★2010年4月6日(火)「天覧山〜多峯主山〜吾妻峡」
※前回は2007年4月28日にこのコースを歩きました。 ←写真は重複しませんのでご覧ください。
<桜満開の多峯主山・天覧山・飯能河原散歩>
快晴・微風・温暖と 花見日和、西武秩父線・飯能駅改札に集合したのは、滝澤・山岡・田幸・村谷の4名。
改札横(ホーム側)のボックスには沿線の ハイキング ウオーキング マップが整備され、タッチパネル方式の検索画面が新設されるなど以前とは比べものにならない。 西武鉄道の熱意が伝わる。
村谷が来週、吉田兄主催の中山道を行く、佐久平から和田峠を越えて下諏訪へと歩くためのトレーニングコースとして選んだ、低山ながら山登りが2回含まれる9km弱の丘陵道を今日は歩こう。
北口の長い階段を回避して、エレベーターで1Fへ直行する。
左斜めへの近道から商店街に出ると、左手に地元特産の西川材で作られた商店街案内掲示板があったが、既に廃業して商店名が白く塗りつぶされた箇所がいくつかあり、時代の厳しさを感じる。
武蔵野24番札所にもなっている真言宗・観音寺へ。これ以上天気が良くならないようにお祈りする。真っ白な象の石像の先にある弘法大師像が晩年の姿らしくて珍しくふっくらしており、何となく親しさを覚えた。
能仁寺の前の公園は、丁度桜が咲きそろっていて満開、いつもは目立つ鉄腕アトムの石像が何故か小さく見えた。
信号脇のコンビニで昼食の買い足しを行い、能仁寺へ参拝。境内には桜の木々も数本あったが、早咲きらしく既に散り落ちていた。公園の桜見物の序に立ち寄ったらしい家族連れが次々に現れる。
再び適度な晴れを祈ってから山道に差し掛かる。
結構な急斜面だが、木々の天井と谷間から上がる冷風に支えられ、休憩舎がある中段広場で最初のトイレタイム。
桂昌院が子息・綱吉公の病気回復を祈願して平癒のお礼に創られた十六羅漢像の横から急階段を上ると標高195mの天覧山山頂。
西武ドーム・大岳山・御前山などを望み小休憩。眼下に飯能河原が広がり、明治天皇の観閲気分が味わえる。
折角上がった頂上から、昨日の雨で湿り気が残る階段をどんどん下る。下りきった草原では、同年輩の夫婦連れが野草採集に余念がない。
ここにしかない飯能笹の横には、常盤御前が旅の途中で振り返ったという見返り坂。我らも同じ道を登り返し、12時前に本日の最高地点・多峯主山(271m)に辿り着いた。
丁度空いた広々したベンチを占領して、昼食とする。暑い日差しに負けずに、滝澤&村谷がバーナーに点火する。
食べきれないほどのツマミを広げて、先ずはビールで水分補給をする。シシャモを焼き、ヤキゾバを炒め、から揚げを温め直す。山岡定番の板わさ&沢庵の塩気がたまらない。
冷えた日本酒や熱いホットウイスキーなどが続く。次々に上ってくるハイカーの熱い視線を浴びながら、約1時間の休憩だったが、来週のしだれ桜見物を皮切りに夏までの旅行&ウオーキング計画の打ち合わせで直ぐに過ぎてしまう。
後続にベンチを明け渡して下山開始。途中の御嶽八幡神社に参拝し、慎重に階段が多い山道を下る。
バス通りに出てホットした途端、前方から来たバイクが縁石にぶつかって転倒し、顔面小打撲。
勿論我らには怪我一つなかったが、運転していた女子高生風?はタバコを吸いながらの運転だった。自業自得。
民家脇から吾妻峡へ出る。飛び石伝いに対岸に渡って、澄み切った流れを独占して休憩。
ニリンソウはまだ一輪だ。若葉が芽吹き新緑シーズン近しを実感する。
聖徳太子を祀った八耳堂に参拝。夫々思いのままの発言が続出する何処かの国の総理に太子の能力が必要なのでは?でも、期待するほうが無理だ、と話が飛んだ。軍荼利神社の鳥居脇のミツバツツジに見とれる。
製材所の先の岩根橋で入間川を渡り、飯能河原に降り立った。何台もの建設機械が入っていて河原を整備中。我らが斜面に腰を下ろして桜の木々を眺めていたら、枝を支えていたつっかい棒が突然倒れて、散歩中の老人に危うく当たりそうになる。早速、滝澤が工事監督に注意して撤去させた。
再び商店街に戻り打ち上げ場所を探したが、なかなか見当たらない。諦めかけて駅近くに来て、ふと右手の路地を見やると営業中の提灯を発見。平日は午後3時、土日祝日は午後2時開店の
銅 版 屋 だった。
メニュー・アルコールともに申し分なく、今後は奥武蔵ハイキングの拠点として深耕していくことを確認し、飯能駅に向かった。(村谷 記)
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コース
西武池袋線・飯能駅(10分)〜観音寺〜(10分)〜能仁寺〜(10分)〜天覧山、標高:195m〜(見返り坂経由、30分)〜多峯主山、標高:271m〜(5分)〜御嶽八幡神社〜(25分)〜ドレミファ飛び石(橋?)・吾妻峡〜(5分)〜八耳堂・軍荼利神社〜(35分)〜飯能河原(15分)〜飯能駅
<合計歩行時間
約3時間半>
※西武グループ・奥武蔵ハイキングマップ「多峯主山」 に準拠して歩きました。
※「西武鉄道で行くハイキングコース24選」のページ
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