停電のため出社がままならない村谷は、先々週末の宝登山に続く不動山めざして急遽8時6分池袋駅発の快速急行に乗り込んだ。
ロウバイの盛りが過ぎたためか終始空席が目立つ。それでも
長瀞駅では20名ほどの時期遅れのハイカーが降りる。

 単独行につきもののハプニングがあったが、災い転じて福となった。
 
樋口駅から桑畑の間ののどかな登り道を児玉と秩父を結ぶ要衝だった榎峠を目指したが、あまりに道が良過ぎるため、沢沿いの小道に迷い込んだのが間違い。途中から急斜面の藪漕ぎに変わり、先週の空白もあり息も絶え絶えにやっと林道にたどり着いたところ、いつの間にか雨乞山の直下にいたのが第一のハプニング。

 
雨乞山は秩父随一の評判どおりハングライダーの発着場にふさわしく、約280度の好展望だった。

 昼食を摂ろうとコンロに着火しようとしたが、つかなかったのが第二のハプニング。
 幸い隣り合わせた夫婦連れからライターを借用して事なきを得たばかりか、陣見山方面の見晴らしが良かったという情報を入手し、直ちに転進を決意する。その前に腹ごしらえで、例のL缶、ジンギスカン、味噌ラーメンに卵・餅で1時間あまり滞在する。

 いよいよぬかるんだ道をパスした
榎峠を過ぎ、埼玉テレビのタワーがある陣見山を越えて、虎が丘城址で休憩する。ここで登山道の標識を信用したのが第三のハプニング。

 予定の簡保の宿寄居に行くはずのところを、
円良田湖についたが、折りよく特産センターを発見。天日乾ししいたけ1袋百円と夏みかん3個百円を購入した。くるみ2キロ300円も魅力的だったが、大きすぎたため断念。

 あとは車道歩きの後、
波久礼駅から、16時01分発の快速急行に間に合った次第。(村谷記)

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やま

★2005年2月26日(土)「雨乞山〜陣見山」

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