず、新横浜駅まで一駅JR線を利用する。
 いつも夕刻は満席の、紀州備長炭使用の
焼き鳥屋に入店、空いたカウンターでのんびりと美味を堪能できる幸せをかみ締めた次第。(村谷 記)

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 コース
  東急田園都市線線・市ヶ尾駅〜東名高速を潜る〜天神橋〜精進橋〜千代橋〜落合橋〜鴨池橋〜JR横浜線・鴨居駅近く〜JR横浜線・小机駅


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