<3月19日(火)桜開花直前の二ケ領用水散歩(登戸駅〜溝の口駅)>
曇天のJR南武線・登戸駅改札前に、滝澤・田幸・山岡・清水・村谷の5人が集合した。駅前のスーパーでつまみ調整の買物をしてから出発。
先ずは二ケ領用水せせらぎ館に向かう。館内の水槽には、様々な魚が展示されていて、多摩川の水質がいかに良くなったのかを確認した。足元の流域地図を眺めて、かつては日帰りで標高1,363mの川苔山の頂上を極めたこともあったのを確かめた。
宿河原堰へ降り立つと、近所の幼稚園児たちが午前中のお散歩時間。負けないように元気に階段を下りて、水量たっぷりの堰を見下ろした。そよぐ風はすっかり春だった。
船島稲荷神社に本日の無事をお願いしてから、二ケ領用水に入る。
新船島橋の手前にある年季の入った桜並木の一角に、目ざとい山岡が一輪のソメイヨシノが開花しているのを確認した。いよいよ桜の季節の始まりだ。
水路にそって進み、宿河原八幡宮に立ち寄って重ねてお参りした。
一旦水路から離れたので、道沿いの稲田小学校の正門から出てきた二人の女子生徒に道を尋ねると、小さな声で水路方面を指さしてくれた。清水がやさしく尋ねると小5だそうで、数年後は見事な蝶に育つこと間違いなしのつぶらな瞳の美少女たちでした。
用水に戻り南進し、川崎市緑化センターにある広々した緑地に着いた。
幼児を連れた若いお母さんたちの間に、むくつけき5人の老人男性がシートを広げたが、幸いだれ振り向いてくれない。
いつもの通り、滝澤が気温居合わせた絶妙の日本酒のぬる燗づくり、村谷が焼き物担当とバーナー2台が活躍する。田幸提供の銀杏の殻割りは常連の百石が不在のため、田幸や清水では手に負えず、見かねた滝澤が見事に処理してくれた。
本日も数々のつまみが勢ぞろいしていたが、駅前のスーパーで調達したナスの漬物についていた辛子が、様々に転用されていて好評だった。
恒例の信州夏旅行などの計画検討などで約1時間の休憩は、時折舞い込んでくる元気な坊やのサッカーボールにもめげずに終了した。
緑化センターのときめき温室ではバニラの花が開花していた。果実を使ってあの甘いエッセンスを抽出すると初めて知った。ランの香りにお別れして出発。
久地駅先で、円筒分水緑地に着くとここも若い母親と先ほどよりは少し大きい女児の一団が休憩中だった。金属製の柱をするすると上る二人の女児がいてびっくり。東京の次のオリンピックのボルダリングには間に合いそうだ。
昭和16年に作られた円筒分水は数百年の水争いを見事に解決した国指定有形文化財で、先人の知恵には感心するばかりだった。
さらに南下、大山街道に突き当たり右折、すっかり整備された溝口神社で本日の無事のお礼を申し上げてから、溝の口駅前に到着した。
あれこれ探して、3月1日から昼間営業を開始したかりという「美酒・ウマイモン処・トミフク食堂」に入った。
店内には染めた長い髪の毛の男女ばかりだったが、一番奥の長いシートに着席した。ふっくらした体形のカラフルなカスリ姿のお嬢さん二人がてきぱきと注文を受けてくれた。
ホッピーセットと生ビールをお願いする。大ぶりの蛤の酒蒸しなどのつまみは、質量ともに申し分なし。とりわけ、中落の炙りは初めての味で絶品でした。@1,300円とコストパフォーマンスもよく、再訪したいものだと一致しました。(村谷 記)
このページのトップへ戻る
コース
小田急線、南武線・登戸駅〜二ケ領せせらぎ館〜船島稲荷神社〜二ケ領用水宿河原線・用水船島橋(宿河原堰)〜宿河原八幡宮〜(二ケ領用水新川線との合流点)〜川崎市緑化センター〜久地円筒分水〜溝口神社〜東急東横線溝の口駅、JR南武線武蔵溝ノ口駅
<歩行距離:6km±α、歩行時間:1時間40分±α>
前のページへ 次のページへ
★2019年3月19日(火)「二ケ領用水巡り(登戸駅〜溝の口駅・武蔵溝ノ口駅)」