旧都電10系統は渋谷駅前から須田町まで走っていましたが、渋谷駅前から三宅坂の間は歩行済みのため省略し、その代わりに三宅坂から日比谷公園まで足を伸ばしました。
村谷が東京メトロ銀座線・神田駅から地上に出たのは午前11時過ぎだった。中央通りを北上し、須田町交差点で靖国通りに合流した。
本日の行程は靖国通り⇒内堀通り。最初の須田町〜小川町間は「両国橋線」の一部だった。
本日の最高気温の予想は15度で、ベスト姿で歩くにはちょうど良い。道幅が広いため、日差しが全身に降り注ぐ。
老舗蕎麦店・神田まつや は、すでに暖簾が出ていた。現役当時に近くのO建設に出向していたS君と、夕方の早い時間に一杯飲み交わしたことを思い出す。
外堀通りを横断、続いて本郷通りとの交差点が小川町。九段上までが「九段線」だった。
平日の昼近くとあってすれ違う人が多く、コートなしの姿もちらほら。神保町が近づくにつれて、写真入りのランチメニューが目に付き、思わず入ってしまいそうになるが、立ち寄らない。
白山通りを横断する神保町交差点で、信号待ち時間を利用して最初のチョコナッツを口に入れて我慢した。
九段坂に差し掛かり、靖国神社に立ち寄った。早稲田通りの入り口付近に、北斎による浮世絵のパネルがあり、当時から急坂で難渋した様子がわかる。
広い境内に入ると、黒いスーツに濃紺のコートを着用した三十路と思しき女性が数十人も並び列を作っている。 おそらくすぐそばの白百合学園小学校の(卒業式にはまだ日があると思うが、学校での)集会に出席するものと推定、お揃いの服装は学園のドレスコードだろう。
ほどなく移動してしまったので、数人の行列に並び拝殿で参拝した。
桜の標本木(俗に言う 基準木)前でも数人が写真を撮っていたが、つぼみはまだ膨らんでいない。
ベンチに腰を下ろして、2度目のチョコナッツ休憩。
九段坂の最高地点にある九段坂上交差点からは内堀通りへ入る。この先の半蔵門までが「番町線」だった。
千鳥ヶ淵を並行に南下すると、ランナーの数が増えてきた。
半蔵門交差点で新宿通りを横断し坂道を下る。三宅坂までの短い区間が「半蔵門線」だった。
右手にある国立劇場の道沿いの看板には五月公演「義経千本桜」「競伊勢物語」が掲示されていた。
正午過ぎに三宅坂交差点に到着した。この先の青山通りはすでに歩いており、平日で人出が多く、適当な公園が見当たらないので、日比谷公園に向かうこととした。
ランナーたちに交じりお濠沿いの道を下り、祝田橋交差点から日比谷公園に入る。テニスコート横の築山「三笠山」にあったベンチを確保し、新聞紙を敷いて腰を下ろした。残ったチョコナッツを缶チューハイでといういつものパターンで、30分間休憩した。
地下鉄日比谷駅方面に向かうと、旧日比谷公園管理事務所「フィリーチェガーデン日比谷」前で20人近くの人たちが熱心に写生していた。
次回は11系統(新宿駅前〜月島)を巡る予定。(村谷 記)
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★2022年3月3日(木)『旧都電路線巡り「10系統(渋谷駅〜須田町)」のうち須田町〜三宅坂』