雨上がりのJR常磐線・金町駅改札前に左近・田幸・村谷の3人が集合した。出発前に協議し、昼食は念の為 屋根付きベンチがいくつもある水元公園を選択することとして、当初予定の江戸川土手⇒柴又を変更、水元公園を目指すこととした。
駅前商店街を北東方向に向かう。お洒落な店が増えたような気がして足元を見ると「理科大通り」とある。2013年に開校された東京理科大学葛飾キャンパス(最寄り駅が金町駅)に、4月にはさらに別の学部が移転してくるからなのだろう。
バス通りに出て北上し、しばられ地蔵入り口交差点を右折し、南蔵院に入った。江戸時代の南町奉行だった大岡忠相が手掛けた裁判で有名な「しばられ地蔵」が現在も健在だった。われらは特に急ぐお願い事はないので綱は求めず、本堂で阿弥陀さまに お参りを済ませてから門外に出る。
長い塀に沿って進むと水元さくら堤に突当り、そのまま横断して水元公園に入った。都内最大級の広さを誇る園内は動く人影が見当たらない。スイレン池に大きなシラサギが一匹いただけだった。
はなしょうぶ園の一角にある屋根付きベンチの地面にシートを広げ、腰を下ろした。昼食にはちょっと早いが、まずは乾杯。傘を差さずにここまでたどり着けたことに感謝する。本日のメインディッシュは左近夫人お手製の鶏肉・ジャガイモ・大根の醤油(+α)煮込みで、大きなタッパウエアーにぎっしり。たれがよくしみ込んだ味に感謝してありがたく頂戴する。
村谷がバーナーで豚焼き肉や熱燗を提供。北風で冷えたからだが暖まった。一刻も早い時期に以前のような語らいの機会が持てるよう祈願しつつ、それまでの期間は健全な体と頭脳が維持できるよう努めたいと一致した。
たっぷりと休憩を摂った後、釣り人が点在する小合溜に沿って出発。水元大橋を渡り、本数は少ないが見頃の紅梅&白梅や河津桜の花を愛で、都内では珍しい長く伸びたポプラ並木を進む。
小合溜の行き止まりにある水元かわせみの里に入って休憩を兼ねた勉強タイム。暖房に癒されながら、水元小合溜は江戸湾に流入していた古利根川を江戸前期に現在の銚子方面に付け替えた際、残された部分だと知る。独立した溜池になったのが1729年で、ほぼ300年前のことだった。現在はカワセミがえさを求めて頻繁に飛来する都内有数のスポットとして人気がある。
残念ながらカワセミは見られなかったが暖まったので園外に出て、水元五丁目バス停から金町駅行き京成バスに乗車した。
途中で通過する水元公園バス停横にあったバラ屋敷は、3軒の分譲住宅に変わっていた。
金町駅南口に到着し、JR常磐線と京成バスに分かれて散会した。
北風が吹く最高気温8℃の寒い日でしたが、傘いらずの散歩ができました。(村谷 記)
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コース
JR常磐線など・金町駅北口〜南蔵院(しばられ地蔵)〜水元公園、菖蒲広場〜ポプラ並木〜かわせみの里〜水元5丁目バス停=(バス)=金町駅
<歩行距離:4.5km±α、歩行時間:1時間10分±α>
*「かつしか観光ガイドマップ・ 東 金 町 」を参照し、金町駅から水元さくら堤まで端折って歩き、 水 元 公 園 を散策しました。
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★2022年3月8日(火)「水元公園の春散歩(金町駅から周遊)」