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 今年最後の真夏日が予想された朝、京王線・橋本駅改札口に集合したのは、田幸&村谷。
 JR横浜線・橋本駅に続く通路脇のコンビニで昼食の買出しを行い、北口サティ前の1番バス乗り場から三ヶ木行きバスの乗車し、
城山高校前バス停で下車した。

 先ずは、徒歩5分の津久井湖城山公園の入り口にある水の苑地に到着。
今は相模川をせき止めた城山ダム(津久井湖)で知られるが、鎌倉初期に三浦一族の津久井太郎次郎義胤が築井城を築いた地で、対岸の城山山頂に本城曲輪跡などが今も残っている。
ダムを渡れば花の苑地を皮切りに、根古屋と呼ばれる南麓一帯の緩斜面に広大な憩いの場が広がっているが、本日は県道を直進する。

 予報どおり強い日差しが迫ってきたので、日陰を探しながら坂道を上っていく。
 中沢バス停の右手に三嶋神社の鳥居が出てきたので参拝する。あの東海道・三島宿の三嶋神社の末社で、樹高20m・樹齢400年のスダジイが聳える。これ以上天気がよくならないようにお祈りしてさらに登る。
 左手に野菜の直売所がありなかなかだったが、まだ相当に登りが残っているので買わずに進む。
 80歳前後と思しき老女が三輪自転車に大きな荷物を積みすぎて、倒れていたので助け起こしてあげた。根性に感心して先へ行く。

 
上中沢バス停横から峰の薬師参道が始まっていて、県道と分かれて山道に入る。頭上を木々が覆ってくれていて、暑さが和らぎほっとする。
 12時のチャイムを聴きながら歩いているうちに、見覚えのある峰の薬師の境内に着く。武蔵・相模四大薬師(残る3つは、新井薬師・高尾山薬王院・大山日向薬師)のひとつで、何事も祈りて成らぬことは無しと信仰厚い古刹で、夫々何事かを祈念した。

 津久井湖が一望できる広いベンチを独占して昼食休憩とする。先ずは、大汗をかいて失った水分を取り戻すべく、恒例の缶ビールでの乾杯。ヘルシーなツマミと軽い弁当を食しながら、お互いに群馬・長野方面で過ごした週末・週初の行楽について情報交換。

 11月の紅葉散歩の打ち合わせなども行い、いつもの大休憩になる。
 神輿を上げて、村谷が 3回で10円の鐘(この鐘の音を録音した方のページへ) をついて、
三沢峠までもうひと登り。
 峠の誰もいないベンチで一息入れていよいよ、下山開始。

 首都近郊でも屈指の気持ちのよい下山道だが、何故かところどころ歩道が抉れている。先般の集中豪雨で流されたらしい。それでも残された狭い歩道部分を右に左にジャンプしながら進むと、グリーンセンターの近くで、木々や電柱がが倒れていて道路が遮断されていた。

 昨日から橋を含めた復旧工事が開始されたらしい。
 制服を着て大きな虫取り網を持った3人の男性とすれ違った。昆虫を採集しているそうだ。
 小部屋に明かりが点いたうかい鳥山の横を通過し、
梅ノ木バス停にゴールイン。村谷はこれで、神奈川県下17コースの関東ふれあいの道を踏破したことになる。

 巨大なクレーンや大型トラックが目立つ圏央道の工事現場を通過し、午後2時半過ぎに
高尾山口駅にゴールイン。相変わらず多いハイカーの横を通過し、打ち上げなしでそのまま新宿行き準特急に乗車しました。(村谷 記)


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コース
 JR横浜線、京王相模線・橋本駅〜(バス16分)〜城山高校バス停〜津久井湖遊園地〜三嶋神社〜峰の薬師〜三沢峠〜梅ノ木平バス停〜京王線・高尾山口駅
   <合計歩行時間 約3時間>

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★2009年10月20日(火)「関東ふれあいの道・神奈川14番・峰の薬師への道」

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