★2017年2月8日(水)「早春の皇居東御苑〜北の丸公園(東京駅〜市ヶ谷駅)」
<2月8日(水)皇居東御苑〜北の丸公園〜靖国神社に春の気配を探索する散歩>
首都東京の玄関口・東京駅は 丸の内北口 改札前に、滝澤・左近・小林・田幸・山岡・村谷・山内の7人が集合した。
スーツ姿の男女が盛んに行き交う中に、リュックを背負ったウオーキング姿は随分場違いな雰囲気だが、夫々現役当時は颯爽と改札口を出入りしていたことを思い出す。
通勤の人波が始終テレビのニュース画面に登場する交差点を粛々とわたり、皇居方面に西進する。
銀行クラブの由緒ある建物が壊されていて、旧興銀本店ビルを含めて一帯が再開発されるらしい。
これまた、現役時代にはしばしば訪れた パレスホテル を半周して、ビル風に煽られながら、外人様ご一行に交じって大手門から皇居東御苑に入る。
風はぴたっと止んで日差しが燦々と照り付ける。
お目当ての一つだった 三の丸尚蔵館 は生憎展示入れ替えのため休館中で、横山大観の絵の鑑賞はお預け。
続く 二の丸庭園 入り口にあるランドマークの一つ・蝋梅は満開を少し過ぎた若年増の風情だったが、まだまだ鑑賞に堪えられると評価が一致。
小堀遠州作の造作を鑑賞しつつ、今盛りの梅園に向かう。
カメラマンが群がっていて、今盛りの紅・白の花と香りを楽しむ。メジロたちは甘い蜜を堪能している。
坂道を上ると未だつぼみ状態の梅花がお出迎え。見事な配列に感心し、手入れの大変さを思いやる。
天守閣跡 に登り、丸の内界隈の景色を楽しみ、 北桔橋門 から城外に出る。
平日の昼間でも頑張る皇居一周ランナとすれ違いながら、竹橋の交差点に向かう。
外堀の草が生い茂った水辺には、昨年誕生したらしいコガモを前後に挟んだ親ガモが引率中。
かつては目立っていたパレスサイドビル1階の東外れにあるコンビニで、昼食の買い足しを行う。
竹橋を渡り、坂を登り返す。 国立近代美術館 、 国立公文書館 前を通り、その先から 北の丸公園 に入る。
日差しがいっぱいの広々した草むらに、思い切ってシートを数枚重ねて敷き、昼食休憩とする。
まずは乾杯、背中やお腹に春の訪れを体いっぱいに受け止める。
本日も3台のバーナーが全開し、絶妙のヌル燗、具沢山のキムチ鍋、合鴨や豚肉焼きなど作業開始。
それ以外にも左近家定番の烏賊煮やワサビ漬け&笹かま、生ハム&メロンなどなど、例によって不足は全くない。
早くも、春の桜鑑賞会、夏の信州旅行の日程などを協議しているうちに、あれほどあったツマミは汁まで含めて完食し、空き缶と空き瓶の山を背負って出発する。
紅白の梅に早咲きのカンザクラや河津桜をゆっくりと鑑賞しながら西進すると、東京の天気の基準になる観測設備があった。
武道館前に来ると、「心屋10周年 心屋仁之助 独演会」 との看板が架かり、グッズ売り場ができていた。
我らはそのまま 田安門 を出て、 千鳥ヶ淵の桜木とお濠 を愛で、歩道橋を渡って、 靖国神社 に参拝し好天のお礼と道中の無事をお願いする。
境内にある東京の桜の標準木の周りには人が群れていたが、さすがに花は一輪もなし。
ここで、参道の右手に、(全国靖国献酒会の)酒蔵から奉納されている各都道府県の銘酒のリストがあるよと、昨日に続き連日参拝の山岡の指摘があり、嫌いではない面々なので立ち寄る。
お馴染みの銘柄や聴いたことがない隠れた銘酒の名前を発見して、東京都の中に黒霧島やホッピーがあったりで、大いに盛り上がった。
続いて久々に 本殿裏側 の 神池庭園 に寄り道する。
水温が低いため、見事な色彩の錦鯉たちも身を寄せ合って動かない。
<錦鯉献納の主旨>
上越新幹線の開通を記念して新潟県特産の錦鯉を靖国の神池に献じ、英霊のご冥福と国土の豊穣を祈願すると共に、御参拝の方に錦鯉の美を観賞され、憩のひと時を過されます様願うものであります。
昭和57年(1982)12月20日 遥山書
新潟県靖国神社錦鯉献納奉賛会
遊就館 前の休憩所のトイレをお借りし、南門から靖国通りに出る。
お馴染みの団体の建物などを横目に見ながら市ヶ谷駅に到着。そのまま橋を渡る。
今日も 釣堀 には太公望が健在で、ちょうどヘラブナを釣り上げたところを目撃した。
橋を渡り切った左手にある 日高屋 に入店、一番奥の従業員さん休憩用のスペースを開放してもらう。
レモンサワー2、生ビール1.ホッピー4に分かれ、餃子・レバニラ炒め・ソラマメ・メンマなどで本日の好天に恵まれた散歩を締めました。(村谷 記)
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コース
JR東海道線など・東京駅八重洲北口〜大手門〜皇居東御苑〜宮内庁三の丸尚蔵館〜二の丸庭園〜天守閣跡天守台〜北桔橋門〜北の丸公園〜千鳥ヶ淵〜靖国神社〜靖国通り〜JR中央総武線、東京メトロ南北線&有楽町線・市ヶ谷駅
<歩行距離:6km±α、歩行時間:2時間±α>
※国民公園協会の「皇居外苑マップ」を参考に、靖国通りへと延長して歩きました。
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