予報は曇りのち一時小雨だったが、はずれを期待して、本厚木駅前9時20分発の半原行きバスに乗り込んだ村谷は、田代の半僧坊前で下車した。すぐ横が、中津川カントリーだ。
目指すは、関東ふれあいの道の支線である経ヶ岳、バスどおりを5分ほど戻り、中津川に注ぎ込む沢伝いの林道を登る。
平成15年にできた土石流よけの堰堤を越えると、いよいよ傾斜のある山道である。紅葉にはまだ時間がかかりそうだが、葉の色も赤らんできている。鳥の鳴き声に混じり、カラスの声も聞こえて、里近しである。久しぶりだが、相変わらず上りが続き、汗が滴る。ダイエットにはよいものの、のどが乾く。この急な坂を下ってきたのは、地元山岳会メンバーらしい2名のベテランで、枝打ちなどコース整備をしていたのに感謝する。
林道を横断し、ピークを2つ越えて経ヶ岳(633m)頂上に到着。大山、三の塔が見えるベンチを独り占めし、昼食休憩。日差しが強く、日焼け止めを塗りなおす。
コンロに油を敷き、キムチをいためる。水を注ぎ、カップめんを割りいれて、完成。中ビール缶に良く合う。
坂尻から来た男ばかり6人グループにベンチを譲り下山開始。かなりきつい階段を下ると、ほどなく半原越え。
林道は崖崩れで通行止めだったが、歩行には却って好適だ。坂尻まで5キロほどあるが、車が通らないので、ムカデやこおろぎがゆっくり這っていた。日帰り温泉のリッチランド(バブルの名残)は通過して、久しぶりに坂尻バス停にゴールイン。
午後1時を回っており次のバスまで時間があるので、別所温泉を目指す。
役場前の直売所では、大根1本(110円)を購入し、農協前で行われていた第31回清川村農業祭で、絞りたての牛乳(100円)を飲み、快晴のバス道を下り「清川村ふれあいセンター 別所の湯」に到着。3時間700円を支払う。露天風呂、たる風呂からサウナまであり、お得です。
休憩室で生ビールを堪能し、3時10分の本厚木行きバスに乗り込むと、雨がぱらついてきた。飯山観音から、飯山祭りの帰り客がどっと乗り込む。
本厚木からは、レジャー用の千代田線直通臨時電車があり、大手町まで58分とは驚いた次第。
どちらからも上りが結構きついコースですが、温泉と組み合わせると面白いコースでした。
★2005年11月3日(祝) 「経ヶ岳〜別所温泉」