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★2010年9月28日(火)「箱根湯本めぐり+旧東海道(〜小田原)

 ウイークデーでもひっきりなしに小田原方面に向かう乗降客が通過する箱根登山鉄道線・箱根湯本駅改札口に集合したのは、滝澤・田幸・村谷・山内の4名。

 降りしきる秋雨の駅頭で協議した結果、当初予定の湯坂路+飛竜&千条ノ滝コースは、足元不如意のため先送りし、取りあえず箱根湯本駅からの周遊コースに転進することとした。
 三枚橋まで戻って旧東海道に沿って温泉街の坂道を行くのが王道ながら、折角の健脚4人組。対岸に最短距離で渡り、早雲寺の裏参道を直登するコースを選択した。

 傘を打ち付ける強雨をものともせずに
早川に架かる橋を渡り、湯本富士屋ホテルの入り口前から石段に挑戦。
 晴れてさえいれば何ともない石段だが、豪雨で小さな滝状態。
流れの中に足の置き場を探しながら、何とか
早雲公園(早雲寺林)に辿りついた。
 小川と化した散策路に何故か白い蟹ばかりだったが、沢蟹?が歩き回っていた。源氏の源頼朝の挙兵を支えた北条氏の出自が平家だったこととの関連は不明。

 豪壮ながら簡素な
早雲寺に参拝する。ご利益は顕かで、一遍に小雨に変わった。
 門外に出るとそこは見覚えのある
旧東海道(早雲通り)。吉田兄にお誘いを受けて、滝澤・清水両兄とともに京都まで旅した思い出の道。

 左手にあった銭湯も温泉とは流石に箱根だ。道筋にあったコンビニで昼食の買い足し。
若い外人女性と日本人女性ガイド?や、われらと同年輩の男女ハイカーとすれ違う。

 曽我兄弟ゆかりの
正眼寺に参拝し、坂道を登る。
 台の茶屋の脇から
石畳の旧道に入る。足元がやや不安だが、中山道とは違って歩く人が多いせいなのかコケが少なくて安心な下り道。

 小ぶりな
猿沢を渡った先の小屋の前で、ビニール傘の下で雨宿りしている猫がいて、感心して石畳を登り返す。
箱根観音として道中の旅人に信仰された福寿院に参拝。ご利益あらたかで雨が上がってしまった。

 一旦、車道に上がって
ホテル 南風荘横にくると、ちょうど手ごろな屋根つき待合小屋のある 奥湯本バス停があった。
 やれやれと待合小屋を占領し、足元に新聞紙を敷いて昼食タイム。早雲公園への急階段で濡れた足を乾かす。
持参の缶ビールで乾杯。各々持参のつまみを分け合っていると、早雲寺の正午の鐘の音が雨で湿った木々の間から聞こえてきた。
 元箱根港行きや箱根湯本駅行きのバスを見送っているうちに程よい時間。
 神輿を上げるといつの間にか青空が広がっていた。

 ここからは、畑宿に向かう旧東海道とは分かれて、
滝の道へ。やっと下り道になり楽々歩く。
鮎見橋から見下ろした須雲川は、茶色の濁流。
湯の里 おかだの業務用駐車場では、忙しく作業する人々が行き交う。

 大衆的な値段にシフトしたらしい
旅館 天成園の敷地内にある滝鑑賞に向かう。
人工的に復元された
飛烟の滝とその奥にある玉簾の滝を鑑賞する。飛竜&千条の滝には及ばないものの、近年パワースポットとして人気を博しているらしく、われらの前後にも訪れる人が続く。

 どんどんと下り、本日は休業の
はつ花本店&超高級 吉池旅館前で、早川との合流点・湯本橋を渡ると急に人の往来が多くなる。
 
箱根湯本駅前にゴールインしたが、まだ午後1時前。この時間でかっぱ天国への入浴には早すぎるので小田原方面へと、下ることとする。

 気温が上がってきたので、
三枚橋の袂で上着を脱ぎ捨てる。
 この先は、吉田・滝澤・清水・村谷が喘ぎ喘ぎ上ってきた
旧東海道。少し、国道1号線と並行したが、程なく旧道へ。のんびりと下る。
 滝澤&村谷は登りと下りの違いをしみじみと味わう。
 車で小田原方面に出かけた旦那?を見送った若奥さん?が、「こんにちは」と愛想良く声をかけてくれた。

 
入生田駅前を通過。左手の紹太寺への参道を横切る。
今が盛りの彼岸花をお洒落に軒先に飾った旧家も出現。
快適な下り道の両側には、豪邸や神社が現れ
旧東海道らしい。

 
風祭駅先にある日蓮上人遺跡横から、再び山登り。小田原厚木道路・風祭トンネル上の尾根にたどり着く頃にはすっかりと夏の日差しが戻っていた。
 道端に巨大に育った
サボテンが2本。

 相模湾を望む
ミカン畑もある道を下り、松永記念館前にたどり着く。入場料無料なので入館すると、丁度係員が出てきてパンフレットまでいただく。広々した蓮池前で休憩。

 
香林寺前から一旦竹林に入り、再び旧東海道へ。
板橋見附で国道1号線に合流、新幹線をくぐり、東海道線をくぐり、早川口

 駅まで直進のトンネルは避けて、
天神社横から天神山経由 報徳二宮神社に参拝。晩年の尊徳先生の銅像に本日の無事を感謝した。
 孫を連れてきたいような立派な遊園地がある
小田原城址公園を通過して、まだ午後3時前に小田原駅近くの日本海庄やに入店した。冷房が気持ちよい。
 10km近くのアップダウンを制覇したことに、生ビールで乾杯。
アジたたきとシラスオムレツをツマミに、焼酎で締めました。(村谷 記)


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 コース
  箱根登山鉄道線・箱根湯本駅〜早雲公園〜早雲寺〜正眼寺〜箱根観音〜飛烟の瀧・玉簾の瀧〜箱根湯本駅〜風祭〜松永記念館〜報徳二宮神社〜小田原城〜JR東海道線、小田急など・小田原駅
    <合計歩行距離 約12km 歩行時間約3時間>


    ※当初の予定は、きまぐれハイキングさんの「飛龍の滝・千条の滝」を歩こうとしました。
    箱根町観光協会のホームページへ
    ※箱根のハイキングに詳しい「写真で巡る箱根ハイキング 」さんのホームページへ
    ※飛烟の瀧・玉簾の瀧のある天成園のホームページへ
    松永記念館紹介ページのある小田原市役所のホームページへ

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