★2008年7月8日(火) 「旧 中川 下流部」
すっかり雨が上がったJR常磐線・亀有駅南口改札口に集合したのは田幸・酒井・村谷の3名。
先ずは、南口交番横にある、「こちら亀有駅前交番」の主人公・両津勘吉巡査像の前で、記念撮影しいざ出発。
環状7号線を横断した目の前にある香取神社で、本日の好天を祈った。
中川は、埼玉県羽生市付近で利根川と別れた自然河川で、特に本日散策する下流部は左右に大きく蛇行しているのが特徴。
明治天皇が筑波山の山麓にある夫女ヶ原に行幸の途中に渡ったという、中川橋から川べり散歩を開始する。
薄雲が空を覆い、川風が心地よく我らの頬を撫で、クローバーの絨毯が足元を支えてくれるという絶好のコンディションに感謝しながら、右岸沿いに歩を進める。
延命寺という縁起の良い名の寺の先で、良く交通情報に出てくる青砥陸橋横の信号から水戸街道を横断し、再び川面へ出る。
古めかしいポンプ場の脇でハゼ狙いらしい孤独な?釣り人を発見。すぐ先には、置き竿3本で鯉狙いの釣り師もいたが、やはり一人だった。
続く東洋インキ工場跡地は、老人施設・青砥こはるびの里に変身していた。
日刊スポーツ指定釣宿・聡丸はカサゴ・シロギス専門のようだが、燃料費の影響?で、土日のみ営業だった。
高砂橋で新中川と別れ、いよいよ七曲りが始まる。何故か陽が差してきて暑くなり、お祈りが効きすぎたとは贅沢な感想だが、サクラの木の下に適当な空き地を発見したので、昼食休憩とする。
シートの上で思い切り足を伸ばして、先ずは乾杯。川風とともに蒸し暑さが一気に吹き飛んでいった。
本日は、酒井が自家農園で育て収穫、わざわざ持参してくれた、大ぶりで汁気たっぷりのきゅうりが特に旨い。
お互いの友人・知人の近況を披瀝しながら、話が弾み、思わず長居してしまうのもいつものパターン。
すっかり青空が見えてきたので御輿を上げる。
奥戸橋の袂にあった谷菓子店は代替わりしてしまったらしい。
本奥戸橋の手前に、江戸時代からあるという母子地蔵が見えたが、車の通りが多くて目礼して通過する。
平和橋手前から急に道路が広くなり、真新しい東立石緑地公園が出来ていたので、ベンチで飲み物休憩とする。
園内の遊器具には、それぞれに“高齢者優先”の注意書き、我らも思わず苦笑してしまった。
平和橋通りを横断すると、目の前には首都高中央環状線が立ちふさがる。最後の上平井橋で綾瀬川と合流し、その90m先の上平井水門で荒川と合流するのを見届けて、われらは一路、新小岩駅を目指す。
途中で、当地名物の金魚屋の看板や水槽を眺めながら、午後1時50分、JR総武線新小岩駅南口に到着、夫々JRとバスで帰途に着いた次第。
梅雨の合間の貴重な散歩日和に感謝します。(村谷 記)
※管理人追記
今日、最後に歩いたところのすぐそば、「旧中川で、魚大量死 豪雨で酸素不足か」
8日午前8時20分ごろ、江戸川区平井6の平井橋近くの旧中川に、魚が大量に浮いているのを近所の住民が見つけ、江戸川区役所に通報した。河川を管理する都建設局で、体長5〜10センチ程度のハゼを中心に、約900匹の魚の死骸を回収した。同区で水中の酸素量を測定したところ、通常は1リットル当たり約5ミリ・グラムの酸素が溶けているはずが、この日は1.3ミリ・グラムしかなかった。現場近くでは7日早朝に、1時間で50ミリ近い集中豪雨が観測されており、川底に堆積していた泥が巻き上り、酸素不足になったと見られる。(読売新聞9日朝刊、都民版2の記事より転載)
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コース
JR常磐線(地下鉄千代田線直通)・亀有駅〜中川橋〜中川大橋〜亀有ポンプ場〜水道橋〜高砂橋〜青砥橋〜京成・青砥駅〜奥戸橋〜本奥戸橋〜平和橋〜上平井橋〜かつしかハーブ橋〜JR総武本線・新小岩駅
<合計歩行距離 9Km、歩行約2時間半>
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うなぎ釣りのおじさんと