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 明日は台風14号が関東地方にも影響を与えるとの予報だが、今日は“嵐の前の静けさ”、村谷は午前中の好天を利用して旧都電臨時22系統路線散歩を行った。
臨時22系統は雷門〜新橋間を走行していた路線。小伝馬町から先は臨時1系統(三田〜雷門)で逆方向からの歩きを済ませており、今回は標記部分を歩く。なお、この区間は臨時1系統と重複している。

 午前10時にYSC散歩の集合場所でお馴染みの
雷門交番前交差点を出発。仲見世通りの延長線上にあたる道は、雷門通り
まだ新しい建物の浅草文化観光センター側にある東側歩道を選択した。雷門付近には徐々に人出が増えてきているものの、その中に外人観光客らしい姿はなかった。

 道を南下しているのは村谷ぐらいで、リュックサックを背負ったり、キャリーケースを押したりして雷門を目指して盛んに北上してくる。
なお、旧都電の路線名は、雷門から浅草橋までが「蔵前線」と呼ばれていた。

 
駒形橋西詰交差点江戸通りと合流する。その地下には都営浅草線が走っている。

 交差点横の駒形堂に立ち寄った。毎月19日が縁日、珍しくお堂の扉が開放されていて、堂内には二人のお坊さんが袈裟懸けの正装で着座している。お堂の狭い敷地にはパイプ椅子が並び、高齢男女十数人が経本を手に座っていた。ほどなくマイクから般若心経が流れ始めたので、しばし拝聴した。

 
駒形2丁目交差点横にある駒形どぜう浅草本店の店先には日章旗がへんぽんとたなびいていて、本日が祝日だと強調している。

 この先の道沿いでは ずっと日の丸を見ることがなかったのも、時代の趨勢かもしれないが少し寂しい気がする。

 
厩橋西詰交差点を渡る。本日歩く江戸通りはホテルが多く、なかでもAPAホテルが目立つ。その中の1軒の入り口に「本場帯広の豚丼」と書かれた大きな幟があった。豚丼/居酒屋「豚つく」系の居酒屋が入っている。

 
蔵前1丁目交差点で蔵前橋通りを横断した。相変わらずホテルから出てきたらしい旅行客の姿が目に付く。
道の反対側にある須賀神社は遥拝した。

 その先の右手奥に見える銀杏岡八幡神社の境内にも日の丸が遠望できた。

 
浅草橋駅そばで総武線の線路を潜り抜ける。日差しが少し強まってきたが道沿いの建物がしっかりと日除けの役を務める。

 浅草見附跡の掲示を確認してから、浅草橋神田川を渡る。この先は「室町線」だった。

 
浅草橋交差点の角に、石造りの趣がある建物があり、1階の喫茶店「Bridge」から香ばしい香りが漂う。帰宅後に調べたら、インスタばえするカラフルなアイスクリームとマッチした薫り高いコーヒーが人気だという。古風な建物の外見が相まって、若者たちからも注目されているのかもしれない。

 
横山町に差し掛かると一気に衣料品店が増えた。

 
馬喰町、鞍掛町と由緒ある交差点を通過し、小伝馬町交差点に午前10時40分に到着した。所要時間は都電歩きでは最短記録の40分だった。

 大安楽寺で弘法大師様に本日無事のお礼を申し上げた後、十思公園で一息入れる。まだ、歩いた距離が短いので、昼休憩場所に予定している浜町公園に向かう。

 人形町通りは広くて日差しを避ける術が見当たらないので、日差しが建物の陰になる東寄りの大門通りを選択した。道沿いに本日7軒目?のAPAホテルが出現。

 やがて、昭和45年創業の大衆居酒屋「笹新」の看板が見てきて甘酒横丁に到着。そのまま左折し明治座まで来ると、壁面に9月20日からの公演「第一部坂本冬美・第二部中村雅俊」の垂れ幕がぶら下がっていた。

 浜町公園に入ると自転車が押し合いへし合いするように並んでいる。浜町運動場で野球の試合があるようだ。村谷が定番の休憩場所に利用している清正公寺前のベンチも3つのうち2つは野球少年たちが使用中だったが、幸い1か所は空いていた。

 いつもの休憩スタイルになり、11時前だが先ずは缶チューハイで乾杯。レモン入りベビーチーズと、フィッシュソーセージがうまい。約30分の休憩を済ませたところで
雨がぽつり。浜町駅ホーム行のエレベーターに乗り込みました。

 残る都電臨時系統は3つです。(村谷 記)

  管理人追記:今日は英国エリザベス女王の国葬が行われます。


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★2022年9月19日(祝・月)『旧都電臨時22系統歩き(雷門〜小伝馬町)』