★2006年8月5日(土) 「秩父、破風山」
西武池袋発8時6分の寄居行き快速急行が、秩父駅を発車した車内で集合したのは、田幸および清水と、一足先に秩父神社で四国巡礼の無事達成祈願をしてきた村谷の3名。
連日の暑さのためか、大勢のはず?のハイカーも疎らだった。
皆野駅に降り立ったとたん、熱気が3人を取り囲んでくる。
たまらず、駅前に止まっているタクシーに乗り込み、椋宮(むくみや)橋登山口までの3.7kの車道歩きを回避することに決定。
まだ10時というのに、タクシー会社の温度計は41.3度を指していた。
10分ほどで椋宮橋バス停に着き40分ほど時間を稼いだのが正解だった。
昨年12月、田幸・山岡組は、手前の野巻林道から上ったが、今回は桜並木が続くゆるやかな桜谷コースを選択した。
かなり上まで林道が続き、クロネコ便がわれ等を追い抜いていく。
この暑さの中、草刈(滝澤兄のご苦労を思い感心しつつ)から帰宅する老人が親切に道筋を教えてくれた。
山百合もアジサイもすっかり萎れ、ばてていて、ダラーンとしている。
鳥の声もほとんど聞こえない。
南面の斜面からは、輪郭がぼやけて秀麗な武甲山と緑濃い美の山が大きく広がる。
高度が上がり、林間の小道に入り込むと、別世界のような涼しさだ。破風ゆず園を過ぎて、関東ふれあいの道との分岐点である休憩舎に着き、荷物をデバックして200m先の頂上を目指す。
頂上までの間で、ラジオ片手の中年男性ハイカーと初めての遭遇、挨拶。
この暑さでは家にはいられない我が身を振り返る。
狭い頂上はかんかん照りだったので、写真を撮ってすぐに引き返し、昼食休憩にした。
持参のシートを思い切り広げて、靴を脱いで、先ずはビールで乾杯。相変わらずの甘露だ。清水持参の牡蠣の煮付けが絶品で、にんにく味噌とともにすぐに完売。
田幸提供の漬物や、村谷持参のココナッツクラッカーも好評だった。締めはグレープフルーツで、余韻を残して立ち上がる。
途中では12時のチャイムが聞こえ、一人の男性中年ハイカーが、通り過ぎただけだった。
下山道は緩やかな足に優しい日陰道で誠に快適だった。
あっという間に5月が見ごろの日陰つつじの群落も過ぎて風戸(ふっと)に下山し、秩父温泉の表示に従い畑道を右折する。
田幸・山岡組が利用した地元民向けの 満願の湯 水と緑のふれあい館(入浴料:500円) を過ぎて、観光客向けの 満願の湯 (入浴料:800円) に到着。
まだ午後1時30分だった。広い館内は家族連れで盛況、われらも滝の見える露天風呂でゆっくりと手足を伸ばす。極楽、極楽。
カラオケの1階大広間を避けて、2階の休憩室で、生ビールで乾杯。やはり缶とは一味違う。清水&村谷は秩父錦の冷酒を追加し、3時5分発のバスまでのんびりして鋭気を回復する。
秩父市との合併を回避した?皆野町 営バスは駅まで140円と割安だった。皆野駅構内の温度計は、まだ41度。
乗換の西武秩父駅では、仲見世の山岡兄ご愛用の酒屋で秩父錦のカップ酒やら缶ビールを追加購入し、16時発の飯能行きに乗車して、ボックス席で残ったつまみを平らげるのも恒例となってしまった。
皆野駅から乗り合わせた浴衣の似合う女子高?大?生は、何故か横瀬駅で下車していった。
東飯能駅で八高線に乗り換える清水と別れて、田幸&村谷は飯能で停車中の池袋行き急行に。
ニューヨーク並みの猛暑だったが、ショートカットが奏功して楽しい山行きでした。
清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
◆この暑さの中、ご苦労様でした。
「皆野から 破風山目指す 夏盛り」
◆秩父は盆地ですから 暑い、暑い!
(皆野駅の温度計は午後3時30分で41度でした)
「暑い町 秩父盆地は 41度」
◆最後は「満願の湯」でさわやか気分。
「満願の 湯のささやきに 暑さ逃げ」
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当初予定のコース
秩父鉄道線・皆野駅:標高165m〜(50分)〜椋神社前、椋宮橋バス停〜(桜谷コース経由、1時間30分)〜破風山(はっぷさん)山頂:標高626.5m〜(35分)〜風戸〜(20分)〜風戸バス停〜(5分)〜「満願の湯」(入浴)=(バス、約15分)=皆野駅
<歩行所要時間:約3時間20分>
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秩父神社の境内にて⇒