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 久々に標高差700mを越す蕨山(1,033m)に挑戦したのは、吉田、清水、村谷の3名。飯能駅前バス停に集合し、桜の木の香も芳しい 旧・名栗村 内1日間フリーパス券を1,200円で購入し、飯能市に合併後は制作されていない「名栗村ガイドブック」も貰う。

 途中の
東飯能駅前から20名近くのおばさん群団が乗り込んできて、一時バス内が騒然としたが幸いにも、連慶で下車して鳥居観音に向かってくれた為、再び静寂が戻った。

 終点の
名郷バス停で降りたのは、珍しく本当に若いカップルと、夫婦二人連れ、よく見かける山慣れした中年女性二人組で、全員蕨山を目指す、9時30分過ぎ出発。

 2年前に田幸・西川兄と同行した清水の先導で、整備された林道をしばらく進む。天気予報とは異なり、雲が多く涼しいが、1,000m山行きには快適だ。10時、林道の終点に着く。
急登が続くので半袖に衣替えし、本格的な山道に入る。足元は優しいが傾斜はきつい。

 鶯の声もあまり聞こえないのでひたすら登る。ずいぶん先に行ったはずの2人×2組に追いつき追い越したのは、林道歩きに熟達した吉田のリードの効果だった。しかし、この山に挑む位のレベルなので、3組はこの後も頂上まで雁行することになる。

 300mほど高度を上げて、後ろを見下ろすと、名栗川沿いのバス停が浮かび上がって見え、折り返しのバスが川岸を下っている。

 尾根道にたどりつきほっとする。左側の眺望が一気に開けて、有間山や大持山が真近に見え、後方には
川苔(乗)山や棒の折山が浮かぶが、その先は霞んでいる。尾根道は、岩場が続くが、道がしっかりしていて、却って楽しめる。

 緩やかな尾根道と岩場を何回か繰り返しているうちに、飯能駅発1本前の8時20分発バスのグループに追いつき、休憩中のところを追い抜き、昼食場所の確保に向かう。

 下からも話し声が良く聞こえた
蕨山頂上(1,033mに辿り着くと、満員だ。時刻は11時30分過ぎ。

 曇り空で肌寒いが、早速記念撮影を行った。狭い上に、48人もの東京は東久留米市の山の会のメンバーが揃った為、昼食場所の確保が大変だった。
 やっとベンチにリュックを置きその裏側にシートを置いて、先ずはビールで乾杯する。L缶1,500ml缶×1、350ml缶×2と三者三様の組み合わせも例の通り。清水&村谷はコンロを取り出し着火。本日の目玉は、吉田夫人手作りの牛肉の時雨煮、清水入手の竹炭豆、村谷が先週から持ち越したラム肉のジンギスカン。
 フライパンで肉を焼き始めると周囲の目が一斉に注がれる。清水が器用に調理するので、どんどん食べるがいつの間にか70分もの大休憩になってしまった。

 先に出発した一団を追い抜き、何度もアップダウンを繰り返しながらドンドン下る。ようやく鶯の声が聞こえ始めた。新緑がいっそう鮮やかに迫ってくる。

 右側に見えてきた
名栗湖に、昨年松戸兄らと下ってきた白谷沢からの道が見えた。立派な真新しい林道が見えてきたが、清水によると2年前とさほど進展がないのは、公共工事抑制の為か。

 マウンテンバイクの若者1名が、元気に急坂を下っていった。焼けたままの
金毘羅神社に一礼し、さわらびの湯に下る。午後2時40分過ぎにバス停に到着し、先頭に並ぶと一浴びしてさっぱりした家族ずれが後ろについた。2時58分発のバスに3人とも座ることができて、飯能駅まで心地よい居眠りができました。

 人気が高い割には、最初の上りはきつい山だが、眺望抜群ですので、晴れた日に新緑見物がお勧めです(村谷 記)

吉田兄(SANPO)の本日の作品を発表します(*^_^*)

  「汗拭い ふと見上げれば 目に青葉」

  「新緑や 思わず吸い込む 木の生気」

  「桜散り 代わって花咲く 老ハイカー」


  「登ったら 降りるが定めと 知るなれど 惜しや名栗の 春蕨山」


  「人見れば つい追いかけて 先行けど 次は追われて 疲れ倍増」

  「山つつじ 色鮮やかに 自己主張 緑の木々も 引き立て役か」


清水兄(小道)の本日の作品を発表します(*^_^*)
 ◆タフな老女に出会い、軽く追い抜いたと思っていたら、追いつかれそうになり焦りました。
  「追い抜いた ベテラン二人に 追いつかれ」


 ◆山頂は狭くて大変でしたが、村谷さんのジンギスカンは抜群の味でした。
  「蕨山 山頂狭くて 食べ競争」


 ◆ホトトギスの鳴き声がなく、あれ?と思ったら途中でやっと聞こえましたね。
  「新緑に 続けと鳴くは ホトトギス」

 ◆林道の工事がチョット残念な感じでした。
  「林道の 工事止まりて 自然泣く」

 ◆いやぁ〜結構タフな山でした。良くぞ歩いたと誉めましょう。
  「里に下り 山仰ぎて 我が身誉め」



村谷兄( )の本日の作品を発表します(*^_^*)
  「山頂で 時忘れ話し込む 二人連れ」

  「伍もせずに ール飲め」

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 コース
  西武池袋線・飯能駅=(バス、約60分)=名郷バス停〜(140分)〜蕨山〜(30分)〜藤棚山(30分)〜大ヨケの頭〜(50分)〜金比羅山(35分)〜さわらびの湯(余裕があれば入浴)=(バス、約50分)=飯能駅
  <歩行時間 約4時間45分>

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★2005年5月8日(日)「蕨山」

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