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★2008年4月29日(祝、火)「塩船観音寺、玉川上水羽村堰」

さんぽ

 連休の中日に、見ごろの塩船観音つつじ鑑賞に参加したのは、滝澤・田幸・百石・池田・岡田・古澤・村谷の7名。

 快晴・微風のJR青梅線・
東青梅駅からスタートしたのだが、早速ハプニング。身支度を整えるべくトイレに向かった滝澤が、現金・運転免許証・健康保険証・キャッシュカード・定期券などが入った財布を拾得し駅前交番に届けた(後ほど遺失者本人からお礼の電話があった)。

 古澤の提案で、街道を避けて山よりのコースを行くことで衆議一決。
道端で清掃中の老人から詳しいコースを教えていただく。

 樹齢数百年のシイの古木が2本聳え立つ
師岡神社
で、旅立ちの無事祈願を行う。
裏山一帯は、鎌倉時代の古城・勝沼城跡で、みどりの会のボランティアが保存に努めている。坂道を登っていくと、右手一帯はこんもりした森が残っていた。

 犬散歩の男性にも確認してから、森の小道に入る。ふわふわした感触を楽しみながら進み、小川にかかった橋を渡った目の前が、青梅GCだ。
コース内に赤いつつじの木が1本植わっていたが、邪魔にならないのかと心配したのはゴルフ音痴?の村谷だけ。

 ほどなく
吹上菖蒲園に降り立った。オフシーズンで無料開放されていた道路際の門から入る。
木道を下っていくと、右手の林には
山吹が、池沿いにはミツガシワが花開いていた。

 表門から住宅街に出ると、どこの家の庭も広くて整備されている。
藤や牡丹がちょうど見ごろだった。

 左手の
宗泉寺
に立ち寄る。樹齢190年という栢の巨木を見て、百石と村谷は碁盤が何面取れるのかしらと不埒な想像をした。

 坂道を下ると左手の高台に老人ホーム塩船園があり、夫々の老後計画について意見交換?しながら進む。

 思わず入ってみたくなるほど見事な庭園が広がる加藤家の門前には、「個人宅です」という札がかかっていた。

 1日=700円の季節限定の駐車場が見えてくると、
 塩船観音寺 だった。
文化年間に若狭の国の八百比丘尼が旅に途中に観音像を安置したのが始まりで、その後天平年間に行基が当地を塩船と命名したという。
開創して1,350年になるため、庭園中央に大観音像(高さ15m。平成22年3月完成予定)を作る献金を募集中だった。
入場料300円を支払い、薬師観音で “ぼけ封じ” 祈願、国宝の茅葺きの本堂の観音さまにも参拝する。
売店の竹の子はおいしそうだったが重いので誰も買わずに先に進む。


 鐘つきは岡田が代表して行ったが、浅草寺仕込で見事な手つき・腰つきだった。

 待望の
つつじ園
は、期待通り見事な眺めで、初訪問の池田・岡田は勿論一同感歎するだけだ。
200mほどの坂道を上がっていくたびに、刻々と彩りが変わっていくのは、見事としか言いようがない。

 丘の頂上で記念撮影した後、昼食のため一旦裏の入場から、霞丘陵へ向かう。
右手の草地には
稚児百合(チゴユリ)が清楚な白い花を付け、風に揺れている。

 手ごろなベンチ前に持参のシートを広げたのは、まだ11時を過ぎたばかり。青梅GCのコースを見下ろしながら缶ビールで乾杯する。 
久々参加の岡田・池田・古澤の近況を中心に、現役時代の日夜の活躍振りやら、物故された先輩の思い出など話題は尽きない。

 本日も、岡田夫人お手製のヘルシーなおつまみと、古澤入魂の煮物が抜群で、早々に売切れてしまう。

 2本目の飲み物を持参の豪の物もいたが、ちゃんと同時に終了して御輿をあげたのは12時近くなっていた。

 半券を提示して再入場、今度は中央の小道をゆっくりと下りながら、左右の景色を楽しむ。
往復2回の眺望がエンジョイできるのもお得感がある。


 売店では団子が売れ筋だが、弁当類はないのでこれから行かれる皆様は、あらかじめご用意下さい。

 門を出て
河辺駅を目指して歩き出す。
道脇には季節の花々や茶畑が続き、楽しい散歩道だ。
見事な庭園の豪邸やら、行列が出来たラーメン店・麺楽を見て、新青梅街道を越えるとJR青梅線・河辺駅は近い。
2年前にはまだ建設中だった東急ストアとスパ(
 梅の湯 )つきのビルがツインで出来上がっていた。

 我らは青梅線に乗り、
羽村駅
で下車する。

 旧鎌倉街道の坂道を下り多摩川べりに出て、
羽村堰がある公園に着く。
玉川上水の取り入れ口には、難工事を仕上げた玉川兄弟の像があり、感謝の念をこめて記念撮影。
池田と古澤が「川倉」の説明看板前で納得するまで、お勉強。

 土手をぶらぶら下ると、根搦み(ねがらみ)前水田のチューリップ畑だ。
27日でチューリップ祭りは終わっていて、菜の花と牡丹・芍薬がわれらを出迎えてくれた。

 再び
羽村駅に戻り、定番の蕎麦屋・甚作に入店する。
一日の労をお互いに労って、生ビールで乾杯。蕎麦掻・鴨の柳川煮などをつまみに、そば焼酎で一献、陽の高いうちに帰途に着いた。

 塩船観音のつつじは連休中はずっと見ごろでしょう。(村谷
記)

古澤兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
  「鮮やかに 山を染めにし 躑躅かな」

  「観音は 柏餅より 団子好き」

  「ボケ封じ してきたよと 頬ゆるむ」

  「塩船の あまりの古さに 感嘆す」

  「蕎麦がきの 素朴な味に 酒すすむ」

  「川倉や 先人たちの 智恵の跡」


  ※川倉」の説明が載っている京浜河川事務所のページを紹介します。

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 コース
  JR青梅線・東青梅駅〜(30分)〜吹上しょうぶ公園〜(20分)〜塩船観音寺〜(50分)〜青梅線・河辺駅〜(JR6分)〜青梅線・羽村駅〜(20分)〜根搦み(ねがらみ)前水田〜(10分)〜羽村堰〜(10分)〜青梅線・羽村駅
  《歩行時間 約2時間半+観賞時間》


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