ホームへ

★2007年5月22日(火) 「石神井川・下流部(豊島園〜王子)」

 快晴の西武池袋線・豊島園駅改札口に集合したのは、滝澤、田幸、村谷の3名。

 休園日で人出が少ない駅前から、10時30分に出かける。なお、豊島園恒例の
あじさい祭りは、6月1日から一か月間、上乗せ入場料100円で見物可能です。

 われら3名は、年中無休の「
庭の湯」の脇を通って、石神井川の遊歩道を下り始める。
ここから隅田川まで11.5Km
快適な遊歩道が続き、自転車に乗った買い物主婦や健康志向おじさんと引っ切り無しにすれ違う。

 練馬区とあって、畑が目立つ。白や黄色の
ジャガイモの花が満開だったが、実を四つ切りにすればいくらでも育つはずなので、ミツバチに受精してもらう必要は無いはずだがなどと、訳知り顔に言いながら進む。

 右手の公園で、われら同様(?)時間をもてあましている熟年男性群が、懐かしい模型飛行機で遊んでいて、川の中に落とした愛機を釣り竿で掬い上げていた。

 朝6時15分から、ラジオ体操&ウオーキングを勧奨するポスターも貼られていて、様々な健康志向があるものとまたもや感心する。

 川岸には、丁度盛りの
バラの花などがきれいに植えられており、夏近しの感を更に強める。

 
城北中央公園が視野に入ってきたので、川沿いの「ファミリーマート」で、弁当やつまみの補給を行い、昼食タイムとする。
起伏にとんだ広大な敷地は、昭和17年に設置された防空緑地が、戦後、上板橋緑地として解放されたもの。幼稚園生たちも遠足に訪れていた。

 いくつもある古墳跡のそばの芝生にシートを敷き、大休憩。恒例のカニもどきや、生ハム、チキンナゲット、生姜などいつも通りのヘルシーなつまみで、缶ビールを空ける。甘露、甘露。

 公園を借り切って運動している地域の仲間や、二人きりでベンチに座って弁当を食す若者、自転車を止めて短パンで日光浴するおじさん、「
木漏れ日カフェ」で280円のコーヒ―+セットドーナツを子供と分け合う若い母親たちなどの間をすり抜けて、再び歩き出す。

 公園の中間で練馬区から板橋区に変わるが、桜並木が日差しを遮る快適な遊歩道は、まさに
憩いの水辺の名に恥じない。石神井川の水はきれいだが、水量が乏しい川面には、上流部の魚影が嘘のように王子・音無公園まで一匹も魚の姿が無かったのは残念だ。

 やっと、
東武東上線鉄橋そばの分流・氷川つり堀公園で太公望の姿を発見して、思わず足を止めたが、見える魚は釣れないの格言を立証していた。

 
国道17号線を越えると、旧中山道沿いに宿場の名前の由来となった“板橋”がある。日本橋から2里25町33間(10. 642km)しかないとは、と、滝澤は不満だった。

 左手に改築中の
帝京大学医学部付属病院を見ながら進むと、水害の水除け地となっている無くぬぎ緑地だ。
ちなみに、徳川八大将軍吉宗は、故郷和歌山の川の名を取って、石神井川を音無川と称したという。

 
王子神社で本日の無事を感謝し、毛塚で髪の弥栄を祈願し、音無親水公園にゴールイン。

 まだ、3時前だったが、JR王子駅高架下に、早くも営業していた「
串の介」を見つけて飛び込んだ。生ビールで乾杯し、黒ホッピーで美味な焼き鳥などを食す。

 好天に恵まれた良い一日を過ごせたことに感謝した。

 帰途は、
王子駅で滝澤と別れ、田幸&村谷は都電で早稲田へ出て、麻疹で休校中の早稲田大学周辺を散策した。(村谷 記)

                    このページのトップへ戻る
 コース
  西武線・豊島園駅〜練馬総合運動場〜高稲荷橋〜氷川台駅〜城北中央公園〜上の根橋(環七通横断)〜不頭橋(川越街道横断)〜中板橋駅(東武東上線横断)〜氷川つり橋公園〜板橋〜緑橋〜紅葉橋〜音無親水公園〜JR京浜東北線など・王子駅
  〈歩程:約10km

                           前のページへ  次のページへ


さんぽ