★2007年4月21日(土) 「秩父・羊山公園、琴平丘陵」
芝桜散歩から帰り、テレビを見ていたら、NHK総合「首都圏ニュース645」で画面いっぱいの、美しいピンクの映像とともに、“秩父羊山公園の芝桜は、平年より2週間ほど早く開花したが、このところ寒さが続き、見ごろは平年並みの4月下旬から5月上旬…”と
快速急行で、沿線の美しい新緑と春の花々を楽しんでいるうちに、快晴・微風・ポカポカ陽気の横瀬駅到着。
普段は静かな駅だが、地元名産品などを売る出店も多く、全く手ぶらで来ても困らないほどだ。
芝桜の丘入園が、昨年までの「協力金¥100(任意支払)」から「¥300」(強制徴収)になり、駅前の“花散歩ステーション”では、芝桜入園券も発売していた。
早速入園券を購入し、菅野・池田・田幸・村谷の4名は“山里コース”の標識に従い、芝桜の丘を目指す。
芝桜の丘に行くには、西武線沿いに姿の池を通るコースもあるが、我らは宇根川(横瀬川から荒川に注ぐ)沿いに畑の中を登って行くことにした。
冬寒く、夏は暑い秩父地方の特性なのか、山桜の混じる新緑の林、竹林のそばには タンポポ、菜の花、紫花菜、芝桜、黄水仙、チューリップ、ボケ、八重桜、しだれ桜、木蓮、白木蓮、山吹、紅白の花水木、ニリンソウなどの花々が一斉に咲きそろい、盛春と初夏が同時に訪れた錯覚に陥る。
年々整備されていく農道の脇には、売店が立ち並ぶ。
見事なシダレザクラの下で、通りかかったギャル3名と、デジカメ撮影の交歓を行う。
八坂神社の先から、急な登りだ。初夏並みの日差しが照りつけ、汗をかきかき芝桜の丘の入り口にたどり着き、改札を受け、入場券の半券(これで再入場可能)を受け取る。
午前中というのに、早くも大勢の人出だ。昨年より南側に拡張された花畑は、全体では、まだ7分咲きだが、ローズピンクから白まで8種類の花が、1万6000平方メートルの敷地を埋め尽くし、毎年見ても見飽きない。
芝桜の芳香もむせ返るほどではなく、心地よい。
4名とも持参のデジカメのファインダーから眼が離せない。老若男女が、夫々思い思いのポーズをとって、記念撮影に忙しい。
武甲山の濃い緑と、カラフルな芝桜の絨毯とのコントラストが鮮やかだ。
テレ朝の取材陣が金髪美女を囲んでお仕事中。
隣接した期間限定の道の駅も、人で一杯だった。秩父名産の杓子菜の漬物を摘んだり、特産の牛乳を味わいながら会場を一巡りする。
その隣の牧場には、7・8頭の羊が飼わていて、悠然と散策しており、子供たちが分厚い毛を撫でて喜んでいた。
我らは、ここから琴平丘陵コースに転進する。左手には、来年?植えつけるための芝桜畑があった。
まもなく、対向してきた家族連れのハイカーから「池田さん!」の声、ご町内の方にご対面。
林の中には、鎌を片手に何かを探す人たちがいる。
やっとすれ違うことができるほどの狭いコースだが、反対側からも何組ものハイカーがやってくる。
人家がなくなって、山ノ神(祠)で参拝、登り道にかかる。
かっての武甲山登山口跡から右折し、尾根道を目指す。池田を先頭に、汗をかきかき急坂を登る。
丁度登り詰めた鞍部で、大勢のハイカーの一団が休息していた。狭い尾根道でなくて、ラッキー。下の祠にお参りした効果か?
11時半過ぎに、こじんまりした大山祗神の社に着きシートを広げる。
昨年、一昨年同様境内で開店、YSC定番の昼食場所だ。
お賽銭を奉納して、まずは乾杯。
真っ青な空と、心地よい風、初夏を思わせる暖かさに、喉を通るアルコールが格別だ。
本日もツマミが一杯だったが、中でも池田夫人お手製の新筍と瑞々しい若布を調和させた若竹煮が絶品で、真っ先に売り切れてしまった。
サンドウイッチ、おにぎり、寿司、カップ麺など思い思いのメインディッシュを平らげているうちに、下界から12時のチャイムが聞こえてきた。
名残惜しいが神輿を上げて、いつ見ても痛々しい武甲山を仰ぎながら、新緑に囲まれた山道を進む。
26番札所・円融寺の奥の院である岩井堂で休憩を取る。
大きく張り出した岩陰に、創建が大変だったと想像される立派なお堂が、信仰心の深さを偲ばせる。
坂道を下り、27番札所大渕寺に着き、一飲みで33ヶ月寿命が延びるという いつも美味しい延命水を頂戴する。
喉の渇きと長生きという二つの望みが一度に叶うとは有難い。
居合わせた、四国遍路を終え、6日間の予定で秩父巡礼通し打ち中のお遍路さんにお話を伺いました。
四国遍路を打ち通した村上兄と別れ、二国打ちで挫折、帰京した村谷も再開時期を考えているようでした。
武甲山の陰に森林があるため名づけられた影森駅から秩父鉄道で一駅・3分間乗車し、御花畑駅に、歩いて数分で、仲見世通りにゴールイン。
いつも打ち上げに借りている西武秩父駅構内・仲見世の中央に行くが、満員 (^^;) テーブル1つ空いていない。
売店でビールを購入、座るため、始発電車を1本見逃し、2本目に乗り、早速 締めの乾杯。
うとうとしながら…。(村谷記+田幸記のブレンド)
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コース
西武秩父線・横瀬駅〜(30分)〜羊山公園・芝桜の丘〜(45分)〜武甲山登山口の碑〜(20分)〜398m峰(20分)〜長者屋敷跡〜(10分)〜岩井堂〜(25分)〜護国観音〜(25分)〜大淵寺〜(10分)〜秩父鉄道・影森駅
<合計歩行時間 約3時間>
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菅野さん撮影の写真です。