★2006年11月7日(火) 「隅田川」
本日も晴天の浅草・雷門に集合したのは、滝澤、百石、村谷の3名。
先ずは、恒例の記念撮影のあと、外国人だらけの仲見世を歩く。
参拝は省略して、公園内の喜劇人の碑などを見学。
続く映画街では、昔の日活や東映映画が3本立て1,000円で上映中だった。
「JRA」は休日、「花やしき」も休園で人では少ない。
ハトバスが2台しか止まっていない北口から観音温泉の前を通り、おのぼりさんとすれ違い通りに出た。
何故か、ラーメン屋ばかりがが軒を連ねるが、今や仕込みの最中のようで、出汁の香りの違いがわかっておもしろい。
川沿いの公園に入ると、先ず最初に3月10日の東京大空襲亡くなった
人の慰霊碑があり、戦争の悲惨さを改めて感じる。
きれいに清掃された歩道を北上すると、滝廉太郎の「花」の歌碑が左手にあった。
自筆の歌詞の文字が見事で、一同感心する。花見時には歩くのもままならない土手は、散歩する人がちらほら。
ホームレスのテントに遠慮して、下のテラスには下りずに堤防沿いを歩くこととしたが、風が強く帽子をしまったままだ。
白髭橋まで到達し、ここから南下する。
右岸からはブラインドになっていたが、こちら側も青いテントが延々と続く。
ペットボトルを重石代わりに利用し、自転車や洗濯ロープも必需品のようだ。
自家発電のモーターまであって驚いたが、さすがにそれは1軒だけだった。
ちょうど出入りする住人を見かけたが、こざっぱりした服装でインテリ風の顔立ちであり、われわれの方が怪しげにみえた。
桜橋からは、明るいテラスが続きほっとしたが、風が相変わらず強い。
それでも、散歩したり体を鍛えたり、釣りをしたりする人が絶えず、東京の奥深さ?を感じる。
いつの間にか昼近くなったので、隅田公園で昼食にする。ベンチで軽食とビールといつものパターン。水戸家の下屋敷あとのようだ。
行いが良いためか風がすっかりおさまったので、帽子をかぶり歩き出す。
言問橋、東武伊勢崎線の鉄橋、吾妻橋と南下するにつれてにぎやかになる。
相変わらず青いテントが目立つが、気のせいかだんだんと建て付けも立派に
なる。
屋根つきのベンチを占領している人や、夫婦連れまでいて、さまざまな事情があるようだ。
橋の形もさまざまで、ヨーロッパ式まであり、下から見上げる風景もなかなか良いものだ。
佃大橋の手前、佃島には、昔ながらの建物のままの佃煮屋が3軒ほどあり、夫々いまだに営業している。
ケースを除きこんだが、10数種類もあり、値段も100gあたり500〜700円と結構なものだった。
勝鬨橋手前のテラスでは、映画かグラビアの撮影中で、サンタクロースの服装をした若い男性と背の高い女性タレントが2人に、15人ほどのスタッフがいたが、名前はわからなかった。
2時半過ぎに無事に勝鬨橋に到着。築地市場の脇を通り、有楽町のガード下の居酒屋で打ち上げとした。
古い映画のポスターが店の内外に貼られており、映画街を思い出しながら一日を振り返った。(村谷 記)
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コース
浅草寺・雷門〜浅草寺(参拝)〜隅田公園(上流に遡る)〜水神大橋〜白ひげ橋〜向島百花園〜言問橋〜吾妻橋〜駒形橋〜厨橋〜蔵前橋〜両国橋〜浜町公園〜新大橋〜芭蕉記念館〜万年橋〜清洲橋〜隅田川大橋〜永代橋〜中央大橋〜聖路加ガーデン〜佃大橋〜勝鬨橋〜JR山手線・有楽町駅
<合計歩行距離は約10Km。休憩を含めて3時間程度>
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