★2007年12月18日(火)「多摩湖自転車道〜小金井公園」
西武新宿線・小平駅南口改札前に集合したのは、滝澤&村谷の二人。
駅前広場に面した西友の2階で、昼食用の飲み物を購入し、多摩湖自転車道(狭山・境緑道)に出た。
快晴・微風の散歩日和とあって、サイクリングや買い物、ウォーキングを楽しむ人たちと次々にすれ違う。
はっきりと歩道が分離されていて安全な上に、土の感触も楽しめるのは真によく整備されている遊歩道だ。
道の両側には、桜並木が続き、その他の木々にも名札が貼られていて、至れり尽くせり。流石に高層マンションは目立つが、それでも農園がところどころに残っていて、取れたての野菜直売所が随所に設けられ、すれ違う主婦たちも手にぶら下げながら歩いていた。先週小川町で買いそびれた村谷が、遅れ馳せながら100円の柚子を購入した。
旭の森公園の前で新小金井街道を跨ぎ越えた。バラに囲まれたガーデニング霊園の工事はほとんど終わっていて、来春にはメモリアルパークとして開園の予定だ。
路傍のファミリーマートで、弁当を購入する。二人とも昼は麺類だと息が合う。小平の歴史を伝える古民家園がある小平ふるさと村は、たまたま休館日だったが、美人の若妻に連れられた人形のような顔立ちの幼児が、手を振ってくれたことに気を良くして先へ進む。
花小金井駅の南口は、すっかりと整備されていて、スーパーや商店街が軒を連ねる北口とは対照的だ。食べ物やが1軒もなかった。
直ぐ前を、リュックを背負ったわれらと同年輩と思しき女性三人組が最近行った山の話をしながら歩いていた。声が大きくなるのも年の功だろうか。
石神井川を越えた少し先で、自転車道と別れて右折し、緑道口から小金井公園に入る。新しい畠にポピーの花が植えられていて、早くも新芽が出ていた。
総面積が77万平方mの広大な敷地の東の端には人工芝のそりゲレンデがあり、父親や母親に連れられた幼児たちが、未来のスキーヤーを目指して訓練中だった。大人用には貸し出しのボードが置かれていたが、子供のは夫々色とりどりのマイボードだ。
広い草むらにシートを広げて昼食とする。暑いほどの日差しの中で冷たい濁り酒が腸に染み込んで行くようだ。ツマミの烏賊の匂いを嗅ぎ付けて、散歩中の犬が何匹も寄ってきた。座敷暮らしでもさすがに鼻は利くようだ。
冷たい麺で仕上げてリフレッシュし、公園の散策に移る。
江戸東京たてもの園(入場料400円。65歳以上は半額)は、戸外に保存された建築物がお薦めだ。
下町中通りには、昔懐かしい店が軒を連ねていて、当時売られていた商品まで揃っている。
大きく壁に冨士山が描かれた子宝湯や、醤油樽の椅子が並んだ居酒屋・鍵屋、囲炉裏の切られた多摩の農家や同心組頭のなど興味深い。
三井八郎右衛門邸の一部を移築された洋館も、時代を超えた豪華さだった。
なお、鍵屋は、現在も鶯谷で営業中とのこと。また、店内には、大勢のボランティアが居て、丁寧に説明してくれる上に、レストランやうどん屋など、昼食にも事欠かない充実振りだ。
桜並木を通り抜けて、小金井街道にでた。武蔵小金井駅まで一歩きし、昼から夜まで通し営業の居酒屋に入り、次回は梅か桜の季節に、訪れようと約束して散会した。(村谷 記)
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コース
西武新宿線・小平駅〜旭の森公園〜小平ふるさと村〜小金井公園緑道口〜江戸東京たてもの園〜行幸の松〜茜屋橋〜東京学芸大〜JR中央線・武蔵小金井駅
<合計歩行距離 10Km,3時間半>
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