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★2006年11月18日(土) 「明神ヶ岳」

 好天の秋の日の小田急線、伊勢原あたりから、くっきりと、大山から連なる丹沢山塊が見えてくる。
停車する都度、ハイカーや行楽客を降ろしてゆく。

 新松田を過ぎると、おにぎり型の矢倉岳の向こう、薄くたなびく雲の上に、白い帽子をかぶった富士の高嶺が気高く浮かび上がっている。
小田原を過ぎると、これから登る「明星ヶ岳」が間近に。

 ごった返している
箱根湯本駅の改札口前で、瀧澤・田幸・森(健)・清水・村谷の5名が集合。
念のため、案内所で「かっぱの湯」の割引券を頂き、出発。

 「ひめしゃらの湯」行きの送迎バスを横目に、箱根のあじさい寺・阿弥陀寺を目指していきなり登り始める。
 急坂で息が上がってきたころ、「ひめしゃらの湯」行きのバスに追い抜かれた。

 参道を登りきり、ベンチとトイレ付属の、落ち着いた
阿弥陀寺、萱葺きの本堂前で小休止。
本日の無事を阿弥陀さまにお願いし、樹林帯の登山道へ入る。
 ジグザグ道を登り返しながら、
塔ノ峰に到着。
 記念写真を撮ろうとしていたところに、フイルムカメラを抱えたおじさんが来てくれた。ラッキー。
 森をテーマに写真を撮り続けているとかで、デジカメも使っているが、フイルム写真の味は捨てがたい、と。

 なだらかに下り、林道へ。車の往来が結構ある道を15分ほど宮城野方面へ歩き、再び登山道に入る。
 結構な斜度を登って行く途中、お昼の鐘が下界から聞こえて来る。

 山頂まで行っての昼食ではお腹がもたない、ということで、尾根筋に出ての登山道で開店。
ハイカーが通るたびにお詫びを言いながら、ラーメンなどを作り、禁酒の昼食を摂った。

 ハコネダケを切り開いた山道にススキが生え、その溝の中を登り下りしてゆくと、尾根筋のそれほど広くない草原に「
明星ヶ岳」の山頂標識があった。見通しも悪く、山頂らしくない山頂です。

 ここで、飲酒解禁とし、ビールで乾杯! 持ち寄りの肴が美味しい。
 後からあとから、2人連れ、15,6人の団体、外人さんのグループなどが次々と来て、「ここが山頂??」
 塔ノ峰方面に進む人は少なく、宮城野・明神ヶ岳方面から来て、また戻るグループが多い。

 大休止後、明神ヶ岳方面へ300mほどで、道標に従い左折、ハコネダケのなかをジグザグと下って行くと、10分ほど前に出発した大団体に追いついてしまった。
 強羅大涌谷方面を望む見晴らしの良いところで、あの紅葉が固まっているところが強羅公園だ、などと、パノラマを楽しみながら時間調整。
 ハコネダケからクマザサに変わり、大団体にくっつき、紅葉樹林帯を降りきるとNHKや日テレの保養所地帯。

 渋滞を予想してバスには乗らず、強羅駅へは上り坂なので、
宮城野橋から下り坂での 宮ノ下方面へ、紅葉の早川沿いをブラブラと散策。
木賀温泉バス停を過ぎ、
底倉温泉で、日帰りの湯函嶺(かんれい)』を発見。

 玄関の前には見事な
紅葉。川沿いの立地が気に入って、衆議一決、入浴決定。
おかみに聞くと、ツマミは作れないが、露天風呂の横にビールの自販機と椅子を置いているので、好きに飲って。と。

 @¥700.を支払い、スッポンポンになっていると、若い女性2人連れが入ってきた。
ご一緒での入浴を勧めようとしたのに、あわてて逃げ去っていった(*^。^*)⇒ちょうど5人用?の浴槽にドボン。キモチイイ〜

 昼に残したツマミをひろげ、池の鯉におかきをやりながら、風呂上り、さわやかな風に吹かれて、ビールが喉にしみる。
薄暗くなってきたので、お開きとする。

 八千代橋を渡り、富士屋ホテルの先から
宮ノ下駅への坂を上がって行くと、ゴトンゴトゴトンと電車が近づいてくる。
駅に着くと車掌さんが待ってくれていて、満員ながら無事乗車、発車。
 塔ノ沢あたりから下の国道を見ると、やはり大渋滞でした。
 
箱根湯本駅で急行に乗り換え、うつらうつらと帰宅の途につきました。


清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
 ◆箱根湯本駅は大賑わいでした。
  「湯本駅 秋の箱根に 人集う」

 ◆明星ヶ岳の頂上は苦労の割にはあっさりしていました。
  「明星の 頂上平地 物足りず」

 ◆日帰りの湯『函嶺』は良かったですね。
  「紅葉を 湯から眺める 気分良さ」

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 コース
  箱根登山鉄道線・箱根湯本駅〜(30分)〜阿弥陀寺〜(40分)〜塔ノ峰、標高:566m〜(30分)〜明星ヶ岳登山口〜(1時間20分)〜明星ヶ岳、標高:923m〜(1時間)〜箱根登山鉄道線・宮ノ下駅=(約30分)=箱根湯本駅
  <合計歩行時間 約4時間>

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