関東南部は、今朝も晴れて寒い。
与野駅の改札外コンコースに置かれた「与野半里塚の大ケヤキ」幹の輪切り展示の前に滝澤・百石・山岡・田幸・村谷の5名が集まった。
 
 東口に下り、 中山道 に出て 「六国見」 の説明版で、1805年の記録に、この付近から6ケ国、相模(富士)・信濃(浅間)・甲斐・武蔵・下野(日光)・上州(伊香保)があざやかに見えた、と書かれていた文書のあることを学ぶ。
 五街道などを歩いてきた村谷から、「街道は浸水による通行止めを防ぐため、尾根の最高地点を結んで作られているので、この地も東の見沼田んぼと西の平野部の間の高台だろう」と。
 
 スクランブル交差点になっている東口信号をナナメに渡り、すぐに右折し、念仏塚「…天明の天変地異多発時代に、己の身と引き換えに衆生救済を願いながら土中に入定、念仏往生された比丘(僧侶)の塚と伝えられ…」(「リタイア男の暇つぶし」さんのページ)ていることを学んで、夏ミカンやキンカンが青空に映えている住宅街をさらに東進。
 
 長屋門を見学して、 産業道路 を渡り、 足立神社 で本日の無事を願い、 正福寺 とその前にあった安楽往生地蔵尊で生きている間の無事を願い、住宅街の坂道を下り、流れる水が少ない見沼代用水西縁に出て、大原中橋を渡り、右折する。
 
 チョット寒風がきついが、縁の植栽を楽しみながら下流へ下る。
正樹院橋を過ぎると、右に浦和西高裏の斜面林があり、左にヤブカンゾウの植え込みが続く道をそぞろ歩く。
 
 トンボ池を見て、木崎橋を渡り、見沼代用水から離れ、坂道を登りだしたところで、山岡から「左奥に公園が見える。木が多いし、住宅の陰で風を除けられるのでは?」ということで行ってみると、「木崎四丁目緑地」・「木崎自然の森」・「木崎四丁目保存緑地」と3通りの場所表示がある林があったので、陽は当たるが風は弱い地点を選定し、村谷によると「108円で買って、108回は使った」というレジャーシートを広げた。
 
 肉・魚・練り物を村谷が焼き、滝澤が熱めの熱燗を調整し、今夜世界一になる大坂なおみの活躍や、白鵬休場の大相撲、星稜など出場校が決まったセンバツ高校野球、今日は小樽スティで滑っているだろう藤野・鹿田・小林・山内・野島&徳岡兄たちS会のスキーなど、スポーツ情勢を中心に約1時間の大休憩を過ごした。⇒付記:大相撲春場所は玉鷲が初優勝。

 今日のオカズで美味しかったのは、山岡さんがご近所産の大根を自家製で溜まり漬けにしたコリコリ漬物と、油の乗ったノルウェー鯖のみりん干し焼きでした。
ご馳走さまでした。
 
 コースにある「長屋門のある風景」と 正樹院 参拝は省略して、西高通りに出て、浦和西高前を通過、中木崎から南下、産業道路は領家住宅を通って 赤山街道 を西進し、中山道に出た。
「一本杉の仇討の碑」で、万延元年(1860年)にこの地で仇討ち事件があったという説明文(「リタイア男の暇つぶし」さんのページ)を読み、与野駅東口へ戻った。
 
 開店している飲みどころは見当たらないし、駅前に「日高屋 与野駅東口店 」があったので、当然入店。
ホッピーセットや生ビールで乾杯し、餃子・レバにら・煮たまごなどで中身を2〜?杯で軽く〆ました。
 
 その間、一人の80代後半とみられる背広姿でピシッと決めた老人男性が来店し、綺麗どころが揃う店員さんに「熱燗1本」を頼み、グラスに空けて飲み干し、310円を支払って、身支度。
 レジで「支払いは済んだよね」と言い残して店を後にして行った。
コーヒー1杯を飲むくらいなら酒1杯を飲みたい?下戸を除く4名は感心しきり、「10年後には見習おう」と。さて、いかに。
 
 2月は公私ともに忙しくなる村谷から、次回2月9日のさんぽまでの間が長いので、各自自主さんぽをするよう指示を頂き、解散しました。

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 コース
  
JR京浜東北線・与野駅〜中山道と六国見〜念仏塚〜足立神社〜正福寺〜大原中橋(見沼代用水西縁)〜浦和西高裏の斜面林〜木崎四丁目(保存)緑地・木崎自然の森〜浦和西高前〜西高通り〜赤山道〜与野駅
   
 <歩行距離:6km±α、歩行時間:2時間±α>

   *さいたま市・浦和区文化の小径マップ「上木崎界隈から見沼を歩く」を参照して歩きました。

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さんぽ

★2019年1月26日(土)「上木崎と見沼散歩(与野駅から周遊)」

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