★2018年2月10日(土)「下町の寺社と史跡めぐり(両国駅〜亀戸駅)」
<2月10日(土)北斎所縁の地散歩(両国駅〜亀戸駅)>
村谷の都合で11日ぶりに開催となったYSC散歩、これまた久々に東京地区の気温が10度を超える予想となった朝、JR総武線・両国駅西口改札前に、滝澤・野呂・左近・百石・山岡・村谷と初参加の植田(好)の7人が集合した。
一連の「貴乃花騒動」が収まって、マスコミが全く姿をみせなくなった両国国技館だが、場所中でもないのにもかかわらず、相撲博物館への一般客の入場はお断りだった。
隣接する旧安田庭園に入った。こちらも、肝心の池周辺は改築工事中とあってバリケードで閉鎖されていたので西側を半周し、真新しく作られたばかりの北門から門外に出た。
すると見慣れない建物が隣接していて、先月19日にオープンしたばかりの刀剣美術館。入場料を見ると1,000円と書いてあったので通過する。
横網町公園に入る。耐震工事と全面塗装工事が終了した東京都慰霊堂に参拝する。関東大震災と第二次大戦で被災した爪痕を残す建物だ。
今朝がたの新聞で、何やら太平洋側の大震災の発生確率が高まってきたという記事があったことが話題になったが、長寿が予想される一、二人以外は、確率的にはほとんど関係がなかろうとの話に落ち着いた。
清澄通りを南下して、北斎通りに左折する。目ざとい山岡が、通りの両側に規則的に置かれていた葛飾北斎の名画の銅板が撤去されているのに気が付いた。
200mほど東進した右手にある「すみだ北斎館」に65歳以上は300円の入場料を支払って入場する。
オープンした昨年は長蛇の列だったっが、1年近くでようやく落ち着いたようだが同年輩の男女が詰めかけていた。エレベーターで見学階の4階に上がる。
わずか1フォロアーだけの展示だが、90年の生涯が見事に集約されていた。
海外を含めて、絵画を展示する美術館で、浅学菲才の身で一番困るのが、現物と解説文を見比べることができないことだ。
ここでは、最新の技術が駆使されていて、原画の手元にタッチパネル式の装置が設置されていて、拡大された画像と解説文がいっぺんに見ることができる。しかも前後に各々2か所ずつ設置されていたので、後ろの人にも遠慮せず鑑賞できて誠にありがたい。
村谷も、百石と二人で、富岳三十六景始め数々の名画をじっくりと鑑賞できました。
浮世絵だけではなく、北斎が執筆に使用した長屋が彼に匹敵するともいわれる天才といわれた娘・応為とが執筆するリアルな姿が展示されていて面白い。朝晩2合の焼酎があの傑作の原動力だったことも意外であり、勇気づけられた。
通りを東進し、相撲発祥の野見宿祢神社に参拝する。歴代横綱の碑が2基設置されていた。記名されていた文字の色が、黄色や赤などまちまちだったが、その理由は不明だった。
少し先のコンビニでつまみ調整の買い物を済ませて、大横川親水公園に入る。
前回もこの辺だったかなあと言いつつ、藤棚の下の空き地にシートを広げ、新聞紙や、座布団代わりのシートを重ねてから腰を下ろした。
まずは好天と、お互いの健康を祝して乾杯。右手をひっきりなしに通過する総武線の電車の音も心地よい。
左近家定番の枝豆春巻き皮包み炒めはじめ各種のつまみを、滝澤手練の熱燗などで味わうのは、いつもながらの口福だ。
大1時間の休憩ののち、錦糸町駅前を通過し錦糸公園の噴水前で休憩。まだまだ昼休みのため、周囲を元気な男児たちが走りまわっていた。
公園を北上し、蔵前橋通りに出て右折し、天神橋で横十間川を渡るとすぐ先左手に、葛餅発祥の船橋屋本店の店舗がある。
その先の参道から、2月4日から3月4日まで梅まつりが開催されている亀戸天神社に入る。
定番の太鼓橋でスカイツリー背景に記念撮影を済ませてから、早咲きの梅の花を横目に本殿に参拝した。
神楽殿前では、休日には都内の有名寺社ではおなじみの猿回しの一組が演技中。見物客を飽かすことのない見事な演技に感嘆してご祝儀をはずんだ。
裏道を抜けて、亀戸大根発祥の地碑があり、スポーツ勝利のご利益があるという、香取神社に参拝した。
明治通りを南下し、左手の亀戸梅屋敷で休憩&買い物を済ませる。スカイダックは時間外で停車していない。
亀戸駅そばの日高屋に入店して、定番の餃子・レバニラ炒めを、ホッピーなどで食して、2月最初の春散歩を締めました。(村谷 記)
このページのトップへ戻る
コース
JR総武線・両国駅西口〜(国技館相撲博物館)〜旧安田庭園〜東京都慰霊堂〜清澄通り〜北斎通り〜緑町公園・すみだ北斎美術館〜大横川親水公園〜錦糸公園〜亀戸天神社〜香取神社〜明治通り〜亀戸駅
<歩行距離:5km±α、歩行時間:1時間30分±α>
前のページへ 次のページへ