ホームへ

★2007年12月22日(土) 「箱根・屏風山」

 2年がかりの改装工事中で、すっかり様子が変わった小田急線・箱根湯本駅改札に集合したのは、滝澤・清水・村谷の高野山&嵯峨野3人組。

 天気予報がさえない中でも、続々と観光客が降り立つのはさすが3連休初日の箱根玄関口だと感心する。

 午後から雨か雪が降りそうという予報に対処すべく、甘酒茶屋から歩くという当初の予定を変更し、10時10分発の箱根町行きバスで、一挙に登山口そばの箱根関所跡まで行くことにした。

 各旅館には、箱根駅伝歓迎の幟や垂れ幕が飾られ、正月近しが実感される。バスは意外に空いている曲がりくねった国道一号線を鮮やかなハンドルさばきで進み、11時前に
芦ノ湖畔のバス停に到着。
先ずは、この夏に新装なった
箱根関所跡の看板の前で記念撮影した。
中には入らず、すぐ脇の登山道から登り始めた。

 屏風山(948m)は、湖畔からはのっそりと横たわって見えるが、山際に近づくと、直立しているように切り立った崖に囲まれていて名の由来が分かる。
道はスギやヒノキの落ち葉がたっぷりで歩きやすい。少し歩くと舗装された林道の終点にぶつかったので、水飲み休憩を取り、上着を一枚脱ぐ。
まだ、誰にも会わない。

 ハコネダケの間を進むとカルデラ壁の下に到着したこの先が、本日のコースで唯一&最大の難所の急階段だ。段差が非常に大きいため平均的日本人のわれらには、なかなかの運動だ。
10分強で尾根道に出たが、3人とも大汗を掻いてしまった。

 稜線に出てからはなだらかな上り下りの連続で、鳥が飛び立つ音に耳を傾ける余裕が出てきた。関所から40分で
屏風山山頂に到着した。
昔は北条氏の城跡だったそうだが、展望は全く利かない。
静かな広場があり、12時近いので昼食休憩とした。

 先ずは缶ビールで乾杯し、3週間ぶりの再会を祝した。持ち寄ったつまみと、滝澤持参のやかんで暖めた日本酒を嗜みながら、11月30日の嵯峨野の旅の思い出話で大いに盛り上がった。
締めは3人とも熱々のカップめん、冬場はこれが欠かせない。

 話は尽きないが、本日は先を急ぐので切り上げて出発。大きなブナの木の間の山道をせっせと下る。
ポンと車道に出た。
5分で甘酒茶屋の標識があり、待ち時間があれば、名物の甘酒に力餅でも賞味しようとバス停まで来たところ、丁度運よく1時間に1本のバスが追いつきそのまま乗車した。
高野山にお参りした効用だと、皆で感謝する。
 
 風邪をひき始めと治りたてが各1名ずついるので、定番のかっぱ天国入浴は見送り、そのまま小田急線に乗車、
新松田駅で途中下車した。

駅前の
焼肉屋・大松園に入店、これまた定番の2人前セットを注文し、芋焼酎のお湯割で打ち上げとした。
ふと店内から窓の外を眺めると、雨が降ってきて早めの行動が良かったと確認した次第。(村谷 記)

                  このページのトップへ戻る
 当初予定のコース
  箱根登山鉄道・箱根湯本駅=
(箱根登山バス約30分)={「甘酒茶屋バス停〜(箱根東坂、1時間)〜元箱根〜(30分)〜}関所跡入り口バス停〜(1時間)〜屏風山〜(40分)〜甘酒茶屋バス停=(バス約30分)=箱根湯本駅
    <合計歩行時間 約3時間ちょい>

                  前のページへ  次のページへ


さんぽ