好天続きの12月山歩きの臨時の第四弾は、週2回ペースの吉田&2週間ぶりの村谷の好き物B&Bコンビが、お馴染みの御岳山を裏参道から攻略しましたが、道は整備されていますし、距離は上り下りが片道5キロ程度と長いのですがその分傾斜が緩やかでのんびり歩くことができる家族向けのハイキングコースです。道が乾いてさえいれば、高尾山・稲荷山コースよりも簡単でしょう。
出発は、川乗(苔)山や本仁田山の下山口としてよく利用される鳩ノ巣駅です。9時半過ぎに出発しましたが、同じコースを選んだのは、中年男性1名と中年手前女性1名だけでした。
駅前の車がほとんど通らない青梅街道をを横断し、釜飯屋の横手の階段を下りて吉野街道を越え、多摩川の橋を渡ると、ほどなくキャンプ場行きの表示板が眼につきます。
後ろからバットレスキャンプ場を目指す若者数名が大きな荷物を抱えて登ってきます。谷川からは山焼きや炊爨の煙が漂ってきました。
北側の斜面を登らなければならないのがこのコースの唯一の難点でしたが、風がまったくないためにそれも杞憂で、手袋をしただけでいつもの軽装で十分でした。
村谷は病み上がりのため、いつになく足が重く息も上がって吉田兄の背中が遠く感じられます。吉田家で今朝作ったばかりの大福で疲れを回復し、両三度水のみ休憩を取ったりしている間に、中年の上の男性を追い抜き、中年手前のもう少しシェイプアップが必要な女性には先を譲りました。
眼前にずっと見えている鉄塔がある山(大塚山でした)をみながら進みますが、足元はまったく不安がなく、階段も少なく、岩場は短いのが一箇所だけで、大楢峠に1時間ちょっとで到着しました。
さらに大きく山すそのんびり歩いているうちに、御岳の町並みの見覚えがあるかやぶき屋根がみえてきて神社の表参道に合流します。
紅葉の時期が終わったためか、ほとんど行き交う人の姿はなく、参拝を省略して大塚山に向かいます。ケーブル駅手前から尾根道に上がると大きく展望が開けます。道が南面に変わり正面には雲取山と三頭山がくっきりと浮かび上ってきました。
富士見園地にはよらず、一番外側の尾根道を進むと程なく大塚山の広い頂上にゴールイン。時刻は12時10分過ぎでした。
頂上の眺めは浅間嶺に良く似ていて、見晴らしがよくゆったりとした気分になれました。
それぞれコンロで麺を沸かしながら、例の通りビールで乾杯し、先週滝澤兄から提供いただいたハワイのビーフジャーキーや豆で冬の陽だまりをエンジョイしました。広場のあちらこちらでも歓声を上げながら昼食を楽しむグループが何組もいます。
思わず1時間近くもすごしたので、古里駅をめざして出立します。下りは上り以上に順調で吉野街道に降り立ったのは2時過ぎでしたかやぶき屋根の丹三郎屋敷の近くで一袋100円のゆずを買い、古里駅に着くとちょうど東京行きの快速電車が入線してきて、今日もついていました。
御岳山から、大岳山や日の出山経由つるつる温泉などいろいろな選択肢がありますので、今後も利用可能な裏参道だと意見が一致しました。(村谷 記)
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★2004年12月23日(祝)「御岳山裏参道からのらくらく山登り」