日差しが日増しに強くなってきた鎌倉駅東口に集合したのは、滝澤、田幸、百石、山岡、清水、村谷の6名。
先ずは、小町通りから鶴岡八幡宮の参道を目指し、若宮大路に向かう。
桜の名所で有名な段葛(だんかずら)の木々は、所々に触れなば落ちんの風情の蕾は所々あるものの、まだ満開には程遠い感じだった。
八幡宮への参拝は帰路にまわして、金沢街道を右折する。
岐れ道バス停で、二階堂川沿いの道を上って行くと右手に、通行料を徴収したという関取場跡の碑があった。
近くの清泉小学校の生徒が書いた記述を見ると、現在の価格に換算して結構、高額だったことを知って驚く。
坂東三十三観音の一番寺である杉本寺門前で記念撮影。
黒澤、宮沢、矢野ら多くの先輩達もここから巡礼をスタートしたはずだが、今日のメンバーには追随しそうな者はいなかった。
次の浄明寺バス停から坂道を登ると、竹の庭で知られた報国寺だ。
昨年2月に訪れた時と比べて、山門とトイレが様変わりにきれいになっていた。
禅寺らしい佇まいが、訪れる者の心をほっとさせる。
庭の桜の木に花が数輪咲いていて、春の訪れが近い感じがした。
坂を登っていくと、旧・華頂宮邸に到着。
洋館にバラの花壇の取り合わせが特徴の西洋画のような風景が広がる。
庭師から、華頂宮という名前は、伏見宮家の分家で京都の華頂山 知恩院に出家していた方が還俗して、寺の山号を宮家の名としたのだという。
目指す衣張山までは、住宅街の急坂が続く。木々の上から“ホーホケキョ”とさえずる鶯の鳴き声が重い足を支えてくれる。ひばり?も気持ち良さそうにさっきから空を舞っている。
いよいよ、山道に取り掛かったとたん、缶ビールを片手に、ご機嫌なおじさんの一団が、どやどやと降りてきて拍子抜けする。
中腹の広い公園では、子供と戯れる若い母親や、散歩の老人たちが、春の暖光を楽しんでいた。
頂上直下の60段ほどの階段を、一段一段登り詰めると、眼下に鎌倉の海が一望できる頂上だった。
江ノ島はなんとか見えるが、霞で富士山や大山は見えない。
シートを広げて大休憩。先ずは、缶ビールで乾杯。
本日のツマミは、昨日、村谷が浦安魚市場で調達した長崎産の蛸のてんぷらに、同じく、蕗と豚ひき肉の味噌炒めだった。
後者はやや肉が多すぎたが、山岡のアドバイスでカナッペ風に工夫して美味しく片付けた。
下りは、15分ほどだがかなりの急傾斜で、コース選択の確かさを確認した。
このまま、目的のそば屋・五島に行くには早すぎるので、未訪問の鎌倉五山・第五位の浄妙寺へ立ち寄る。
拝観料が100円と鎌倉では割安?だったが、今、登ってきた衣張山が一望できて、思わぬ拾い物をした。
境内には別経営?の、パンやクッキーにコーヒーなどを取り揃えた洋館造りのガーデンハウスがあったが、立地を考えた工夫の一策だと、皆で納得する。
続いて、梅花が終わった荏柄天神に参り、一同初体験の源頼朝の墓に参る。
東照宮などと比べてあまりにも簡素な様子に、鎌倉武士の質素さを思いやった。
広大な敷地の横浜国大付属中・小学校横を通過すると、新装成った鶴岡八幡宮だ。
丁度、能舞台で結婚式が執り行われていたが、人気の的は、臙脂色の正装が良く似合った美形の巫女さんで、われらも脚の疲れがすっかり吹き飛んだ。
午後2時に、予定通り、鎌倉駅西口の「五島」にゴールイン。
定番の卵焼き、ひな鳥の醤油煮、板わさ、シラスの山椒炒め、蕎麦掻などを、ビール、小千谷の酒「長者盛」で堪能した。
途中で、一雨降ってきたが、店を出るころには小止みになっていたのも、各寺社でお賽銭をあげたお蔭と感謝して、帰途についた。(村谷 記)
清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
◆鎌倉駅前は春を実感する人・人・・・
「彼岸過ぎ 鎌倉散歩 さわやかに」
◆旧・華頂宮邸の庭園を歩きました。
「庭園を 眺めて偲ぶ 明治かな」
◆本日の昼食?大休憩場所は衣張山でした。
「衣張の 市街一望 カンパーイ」
◆鶴岡八幡宮では結婚儀式が厳かに行われていました。
「巫女さんの 舞台に見ほれ 人集う」
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当初予定のコース
JR横須賀線・鎌倉駅〜(30分)〜浄妙(明)寺前〜(5分)〜報国寺前〜(20分)〜ハイランド〜(5分)〜鎌倉幼稚園〜(10分)〜浅間山:標高120m〜(15分)〜衣張山:標高120m〜(15分)〜犬懸ガ谷最奥の民家〜(15分)〜杉本観音〜(25分)〜鎌倉駅
<合計歩行時間 約2時間半>
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※管理人雑記
やったー(*^。^*)「世界フィギュアスケート選手権2007東京」で、金メダル=世界女王に安藤美姫、 銀メダルは浅田真央に決まった。(*^。^*)やった-!