小春日和、無風・快晴の高尾駅は初詣?やハイカーで賑わっていた。
所定時刻の集合は田幸・村谷の2名のみ。
満席の小淵沢行きが、各駅ごとに乗客を降ろしながら初狩駅に着く。
初狩駅に知り合いの姿はなかった。
初狩駅では50名ほどが下車し、われも小用を済ませる。
駅前広場でストレッチをしているグループや、一目散に山へ向かうグループなどさまざま。
われらも出発、右折し、中央線をくぐり、坂道を上り、橋を渡り、スグ左折。
林道から登山口に変わる地点に大人、子供混成の、20名ほどの集団が登りはじめようとしていた。
「お先にどうぞ」の声に押され、先に進む。
良く手入れされたスギ林、落ち葉の歩き易い道から、傾斜のきつい、下が霜柱と凍った雪で滑る道に変わってくる。アイゼンを着用するほどではないが、気をつけながら進む。
なお、植物の「シモバシラ」は発見できませんでした。
今年のスギ花粉飛散は、予報ではかなり少ないとのこと。スギの木々をみると確かに、黄色味が少ない。
男坂・女坂の分岐では、ためらわず女坂を選ぶ。
男坂・女坂の合流点のスグ上、大岩がゴロゴロしているところで、先客が休み終わったところ。われらも小休止。
樹間から優雅な大きい富士山や三ッ峠が見え、ホッとする。
もうちょっと急坂を登ると、尾根筋の平坦な道になり、一息つき、頂上直下の急登をこなして、高川山・山頂に到着、かなりぬかるんでいて、水田状態だ。
山頂は人・人・人 & 高川山名物の犬、ビッキーちゃんもご出勤。
いつもの通り、山頂に先行した村谷が、南面の特等席、富士山を眼前に風をよけてくれる大岩を背にして休憩していた先客に場所を譲ってもらって、展望食堂を確保。
シートを広げ、まずは乾杯。ゆっくり休憩。360度の眺望を楽しみ、写真を撮る。富士見日和だ。
次から次へへと人々が登ってきて、われらの横の狭い空き地を、登山口で道を譲ってくれた20名ほどの団体が、小グループの点在を飲み込んだ。
その団体さんは、大鍋でオデンをつくり、各人のザックからつまみ・肴、飲み物が飛び出し、500ml缶のビールのあと、4合ビンに、なにやら銘酒らしき1升瓶が回る。ワインの瓶も回る。
われらのトナリにいた若いオバサン2人がビール2本のあと、日本酒をカップになみなみと注ぎ、クィーッと飲った。
いつも同じようなことをしている、流石の村谷も感心して見入っていました。
今日は2名だけで、盛り上がらないので「芭蕉 月待ちの湯」には行かず、田野倉駅へ下りようと決し、いつまで見ていても飽きないが、後客のためにショバを空け、出発。
踏み固められた凍った雪や霜柱と、溶けた ぐちょぐちょ道が混在する岩場の急坂を、そろそろと注意深く(*^^*)下る。
禾生(かせい)駅への道を見送り、落ち葉のふり積もった尾根筋の道をカサゴソとぐんぐん下る。杉林の道はかなり長く、深くえぐれている。
眼下に中央高速道とリニアモーターカーの実験線が交差しているのが見え、間もなく、車道に飛び出る。
陽だまりをぶらぶらと下り、稲村神社の横、高速道路のトンネルをくぐり、清流・桂川を渡り田野倉駅到着。
駅員のおばさんに聞くと、「上りは行ったばかり、次は2時22分発。中央線は人身事故の影響で遅れが残っているかも」と。
駅前に、飲食店や酒屋さん・コンビニなどは見当たらない。
それでは、と、駅の駐車場の桜の樹の下にシートを敷き、ホットココアを入れて時間待ち。
大月では、待ち合わせ時間なしで中央線に接続。猿橋駅、梁川駅、上野原駅、藤野駅、相模湖駅で、ハイカーを電車に取り込み、高尾駅に着きました。
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コース
中央線・初狩駅:標高約430m〜(30分)〜登山口〜(50分)〜女坂合流〜(30分)〜高川山:標高975m〜(45分)〜馬頭観音〜(30分)〜稲村神社〜(15分)〜富士急行線・田野倉駅
<合計歩行時間>
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