村谷は三連休最後の好天の日、旧都電臨時20系統路線巡りを行った。臨時20系統は日曜日・祝日限定で2つの路線が運行されていた。
本日はそのうちの一つ(池袋駅前〜上野広小路)系統のうちの動坂線部分を歩く。
午前11時30分、千石1丁目交差点を出発、不忍通りを上野まで下っていく。歩道は日陰になる南側で、すぐに都立小石川中等教育学校、UR文京グリーンコート、日本医師会、駒込警察署、東洋文庫と立派な建物が続く。
上富士前交差点で本郷通りを横断した。歩道の右手奥にある駒込富士神社は度々訪れているので遥拝して通過。
道沿いに10人ほどの行列がある。人気ラーメン店・麺処HEROがお目当てで、豚骨スープの香りが路上まで漂っていた。
その少し先に「日本一安い」という大きな幟と、道まではみ出したスーツが並んでいる。工場直送で、どんなサイズもありが売り物の紳士服安売り店・カツロだった。店頭には1着1000円未満のスーツもあった。
駒込稲荷坂下交差点を右折し、神明都電車庫跡公園に向かう。前回訪問時と比べてあまり工事が進んでいるようには見えなかった。来年2月上旬の完成時期以降に再訪したい。
不忍通りに復帰し、動坂下交差点で信号待ちしていると、すらりとした体形でお洒落な服装の若い女性が3人現れた。3人とも大きな日傘を差しているにも関わらず、さらに日陰に入り信号が変わるのを待っている。同行してきたジーンズ姿の男性が信号待ちの間もカメラで彼女たちを撮影している。耳に入った会話では、昼食に向
かうらしい。3人揃ってなかなかの美形ながら、唯一マスクをしていない女性がひと際目立っていた。
次の道灌山交差点ですれ違ったカップルは、やはりマスクをしていない女性がなかなかの美人だった。
道路の反対側には、夏場の歩きでクールダウンに利用したブックオフがあった。
この付近の地下で、東京メトロ千代田線が合流してくる。また、道がやや右手にカーブするため日差しを真正面から浴びることになり、本日初めて日傘を取り出した。
右手の坂の上には、以前の歩きで休息場所に利用した池がきれいな須藤公園がある。
地下に千駄木駅構内がある団子坂交差点が近づいてきて、一気に人出が増える。周囲にある大型スーパーや肉、野菜の安売り店に続々と入っていく。また、沿道には個性的な餃子や焼き肉などを売り物にする店も目立ってくる。
根津神社入口交差点の反対側に、よしず張りでぐるりと囲われた店舗があり、20人以上の人が行列を作っていたが、何を売っている店なのかは不明。
根津1丁目交差点で言問通りを横断する。地下は根津駅。
池之端2丁目交差点で不忍通りと分かれて、ここから中央通りに合流するまでの区間は、かつて池之端専用軌道が走行していた。その名残が、池之端七軒町停留所の跡に、都電7000系が置かれた池之端児童公園として整備されている。当時の軌道の一部は上野動物園西園の敷地に組み込まれていて歩くことができないので、西園に沿って南下する。
広い園内はようやく晴れ上がった最後の休日を楽しむ家族連れや、カップル、友人グループらしい人たちで込み合っている。
上野4丁目交差点で中央通りに合流したのは午後12時30分、本日は60分の散歩だった。
上野公園に戻り、不忍池を見渡す木蔭にシートを敷いて、冷えた缶チューハイ・レモン入りベビーチーズ・蜂蜜入りカリントウで締めました。
次回は臨時30系統(寺島町二丁目〜月島通八丁目)の中の一部を歩く予定。(村谷 記)
このページのトップへ戻る
前のページへ 次のページへ
.
.
.
.
.
.
★2022年9月25日(日)『旧都電臨時20系統(池袋駅前〜上野広小路)のうち「動坂線(千石一丁目〜上野公園)」