午前10時半、京王線・京王八王子駅中央改札口に集合?したのは、村谷1名。
快晴・微風・ポカポカ陽気のコンディションながら、お馴染みの田幸兄らは、京都観光にお出かけのため、宝登山・蝋梅散歩以来の単独行となった。
改札口の前の京王ストアで買出しを済ませて、1階のバスターミナル4番から、10時45分発・創価大学行きのバスに乗り込む。
本日の予定は、八王子市ウオーキングマップ第2番、創価大学正門から滝山公園を経て秋川沿いに遡り、高尾街道沿いの戸吹湯ったり館の予定だった。
10時45分、谷野町バス停で下車、食堂前のベンチで上着を脱ぎ、日焼け止めクリームを塗りこんで、ペットボトルを片手に持つ。もう完全に夏姿だ。
豪壮な創価学会の聖堂を右手に見ながら坂道を登ると、すぐ左手には富士美術館、その前が創価大学の正門だった。大勢の学生たちに混じり、父兄の姿が目立つのは、入学手続きのためだろうか?
桜並木の坂をどんどん下り、コース案内では立ち寄ることになっている道の駅には向かわず、そのまま直進して谷地川のほとりに出た。
遊歩道では、一人の女子大生とすれ違っただけで、他には歩く人影が無い。
梅坪橋で左折し、滝山街道に出る。都立滝山自然公園への散策路としては、JR八高線・小宮駅からや、滝山城址下バス停などがあるが、本日は少林寺ルートを採った。
住宅の間を抜けると程なく不許薫酒山門の碑があり、その先はもう山道だ。
不法投棄厳禁の看板がずらっと並んだ先には、広大な少林寺の敷地がある。
墓地のすぐ上の芝生には、「少林寺」の3文字が描かれていて、旧東海道歩きで小夜の中山の頂上からながめた「茶」の文字を思い出した。
足に優しい坂道を上り詰めたところが、小宮駅に続く桜並木との合流点だ。
格好のベンチがあったので、お茶のみ休憩とする。今日は、汗のかき方が早い。
遊歩道脇には平行して、八王子乗馬クラブの練習コースが走っていて、「馬が噛み付くことがある」との注意書きがあった。
森かげにはまだ雪が残るが、日差しが強くて爽快だった。
3人ほど一人歩きの高年男性とすれ違った後、滝山城址に到着、時刻も12時を回っていたので、中の丸跡の広場のベンチで昼食休憩にした。
紅梅が数本咲いていて、近づくと甘い香りが漂ってきた。
靴も脱ぎ捨てて、缶ビールを開ける。稲荷ずしと野菜コロッケをつまみに、眼下の秋川と五日市の市街地を眺める。奥多摩の山々がくっきりと浮かび上がっている。
中高年夫婦連れがやってきて、尋ねられたので、地図を見ながら説明した。
本丸跡には、戦没者を慰霊するお寺と、歴史がある稲荷神社があったので、夫々お参りした。
結構長い石段を降りきると、石畳が続く。
真新しい滝山公園の標識からは、住宅街になる。河原を直進すると、JR五日市線・東秋留駅だが、左折して東秋川橋方面に向かう。
道の脇に、八王子市指定天然杵物の高月の桑の木がある。珍しい野生種の桑で、これを改良した結果が、織物の町に結びついたという。
高月浄水場を過ぎると、左手に円通寺があったのでここも参拝する。
境内の枝垂桜は見事だそうだ。
高月バス停の左側から山道が始まる。右手のラブホテルが場違いな感じだが、道は歩きやすい。
坂道を降りきると、秋川の河原に出た。
白い鶴?と黒い烏が、仲良く水辺で羽を休めている。
大岳山が正面に、右手には御岳山と日の出山が浮かび上がっている。
グリーンキャンプ場を過ぎて、高尾街道に突き当たる。結構長い上り坂が続き汗が噴出す。
峠を越えると右手が中央霊園、左手が明治安田生命のグリーンランドだ。
古刹の桂福寺に到着。
鐘楼を重ねた珍しい朱塗りの楼門が山門になっている。
近藤勇が学んだという天然理心流の創始者・近藤長裕の墓や、武者小路実篤の文学碑がある。
ハイキングコースではこの先の戸吹湯ったり館がゴールになっているが、一人では盛り上がらないし、まだ歩き足りないので滝山街道へ左折し、東京サマーランド方面に転進する。
酒造資料館は素通りして、午後2時半過ぎ、秋川駅にゴールインした。
このコースは、後半の街道歩きが退屈なので、小宮駅から桜見物に徹して、東秋留駅に向かう方がお勧めでしょう。
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当初予定のコース
京王線・京王八王子駅=(バス、約25分)=創価大正門前〜金剛堂〜梅坪橋〜滝山自然公園〜円通寺〜グリーンキャンプ場〜高尾街道〜戸吹ゆったり湯=(バス、約20分)=京王八王子駅
<合計歩行距離 9Km、2時間半>
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★2008年2月28日(木) 「八王子・滝山自然公園」