大岡山駅に滝澤・百石・山岡・小林・田幸・清水・村谷の6名が集まった。
村谷から「出遅れたので、勝海舟記念館で会おう」との電話。
スマホ頼りに住宅街を通って洗足池公園へ、まずは洗足池弁財天に参り本日の無事を願う。
池の西畔にある名馬・池月の話が伝わる千束八幡神社参拝や池月橋方面は省略して、水生植物園に架かる四曲?橋の上で記念撮影。
南州留魂碑 、 南州勝海舟両雄詠嘆之詩碑 、 勝海舟夫妻墓所 を訪れた。
夫妻の墓石は、この後訪れる勝海舟記念館に展示されていた生前に本人が描いたとされる墓石のイメージ図(朝日新聞 DIGITAL 9月4日の記事)とよく似ていた。
勝海舟の別荘(洗足軒)跡に建つ大森六中の向かいにある勝海舟記念館に行き、各240円を支払って入館する。
国登録有形文化財、昭和3年築の「鳳凰閣・旧清明文庫」を、総事業費11億円で改修し、ほぼ一ヶ月前の9月17日にオープンしたばかりの施設だ。
海舟の人柄や思いが伝わる直筆の手紙や日記・書物・はかまや大礼服・咸臨丸の羅針盤や航海日誌などが並べられ、生涯の出来事と近代史の並列掲示や映像等で紹介されていた。
1階にあった「海舟ブレイン」という仕掛けは、海舟自身の言葉等から、海州が何を考えてきたかを解き明かし、その想いと人物像に迫れるよう、地球儀を回して坂本龍馬や細川斉彬など海舟ゆかりの人名や海舟語録(「癒しツアー」さんのページ)の上にカーソルを置くと、『氷川清話』などから抜粋したものだと思うが前のスクリーンに勝から見た人物考察や語録の論拠が映し出されるのが面白かった。
「おれは、今までに天下で恐ろしいものを二人見た。それは、横井小楠と西郷南洲とだ。… 西郷はどうにも人にわからないところがあつたヨ。大きな人間ほどそんなもので…小さい奴なら、どんなにしたってすぐ腹の底まで見えてしまふが、大きい奴になるとそうでないノー」
「坂本がかへって来て言ふには、成程西郷といふ奴は、わからぬ奴だ。少し叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もし馬鹿なら大きな馬鹿で、利口なら大きな利口だらうといったが、坂本もなかなか鑑識のある奴だヨ」
ここで村谷と合流し、昼食適所とみた南州留魂碑の西側の林間にシートを敷き、おかずを並べて乾杯。
小一時間の大休憩を終え、竹林の地面が台風19号の強風で落ちたと思われる大きめのギンナンの黄金色で敷き詰められている御松庵妙福寺の日蓮上人袈裟掛けの松を見て、中原街道と東急池上線をを横断し、澄んだ水が流れる洗足流れに沿った遊歩道を下る。
東雪谷5交差点で学研通りに出て、東海道新幹線と横須賀線の下を潜りぬけ、子安八幡神社は遥拝し、大森十中前を通り、第二京浜国道を横断。
都営地下鉄馬込車両基地の右側、池上梅園の外周の坂を登り、大坊本行寺の入り口を通過し、池上本門寺到着。
本堂に参り、本日の無事を謝して南無妙法蓮華経を唱えた。
境内では、東京菊友会大展示会の準備と、日本らんちう協会東部本部紫錦会第70回らんちゅう品評大会の展示が行われていたので、美魚ランチュウを鑑賞し、長い階段を下って呑川を霊山橋で渡って池上駅へ。
所用のある小林と村谷と別れ、踏切の向こうに見える「目利きの銀次 池上駅前店」に入り、軽く打ち上げました。
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コース
東急目黒線・大岡山駅〜洗足池公園、洗足池弁財天、南州留魂碑、南州勝海舟両雄詠嘆之詩碑、勝海舟夫妻墓所〜勝海舟記念館〜日蓮上人袈裟掛けの松〜勝海舟別荘(洗足軒)跡〜洗足流れ〜第二京浜国道を横断〜大坊〜池上本門寺〜東急池上線・池上駅
<歩行距離:5km±α、歩行時間:1時間20分±α>
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★2019年10月20日(日)「洗足池から池上本門寺へ(大岡山駅〜池上駅)」