小田急ハルク前発7時40分の箱根高速バスは、10人程度の乗客、ガラガラ状態で、のんびり足を伸ばして快適に居眠りしたのは関口、田幸、村谷の3名。
御殿場近くで眼を覚ますと富士山が今日もくっきり。終点の桃源台では、小田原経由で、三浦富士以来2度目の参加、稲垣が合流。
すすき見物?の客で賑わう中を、10時過ぎに勇躍出発。
雲はほとんどなく、風も爽やかに絶好のコンディション。
車道と別れて、湖尻水門に着く。裏から眺める芦ノ湖には、白い遊覧船が緑色の湖面から浮かび上がっている。
湖沿いの遊歩道を15分くらい行くと、深良水門だ。右手の案内板から、外輪山の尾根道目指して一気に登る。足元は、石で固められており、かっては主要な交通路だったことがわかる。
朝一番の登りはやはりきつく、田幸と村谷は、昨夜の乗松兄ご夫妻の深田久弥選・日本百名山完登祝い会でのアルコールが消化できた。
登りきると湖尻(うみじり)峠、芦ノ湖スカイラインと箱根スカイラインの分岐点。尾根道は、両側がハコネダケ、笹?竹?のトンネルで、足元は優しい草のため、歩が進む。ススキが丁度見頃だ。
関口が、沖縄でも見た黒いアゲハチョウを、田幸がトリカブト数株を発見する。隣を走るバイクや車の音が大きくなったり小さくなったり、木々の間からは見える湖面がドンドン下になっているうちに、三国山(1,101m)に到着、12時ジャストだった。
男ばかり10人ほどのパーティに写真を頼み、昼食休憩。
ビールやお茶、つまみ、果物、弁当、おにぎりといつものとおりゆっくりする。
再び尾根道を上り下りして、山伏峠の先のレストハウスに到着。一気に展望が開ける。駒神山や駒ケ岳方面を写生している一団に聞かれ、箱根峠に下ると言って、やや驚かれた。山羊やウコッケイが飼われていて、車できた若者達が記念撮影していた。
さらに尾根道を進み海の平の絶景ポイントで富士山を背景にススキの原っぱが一面に広がった地点に着き、三度撮影。道の駅からは、一号線を下り、3時50分箱根町バス停にゴールイン。
箱根新道経由の急行バスで、渋滞なく4時30分に湯本駅、そのまま、階段を登り「かっぱ天国」で汗を流し、ビールとつまみ少々&温泉水で練った卵入り麺で締め、箱根湯本駅を6時過ぎの小田原行きに乗り込んだ。
距離は長いが、足元しっかり、眺望ばっちり、温泉たっぷりの楽しいハイキングでした。
★2005年10月1日(土)「箱根スカイライン・三国山」