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 晴天の小田急線・秦野駅に参集したのは、吉田・滝澤・田幸・清水の4名。
主催者の村谷は白内障の治療で入院中だが、山歩の途中で電話があり、経過順調で明日退院予定とのことでよかった。 

8:55発のヤビツ峠行きのバスはハイカー達が長蛇の列で、9:05発の蓑毛行きの列に並ぶ。師走でそろそろハイカーも減るかと思ったが、とんでもない賑わいぶりだ。  

車中から、雪は少ないが、秀麗な富士山が見られた。

蓑毛バス停からは、すぐに登坂にかかるのでトイレと身支度をすませ出発。
 いつぞや下山につかった道だが風景が違うと新鮮な感じがして、一度通った道のような感じがしない。何度か車道を横切る形で登り、
蓑毛越到着。ベンチで足のすらっとしたひとり歩きの美人ハイカーともども小休止する。

彼女の後を追う形で、暖かな冬の日だまりの中、アップダウンのある尾根歩き。所々真っ赤な紅葉が残っていて、目に鮮やかな景観を楽しませてくれる。

これが浅間山かと自覚する間もなく通り過ぎ、いつしか件の女性ハイカーも追い抜き、次の高取山まで幾つかのアップダウンをこなすが、どれも長い傾斜ではないので快適に歩を進め、漸く「高取山」と表示のある山頂へ登り着き、記念写真を1枚パチリ。小休止していると件の若き女性ハイカーも到着。

今度は我々が先行スタートするが、まだ昼には時間もあり、なおかつダウンアップもあるらしいので念仏山までさらに登り下りしながら進み、ベンチの先にシートを拡げて楽しみの宴を開始するが、犬が二匹いる。飼い主が見あたらないがよくしつけられていると見えて問題ない。すぐ先に地図に表記されている仏像(石像)が何体かあり、念仏山の名にふさわしい。件の犬が守護しているようにさえ見える。

もう、きつい登りはないと安心してビール.や・ワイン等で乾杯。各自コンロを点火し熱々麺づくり。2本目の缶ビールを取り出す人、ビールの後は樽酒パックの方も。

 持ち寄りの珍味類や、滝澤兄4回連続のハワイ・ホノルルマラソン完走祝賀土産、リンゴのデザート付きでの大昼食会を楽しませて戴く。

さて出発ということになって進もうとすると、件の犬が通せんぼをしている。「通るからどいてね」というと素直に道を開けてくれ進み始めると、どうも道が先細りになっているらしく、こういうときは原点回帰と引き返して再確認したが、やはり進路はこちらしか無い。

 何とか進んでいくとそれなりに道もある。食事中こちら方面からきたハイカーもいたので当然のハイキングロードだと確信してどんどん下っていったら、簡易歩道の車道に出てしまい、どうやら進路を誤ったことは間違いなかろうと思われるに至った。

 「そう言えば、一旦そちらへ進んで引き返して来たハイカーがいた」という話も出て、また今にして思えば、犬が通せんぼしていたのは、我々に道が違っているよと教えてくれていたのかも知れない等と思うが、全ては後の祭り。

考え直してみると、食事の時、念仏山に登ってちょっぴり奥まったところで食事し、その後そのまま進路をとったのだが、登った地点で左方向へ行く本来予定の道があったとしか思えない。
 
 飲んだ後で、いまさら登り返して元に戻るのも億劫なのでやむを得ず里歩きをして本来の善波峠を目指し、登り返して行こうということになり、途中出逢ったバイクの女性に道を聞いたりしながら
新善波隧道、旧善波隧道を通り抜け、「本当はあの尾根を歩く筈だったんだ」などと尾根を見渡しながらR246や旧246を歩き、漸く峠への登り口を見つけてほっとする。

飲んだ後の余分な登りではあったが、高度も低くあっという間に善波峠に着き、弘法山方面からの合流点に達すると、見覚えある風景となりヤレヤレ。

 ここからは、人気のある
弘法山ハイキングコース、若いアベックやおばちゃまグループなど大勢のハイカーが双方向へ歩いている。

吾妻山で小休止の後、鶴巻温泉へ下山。清水兄御用達の「弘法の里湯」に入る。清潔で従業員達の態度も良い。ハイカー達に人気スポット。

他にも民間の温泉宿がいっぱいあるが、やはりここが料金(昨年は700円がいつの間にか1,000円に値上げ!)的にも人気のようだ。

14:42チエックインの札を貰って下足を入れ、大広間にザックを置く。土日は2時間制とのことだ。着替えの下着やタオルなどを持って浴場へ行き、露天風呂などにもつかりながら、疲れた足をもみもみ、リラックス。

再び大広間に戻って汗を出した喉の渇きをセルフサービスの生ビールその他で潤し、今日の楽しい締めくくりの宴とした。

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 当初のコース予定
  小田急線・秦野駅=(バス、約25分)=蓑毛バス停、標高:310m〜(関東ふれあいの道50分)〜蓑毛越〜(20分)〜浅間山・山頂、標高:636m〜(40分)〜浅間山林道交差〜(30分)〜高取山〜(念仏山経由・50分)〜送電線〜(20分)〜善波峠〜(30分)〜吾妻山〜(25分)〜小田急線・鶴巻温泉駅
   <歩行時間 約4時間半>

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2004年12月18日(土)
  大山山系、
  「蓑毛越・浅間山・高取山・念仏山・善波峠・吾妻山・鶴巻温泉」

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