さんぽ

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 村谷は、午前11時半、東京メトロ東西線・門前仲町駅に到着し、地上に上がる。

 先ず、魚三酒場に直行し、ランチ営業中の店内に入ると、いつも二階で仕切っているお姉さんと目が合った。
「あらいらっしゃい」。「うなぎ蒲焼定食をテイクアウトしたいのですが」。
「はい、でもお吸い物も山椒もつけられませんけど」「いいですよ」。

 ウナギとご飯を別盛りにしてもらい、リュックに詰め込んだ(850円。ささやかながらご支援になれば)。
店内では六種類ある定食(うなぎ蒲焼・お刺身・煮魚・焼き魚・天ぷら・フライ)を堪能している人が七組。
12時前なのに常連さんなのか、まずまずの入りと判定した。

 永代通りを横断し、深川不動尊の参道に入る。人出は少ない。ここ門前仲町の元祖・永代寺に参拝したのち、深川不動尊経由で富岡八幡宮に参拝する。
際変わらず人出は少なく、巫女さんが参拝客のカメラのシャッターを押してあげていた。

 村谷は横綱力士碑前から駐車場を通過し、首都高速の下につながる遊歩道を選択した。
強い日差しを避けて近隣の家族連れが休憩中。

 鶴歩橋平久川を横断し、三つ目通りを渡って木場公園に入る。普段の休日ならば家族づれで込み合うはずだが がらんとしていた。
マスクを外して木蔭伝いに北上し、大横川に突き当り右折する。

 仙台堀川公園に入ると、あちらこちらの木陰のベンチで、家族づれが昼食休憩や運動中。
釣り堀は盛況で、パラソルを数えたら十以上。暇そうな同年配の男性ばかりだった。

 特徴的なトイレ横の桜の古木の下にある愛用のベンチで昼休憩。帽子と背中のタオルを脱ぎ、シートの上に靴下を脱いだ足を延ばす。
目の前の水辺ではハゼ釣りの常連らしい老婦人が、傘もささず元気に釣り糸を垂れている。

 腰を下ろし時計をみると時刻は12時20分過ぎ。うなぎ弁当はゴール後のお楽しみにして、いつものチーズとナッツ、それに妻差し入れのミニチョコをつまみに、缶チューハイをあける。
 図書館で借りた「蘇える鬼平犯科帳」を眺めながら30分の休憩タイム。鳩が三羽寄ってきたが、小雀の姿が見えなかったのでナッツはやらない。

 少し先から左折して横十間川を北上する。スワンボートが3隻だけ動いていた。
クローバー橋を渡り、首都高速小松川線、JR総武線を潜り抜けて、天神橋で蔵前橋通りを右折する。

 太鼓橋を二つ乗り越えて、午後1時50分、無事に亀戸天神社社殿に参拝した。

 ついでに香取神社にも参拝し、明治通りを横断。

 亀戸では定番の昼食場所・香取公園に入り、遅めの昼食にありついた。大ぶりのウナギのかば焼き一尾と吸い物と山椒がないサービスなのかタッパーウエアいっぱいの白飯がお出迎え。
あふれんばかりのたれは漏れなくご飯にかけて、亀戸天神社裏のコンビニで購入したカップ酒で、早めの丑の日を堪能しました。

 次回は、神田明神ですが、今回同様に日陰探しで到達する方針です。(村谷 記)

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★2021年7月22日(木)「東京十社めぐり 第二回(富岡八幡宮〜亀戸天神社)」